零話 ロリコンのもとに現れた金髪幼女
男ってのはなぁ、産まれた時から『ロリコン』なんだぜ。(偏見)
この言葉、その通りだなって思う。でも、「俺ロリコンなんだ!」とか言えないよね?
言ったら社会的に死ぬしさ。
だけど心の中なら言えるよ。
俺はロリコンだぁ!
きっとみんなも思ってる。ロリっ子が一番可愛いって。
――でも、こうなるなんて思わないよ。
真夏の夕暮れ時、蜩がその声を響かせる。
「今日から宜しくお願い致します」
俺の目の前で正座をしながら、金髪幼女が頭を下げていた。
ふわりと揺れる金色の髪。ハーフアップで纏められ、その一本一本が眩しい。
透き通った青い瞳。人形のように整った顔立ち。真っ白なワンピースの袖からスッと生える細い腕。
肌も白く、輝いて見える。美しい。ただただ美しい。その言葉が最適であろう。
「不束者ですが、妻として頑張っていきたいと思います」
俺んちの茶の間で金髪幼女は高らかに宣言する。
「は……はい?」
固まる俺。
隣で『コイツ……ついにやったか』という目で俺を見る姉。
「え……えーっと」
変な汗が絶え間なく流れる中で、金髪幼女の後ろにいたタキシード姿のダンディなおじさんが何かを机に置いた。
「早速ですが、婚姻届を……」
☆婚☆姻☆届☆
フォーウ! おれっち、十六歳にして婚姻届を見るとは思わなかったぞぉ!
「こっ……婚姻届?」
さっきから全身の震えが止まらない。風邪でもひいたか? 夏風邪だね!
「はい。貴方様にはお嬢様と婚姻を結び、お嬢様を守っていただかなければなりません」
このジジィ、今すっげー爆弾発言した気がする。
「お……おうふ」
金髪幼女は真っ直ぐに俺を見ていた。
この瞳に見覚えはあるし、思い当たる節はあるよ。
でもさぁ……あれぇ? どこでこのフラグ拾ったっけなぁ?
結婚のフラグは無かった気がするんだよなぁ……。
こんにちは
下野枯葉です。
世間は十連休の中、下野は沢山働いています。
車を走らせていたら隣の車の中で家族が楽し気にしていました。
自然に涙が出た私は社畜です。
さて、そんなリアルの事情は忘れて……。
今回のお話は金髪幼女との結婚を絡めたお話です。
脳内構想では最高に楽しくなっていて続きを書こうと思っています。
ですが、文章にしてみると中々うまくいかないです。
しかしこれからも書いていこうと思います。
今回はこの辺で、
最後に、
金髪幼女は最強です。