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PRIDE or BRIDE  作者: 下野枯葉
英断編
59/121

四十四話 金髪幼女は『孤独』

十二月十七日


 リリィは花渕家の相伴に預かり、帰宅した。

 夕食の準備もない帰宅は久方振りで戸惑いを感じていた。

 いつ帰るかわからない翔太の為に風呂と寝床の準備を済ませ、炬燵で一休み。

 テレビをつけるとクリスマス特集や年末特番のお知らせが流れていた。

 来週の食事会の服装や翌日はふたりでパーティーをしようかと考え、時間を数える。

 ゆっくりと流れる時間の中で独りだと実感する。

 ほんの一時の孤独。

 翔太が帰れば終わる孤独。

 瞳を閉じて音だけを感じ取る。

 …………………………。

 ガチャッ……とドアのカギを開ける音が聞こえ、反射的に立ち上がった。

 急ぎ足で玄関に迎えに行く。

 心地の良い独りが終わり、至高のふたりが始まる。

「おかえりなさい。今日はすみませんでした」

「あ、ただいま……。ううん、久し振りの外食も悪くなかったよ」

 突然夕食を作れなくなったことを謝罪し、顔を伺う。

 翔太は浮かない表情で頬を掻く。

「そうでしたか。どちらに行かれたのですか?」

 詮索するつもりはないが、何かが引っかかり口から出た声。

「えっと――」

 翔太の視点が大きく左右に揺れる。

「――新しくできたラーメン屋に。うん、美味しかったよ」

 心地の良くない静寂が三秒。

「とりあえずお風呂に入っちゃうよ」

「わかりました」

 逃げるように脱衣所に向かう翔太の背中に手を伸ばしたが、恐怖に似た感覚が腕を引き戻した。


 この孤独はとても居心地が悪かった。

 記憶の奥に刻まれた孤独によく似ていたから。


 風呂から上がった翔太はより疲れが増したような顔をしていた。

「翔太さん、如何なさいまし――」

 それを心配し、リリィは声をかけた。

 しかし翔太にはまるで聞こえず寝室に足を向け、直ぐに床に就いた。

「どこか調子が悪いのですか?」

「いや……疲れてるだけだよ」

 生気の消えた声。

 普段の心が見当たらず、リリィは不安に包まれる。

 込み上げる感情を隠し言葉を続ける。

「何かあったら仰ってください」

 モゾモゾと動いたのを返事と捉え、リリィは襖を閉める。


 唇を噛み締め嗚咽を堪えるリリィの頬には涙が流れ続けていた。


こんにちは、

下野枯葉です。


気温がグンと下がり、布団がより恋しくなったこの頃。

仕事に行くのが億劫になりますね。

でも冬は大好きなので嬉しい限りです。


さて、リリィ視点が始まりました。

まぁ簡単に前々回の結末に繋げるもの……と説明します。

周知でしょうけど。


共感覚について書き始めて、自分の中で色々と変わりました。

久し振りに人に会うのが辛くなってきました。

意識するとスゲー疲れるんですよね。

その結果、出不精に。

まぁ、こんな時勢ですし……。

でも悪いことばかりではなく、良いこともありました。

これに関して知識を深めて、境遇の似た人を知り、考えが大きく変わりました。

そして、凄く興奮しました。

俗な表現ですが正しいです。

すっごく……凄いんですよぉ……。


まぁ、このまま続きを書いてきます。


では、今回はこの辺で。





最後に、

金髪幼女は最強です。

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