絲
自分がしたことはすべて
いつか自分に返ってくる
人を悲しませたら、
辛い思いをさせたり傷つけたら、
すべてそれははね返ってくる
人に与えた痛みが、いつか自分の痛みになる
人生の選択肢には限りがある
罪には罰が与えられる
誰も彼も空から吊るされている
運命の操り糸で操られているだけなのだ
感情はそれに合わせてしまわなくてはいけない
狂ってしまうから
涙も笑顔も失って
痛みさえも分からなくなってしまって
糸が誰かのと深く絡まってしまう
自分の意思が分からなくなる
狂った生贄のお祭りなんてつまんない
求めて得られない幻に見る生贄の祭りなんて
私にはとどまるに、耐えられない
私は狂っていないから自分と同じ人を探す
運命の糸に従って
私が捜す人の姿は、幻ではない
幻である必要があるなどと
定められていないから