第3話
翌朝、午前、8時30分頃。
夏元静木は、少し早めに
アビリティー・マシーンに、切符を挿入し
デカ森広場に、ワープする。
デカ森広場には、すでに、何十人もの人々が、集まっていた。
現在、時刻は、午前、9時頃。
チリリリリーンと、鐘のような音が、デカ森広場に、鳴り響く。
みなさま、本日は、お集まりいただきまして
誠に、ありがとうございます!
この度、ゲームの進行を、勤めさせていただきます
「ゲム・ゲムコ」(女)と申します。
皆様どうぞ、宜しくお願い致します!
では、さっそく、ゲームのルールを、説明致します。
ABILITY GAMEは、その名のとおり、自分たちの、能力を使って、ゲームを行います。
第1回戦では、こちらの、「アビリティー・ネックレス」を使って
ゲームを行います。
こちらの、「アビリティー・ネックレス」を
皆様に、ひとり、一個ずつ、配るので
自分の、首元に、「アビリティー・ネックレス」を、着けてください。
この、ネックレスは、一度、着けると、ゲームが、終わるまでは
自分で、外すことは、できません。
ですが、自分以外の、誰かなら、「アビリティー・ネックレス」を、外すことは、可能となっております。
この、「アビリティー・ネックレス」を、着けた瞬間、自分の能力が、「アビリティー・ネックレス」に、吸収されます。
相手の「アビリティー・ネックレス」を、剥奪し、剥奪者が、「アビリティー・ネックレス」を、首に着けると、相手の、吸収されていた、能力が、使えるようになり、剥奪された側は、剥奪された時点で、吸収されていた、能力が、使えなくなり、所持していた能力は、消えてしまいます。
「アビリティー・ネックレス」は、何個、首に着けても、ごちゃごちゃしないように、作られているため、一つ以上、首に着けると、最初に、首に着けた、「アビリティー・ネックレス」は、消えてしまいますが、能力は、書き消し去れたりはぜず、能力はそのまま、使えるので、ご安心くださいませ。
(「アビリティー・ネックレス」は、一つ以上、首に着けると、最後に着けた、一つ以外は、透明になって、消える仕組みになっているが、消えた、「アビリティー・ネックレス」の、能力が、使えなくなるなどの影響はなく、一つ以上、「アビリティー・ネックレス」を着けてる場合は、「アビリティー・ネックレス」を、剥奪されると、消えていた、アビリティー・ネックレスが、現れる、仕組みになっている。)
第1回戦では、この「アビリティー・ネックレス」を奪い合い、より多く、「アビリティー・ネックレス」を、所有している者たちが、第2回戦へ、参加可能となります。
このゲームは、殺すのも、殺されるのも、自由!
ゲームをリタイアするのなら、今のうちに、リタイアしてくださいね!
ゲームが、始まってからは、リタイアすることは、できませんので。
なにか、質問は、ございますでしょうか。
・・・・・・。
特に、質問は、ないようですね・・・。
では、皆様に、30分、時間を与えますので
この、デカ森広場内なら、どこへでも、逃げるのもよし、隠れるのもよし
30分後の、午前、10時頃に、ゲーム開始の、アナウンスを、お知らせ致します!