一人が抱える重さ、ほんの一部
なんで生きてんの
どうして存在しているの
無意味な問いは、これでもかというほどに陰湿ないじめにも似たものがある
苦しくって、かなしくって、逃げ出したい
けれど髪をかきむしって、肌に爪を立て、痛みに少しずつ精神を落ち着かせれば
もう多少のことならなんとかなってしまう
くるしい……
かすかな吐息に乗せられた痛いほどの思いは、誰の元にも届かず
ただ自分の胸に返ってきた
涙さえ……この両の眼から、流れ出てくれれば
ほんの少しか報われようものを
何がために抱えねばならぬのか
いかに対処できようか
不安におぼれ、恐怖に打ち勝ち、
やがて手に入るものは、刹那の休止
すぐに、繰り返す
痛みに頼って平静を保とうとするも
口をついで出る、言葉にならぬ情の塊
唸り、叫ぶ。咽ぶように。
何者にも届かぬ、心の叫び声
孤独の部屋にこだまする
意識の外、この心も揺り動かされ
さらに内容は無茶苦茶となる
壊れる
壊れてしまえ
叶うならばこの輪廻を断ち切って
壊してくれ
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