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PRIDE or BRIDE  作者: 下野枯葉
決別編
34/121

二十二話 ロリコン認定会議録

 こんにちは。

 はい、こんにちは。

 リリィ・ロペスです。

 こんにちは。

 ごめんなさい、あまり機嫌が良くありません。

 ……。

 …………。

 だって、だって!

 花音ちゃんに告白されてて。

 あれ? 花音ちゃんと知り合いでしたっけ?

 おかしくないですか? もう! 翔太さんは私の旦那さ……。

 ――っ!

 旦那さんなんですっ!

 ハッ――。

 浮気?

 ……翔太さん、ロリコンだから。

 正直に聞いてみましょう!


 はい!

 二十二話、始まります!





 十九時。

 杠葉家。

 俺は台所で静かに食材を皿に盛り付けていた。

「……翔太さん?」

 いつもの優しい声とは正反対の刺さるような咎める声。

 それは隣で汁物を作るリリィの声。

「はい」

 学校の先生に名前を呼ばれたときと同じ、事務的な返事。

「実は花音ちゃんと浮気してるんですか?」

「してません!」

 即答。

 浮気なんてするわけないでしょ? リリィがいるんだ! 他の子は眼中にない!

 というか、小学生と浮気とかするワケないじゃん、犯罪だよ?

 あっっっっっれぇぇぇえええーーー?

 俺、小学生と婚約してるじゃん! ガチ☆犯☆罪☆者!

 っておい! おいおいおいっ!

 そうじゃなくてだな! 

 花音ちゃんとは初対面だよって話をね。

「翔太さんを疑うのは嫌ですけど……あんなことがあった後です。本当ですか?」

 悲しい瞳が俺を見た。

「うん、本当だよ」

 偽りなく答えた。

 絶対の信頼を誓った相手。

 ならば最大の誠意で応えよう。

「浮気はしないよ」

「なら、良いのですが……」

 と同時にチャイムの音が鳴った。

「来た」

 瞬時に気が引き締まる。

「はーい」

 母さんが玄関へ向かう。

 いつもの来客と変わらない対応。

 相手は貴族と言っても過言ではないぞ?

「どーぞどーぞ」

 母さんはアリサさんを居間に招き入れた。

 いつもの食事会と同じ格好で現れたアリサさんは手土産を母さんに渡した。

 調味料キット。

 瓶の中に食材が入っており、醤油や酢、ポン酢などを入れて味を付けるという物。

 時間経過や入れる調味料によって味が大きく変わるらしい。

「あらー、なんだか申し訳ないですね」

「いえ、本日はお招き頂きありがとうございます」

「いつもウチのバカ息子がお世話になってるお礼ですよ」

 あ、この人嘘をついてないな?

「母さん。お礼と言いつつ今日の晩御飯はリリィが作ってるんだけど」

 皮肉を一つ。

「細かい男は嫌われるよ」

 鋭い返し。

 笑みと悦を孕んだ表情。

「辛辣すぎる」

 心が痛ぇよ。

 まだ母さんには勝てないな。

「さあさあ、ロペスさんどうぞ」

「ありがとうございます」

 アリサさんは母さんに誘導され、上座に座った。

 ガスコンロをセットし、リリィはすき焼きを作り始め、食事会は始まった。

 因みに姉さんは気を遣ったのか、友人と外食に出かけた。

 つまり四人での食事。

「ロペスさんは飲みます? ビールと日本酒とウィスキーがありますけど」

「ではビールを」

 アリサさんは一度遠慮をするような素振りを見せたが、場の状況を判断し、誘いを受けた。

「俺が持ってくるよ」

 瓶ビールを取り出し、グラスを二つに栓抜きを一つ。

 いい匂いが漂ってきた。

 すき焼きだぁ……。


 夕食は始まり、関東風のすき焼きが堂々の存在感を放っていた。

 スーパーで買った、ちょっとだけ高いお肉。最高の調理。堪らん……。

 会話は極めて少ない食事会であった。

 それはすき焼きの虜になった為か、距離感を探る為か……。

 シメのうどんを食べ終え、お茶を飲む。


 一息ついて、アリサさんが一言。

「よろしくお願いします」

 それを聞き、母さんが一言。

「こちらこそ」


 俺とリリィは短い会話を聞いて背筋を伸ばした。

 ふたりの言葉の意味を全て理解することはできなかった。

 だけど、想いだけは理解できた。

 それはリリィも同じで、涙を浮かべていた。

 ならば俺も言葉を紡ごう。

 正座を直し、大きく深呼吸。


「俺は半人前です。俺が全てどうにかする、と息巻くのは簡単です。でも現実は厳しくて、何もできないです。だから頼らせてください、導いてください……リリィを何が何でも守りたいんです。……お願いします」

 真実を告げて頭を下げた。

「過ちを咎めるのも、背中を押すのも親の役目だよ。安心しなさい」

「……ありがっ、とうございま…………すっ」

 嗚咽混じりに感謝を返す。

 そうだ。頼っていいんだ。

 俺一人ではどうにもできない。


 でも、いつか……いつかは!。


こんにちは、

下野枯葉です。


五月とは思えない暑さの中、PCが悲鳴を上げ始めました。

そして例外なく、私も悲鳴を上げています。

暑い……これは辛い。

エアコンの点検もしないといけないし……面倒だなぁ。


さて、ロリコン認定会議録。

下地はあと一話で出来上がります。

ロリへの愛は止まりません。

止めません。

さぁ! 崇拝の時です。


よっしゃ、書きますか。

まだまだ続く幾重のエンディングを紡ぎに。


さて、今回はこの辺で。





最後に、

金髪幼女は最強です。

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