二十三話 ロリコンは極月への夜を貪る
はーい、どーも。
翔太のお母さんですよ。
あっ、もう一回やり直します。
ママですよ? (髪を耳に掛けながら覗き込むように)
よし! オッケイィ!
さて、ちょっとした話をしましょうか。
翔太とリリィちゃんについてお話しておきましょう。
端的に言えば犯罪なんですよ。
親としては止めるべきです。子供が罪を犯したのなら止めるのが常識です。
でも、それはしません。
とっくに常識と乖離していて、ふたりの決意は固いから。
……本当にバカな息子ですよ。
あぁ、順調に進めばいいな。
翔太は優しくて、鈍感で……惹き付けるから。
リリィちゃんの敵は多くなっちゃうよね? 翔太、守ってやんなさいよ?
ありゃ、話過ぎましたね。
さて、隙を作った私です。
チャンスよ? ね? 翔太。
頑張りなさい。
二十三話、楽しんでください。
十一月三十日。
夜の帳が下り、俺は自室の灯りを消した。
ゆっくりとベッドに横になる。
慣れた部屋なのにドキドキする。
明日から始まるアパートでの生活に期待が膨らむ。
でも、このドキドキは違う。
「翔太さん、はみ出していますよ?」
「ん? あぁ、そうだね」
同衾なう。
◇
食事会の後、アリサさんは帰宅し静寂が訪れた。
リリィと二人で食器を洗っていた。
因みに母さんは既に床に就いた。
お酒……強くないのに飲むから……。
「翔太さん」
最後の皿を洗い終えたリリィは小さく呼びながら身体を俺に預けた。
「うん」
皿を受け取り、水気を拭き取ってから短く返す。
「ありがとうございます」
リリィの言葉が食器洗いに対するものではないとすぐに理解できた。
「恥ずかしいな」
食事会で自分が言った台詞を思い出す。
『――リリィを何が何でも守りたいんです――』
飾ることなく、嘘を言ったわけでもない。
正直な気持ちを語ったのだ。
誤魔化すように『恥』という言葉を選んだ。
「いいえ、恥じることではないですよ。……私は、凄く嬉しかったです」
肩を震わせ、涙を隠そうとする。
「そっか」
俯いたリリィを優しく引き寄せた。
リリィは僅かに……本当に小さく怯えるように身構えた。
それを無視し抱き締める。
「もう、貴方がいない世界は想像できません」
その言葉と同時にリリィは俺の背中に手を回した。
「俺もだ」
互いに抱き締め、縛る。
「……責任、取ってくださいね」
物憂げな表情が目の前にある。
責任。
責任。
悩みなど既に無い。
「当然だ」
リリィを抱え、部屋へ向かった。
その間、潤んだ青い瞳が俺を惹き寄せ続けた。
◇
話は冒頭に戻る。
目の前ではリリィがこちらを見つめている。
金色の髪は布団に広がり、目が合い、逸らす……これを何度も繰り返す。
窓から差し込む月明りが、金色の髪と青い瞳で乱反射してリリィの美しさをより一層際立てる。
「綺麗だ」
右手でリリィの頬に触れ、一言だけ呟いた。
「……」
静かに頷き、頬を右手に擦り付ける。
その行為に愉悦を感じ、感涙を溢す。
「明日からまたふたりだ。もう、俺の気持ちは一つに纏まった。いいね?」
頬にあった右手を項に回し、ゆっくりと引き寄せる。
互いのおでこを触れ合わせた。
リリィの呼吸と心拍が速くなるのがわかる。
瞼が閉じられる。
唇が震えている。
「……はい。私の体、私の心……私の全てを貴方へ」
「…………引き受けた」
その日の夜、それ以上の言葉は交わされなかった。
代わりに熱く濃密なキスが交わされるだけだ。
布の擦れる音。唇の触れ合う音に、上がった息と漏れる声。
一定の間を置き、見つめ合う。
そしてキスをする。
ただ本能の赴くままに互いを求め合う。
長く深い夜は、甘美だった。
これ以上は語ることはない。
そう、この先はふたりだけの世界だから。
こんにちは、
下野枯葉です。
あぁ、カワイイが欲しい。
えっとね、萌えが足りないんですよ。
その結果……んー、違うな。
元々、今回のお話は欲望全開、萌えMAX、幼女最高! で行こうと思ってたんです。
それで、萌えが足りなくなった俺がいたんです。
つまり、限界突破させることになってしまったんです。
楽しかったぁ。
リアルに描いてる途中で涎垂らしそうでした。一回だけね?
これで基盤完成です。
次から新しい書き方を試して行こうと思います。
上手く行けばいいんだけどなぁ。
ちょっとずつ勉強してるんで、結果が出ると嬉しいと思っています。
まあ、今回はこの辺で。
最後に、
金髪幼女は最強です。




