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小説家になろうの戦場で、弾尽きて瀕死。  作者: ポイント教信者。
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評価ポイント教に入信した。

お見苦しい点がございましたら、ご容赦ください。

 ひょんな事から小説を書くことが私の趣味となって半年弱。「小説家になろう」に初投稿して二ヶ月になる。

 最初からこのサイトに連載する目的で書いていたわけでもなく、時間が出来ると少しづつ書き、推敲し、また書く。それだけだった。

 だがしかし、誰かに読んでもらい、感想を聞きたいと思うようになるのは自然の流れ。知人の勧めでここに投稿するに至った。

 

 結論から言うと私はいわゆる底辺作家だ。

 ピラミッドの頂点を羨ましく見上げる大勢の中の一人。

 普通、ピラミッドは基礎がなければ崩れてしまうが、このピラミッドに関してはそういうこともない。頂点にとっては特にいてもいなくても取り立てて問題はない。まぁ、これだけたくさんの作品の中での頂点だ、という優越感を感じるなら底辺の存在も大事なものかも知れないが……たいした相手にはならないだろう。


 誰かの感想が聞きたい。

 あまり辛口なコメントに耐えられる自信もないが、このまま書き続けていいのか判らない。

 始めはそんな気持ちの投稿だったのだが、感想などそうそうもらえる筈もなく、日々待ち続けてサイトを覗き続けるうち、いつしか私の心は〝赤い数字〟に向くようになっていた。


 投稿初日にたった一人ブックマークをつけてくれた人がいたのだ。この2ポイントの嬉しかったこと! 


 どうやら私はポイント教の熱狂的な信者になってしまったらしい。

「小説らしい小説を読んだ事のない素人の判断なんて気にする必要はない」と言う人もいるが、読み手のプロなんてそうはいない。

 読み手は皆、私を含めて素人。評価がないのはつまらないから。少なくとも面白くないのだろう。


 ここに投稿する作者でポイントを気にしないのは、悟りを開いた高僧かゆるぎない愛情を作品に注げる孤高の人だけであろう。

 悲しいかな、私はそのどちらでもない。気にしないほうが無理だ。

 かくして、ポイント教の信者は頂点をのぞきに出かけた。


 

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