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PRIDE or BRIDE  作者: 下野枯葉
選択編
3/121

二話 ロリコンの新生活

 あっ、どうもー。

 杠葉翔太の姉、杠葉優奈でーす。

 先日、弟が九歳の女の子と婚約しました。

 えぇ、私は翔太を家族と思ってよいのか悩んでいます。

 てか、思いたくないんだけど……。

 それと母にこの事件を伝えたら、『えっ? ロペスって……あのロペス? 翔太は逆玉に成功したのか!』と感心していました。

 逆玉って、そんな呑気な事言ってる場合か?

 それに加え『私、働かなくていいよね?』と言い始めました。

 んなわけねぇだろ、私の大学の学費も弟夫婦に払わせるのかよ。

 この事件のおかげで一家全員の頭がおかしくなりました。

 一番おかしいのは翔太だけど……。

 まぁ、そんな感じで二話始まりまーす。



「おぉ……まじかぁ」 

 溜め息交じりにそんな声が漏れたのは、アムール宝狼というアパートの二〇三号室の玄関。

 話は早いもので、婚約を受け入れた翌日にはアパートが用意されていた。

 場所は西宮高校と、リリィの通う山城小学校へ徒歩で通える圏内の場所だ。

 玄関を抜けると左手にキッチンがあり、すぐにリビングがある。玄関から真っ直ぐ進み奥には洋室が一つ。その隣に和室が一つのアパートだった。

 基本的な家具はすでに置いてあり、俺が家から持ってきた物と言えば、服や学校で使う物、そして枕くらいだ。ちなみに俺は枕が変わると寝られないタイプだ。

 修学旅行とか不眠生活が始まる過酷なイベントでしかない。

「さてと、リリィさん」

 気持ちを切り替え腰に手を当てて気合を入れた俺は、隣で呆然と部屋を眺めるリリィに声をかける。

「はっ、はいっ!」

「少し話しませんか?」

 リリィは頷き洋室のローテーブルに向かった。

 まずはこの状況をどうにかしないとな。

 そう思いながら俺も洋室へ向かう。

「色々とあったワケで……とりあえず最初に確認したいんですけど。俺と婚約ってさ、正直どう思うのかな?」

 リリィに倣いローテーブルを挟んだ俺は、一呼吸置いてからそう問いかけた。

「私は一族の伝統を守りたいです。翔太さんが嫌でなければ私は……」

「そっか……わかりました。じゃあこれからよろしくお願いします」

 勿論、嫌なわけはない。断る理由は世間にロリコン認定されることを避ける為、それだけ。

「あのっ、一つ提案なんですが」

 申し訳なさそうに右手を挙げたリリィは唇を引き結んだ。

「ん?」

「翔太さんは年上です。それにこれから一緒に生活をしていくので敬語や敬称は無しにしてもらいたいです。……ごめんなさいワガママでしたか?」

 すごく不安そうな顔で見つめてくる。かわわ。

「おう、わかった。……えっと、リリィ」

「ひゃい!」

 ビクッと体を跳ねさせたリリィは耳まで赤くなっていた。

「ど、どうしたの?」

「なんでも……ありません……そのっ、名前呼ばれるのが慣れてなくて」

 あー、そうか。いつもお嬢様って呼ばれてるからかな?

「男性から敬称を付けない呼び方をされると……心臓がキュッとします」

 あー、そうか。俺も心臓キュッとしました。

 高鳴る鼓動を深呼吸で鎮めながらもう一度部屋を見渡す。

「そうそう、これから一緒に生活をしていくうえでルールーを決めないか?」

「ルール……ですか?」

「まぁルールと言っても、ちょっとした決まりというか……そういうのを決めた方がいいかなと」

「なるほど」

 説明下手な俺の台詞を理解し、真剣に聞く。

「料理とか、洗濯とかさ」

「あ、翔太さん、ご心配なさらないでください。炊事洗濯掃除は一応できます。いわゆる花嫁修業は済ませていますから」

 満面の笑みでそう言ったリリィ。

「お、おぉぉぉ、なるほどぉぉぉ」

 漏れる感嘆の声。

 さすがロペス家令嬢。隙がない。

「家事はお任せください。……旦那さんの為に頑張るのは妻として当然ですから」

 その言葉と共にリリィの笑顔が弾けた。

 『旦那さん』『妻』。

 その言葉が俺の脳で処理された瞬間に何かが弾けた。

「んー……」

 頭を抱え悶絶。

「あのー……翔太さん? どうかしましたか?」

 覗き込み心配するリリィ。

どうかしてしまいそう。

「リリィ……結婚しよう」

 全身を震わせながら、そう声を漏らす。

「翔太さんったら……結婚するんですよ」

 んんんんんはぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!

 リリィの小さな体から放たれる大きな母性。

「り……りりぃ……」

 乱れる呼吸で、狂わせた張本人に手を伸ばす。

「翔太さん?」

伸ばされた手は優しく包まれた。

「おぉぉぉ……りりぃ」

「はい。私はここにいますよ」

 リリィは隣に座り、そっと肩に手を置いた。

 理性が崩壊し、




 そうになった。

 何とか踏み止まり、世間にロリコン認定されるのを回避した俺は、一気に立ち上がった。

「よーしリリィ! 晩御飯の食材買ってくるね!」

 ロペス家から預かった生活費を持ち、俺は近所のスーパー目指して走り始めた。

 俺は……。

「絶対にロリコンだなんて言わねぇぞぉ!」

 そう叫んだ俺は、何を買えばよいのかわからず、野菜コーナーで呆然とした。

 そして、後からメモを持って来たリリィと一緒に買い物をしたのであった。


こんにちは、

下野枯葉です。


後書きなので、本文に触れながらお話でもしていきましょう。


今回は翔太とリリィの新生活の始まりについて書いています。

そこで大変だったのが、アパートです。

えぇ。

なにあれ、書けねえ。

ちゃんと書けてるかもわからないぃ。

それと、二話まで書いて気付いたのは

翔太視点で物語を書くのが難しいなぁって。


まぁ、頑張って書いていきましょう。


では、今回はこの辺で、




最後に、

金髪幼女は最強です。

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