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アンドロイドは魔法少女の夢を見るか?③  作者: 和泉 十三
第一章 クライマックスはふりだし
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その1

「どうした、気落ちしてるようだが、Mr.山城」

「その呼び方やめてくれ生徒会長」

 彼女は、山城が中学3年の頃に生徒会長をしていた 因幡(いなば) 白兎(はくと)

 ちょうど彼女が生徒会長をしていた頃、よく一緒に歩いているところを目撃され、「付き合ってるのか」と一日中質問されたこともあった。

 今ではそんなこと、みんな忘れているが。

「『瑞穂』とかいうComloidはどこへ」

「知ってたのか」

「Ms.天神川に教えてもらった」

「……あまり口外されたくなかったんだがな」

 そう山城と呟くと、近くの自販機から変わったジュースを買い、一口含んだ。

「お前ほんとそれ好きだな。なんだったか」

「何でもいいだろ」

「端的に言えば何のジュースだ」

 そう因幡が訊くと、山城はボソッと答えた。

「スパークリング・レモンティー」

「ふざけてやがる……」

 すると草むらから男が。

「また別の女と逢瀬を……お前、そんな奴だったのか」

「いい加減にしてくれよ有栖川、彼女いない歴=年齢なのは変化なしだから……」

 そう山城が返した瞬間、有栖川は真顔になり言った。

「真面目な話をするからこっち来てくれ」

「……は?」

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