表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

エッセイ3

そこに家族があったから

作者: 七宝

 私はエリンギを買う時、いつも迷う。


「これがいいかな、3個入ってるし」

「いや、こっちのほうがいいかな」

「あ、こっちのデカいの2個のやつもいいな」

「いっそのことこのクソデカ1個のにしちゃうか」

「やっぱ3個入ってるやつかな⋯⋯」


 いろいろ迷った結果、だいたい最初の方に見てたやつを買う。


 でも今日は違った。


 そこに家族があったから。


  挿絵(By みてみん)


 これは紛れもない「家族写真」。

 3人にとっての記念日なのだろう。


 ビシッと決めたスーツ姿の両親の間に立つ、中学〜高校生くらいの少年。写真屋への気恥ずかしさからか完全に真っ直ぐには立たず、ちょっとだけ、ほんの少しだけ気づかれないぐらいの抵抗を見せてはいるけれど、根は良い子。


 そういう年頃ってあるよね。

 10年後に、20年後に、この写真は君の宝物になるよ。しっかり取っておこうね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
これだけキリッとしたのも珍しいですね,ファミリー いつもきょうだいくらいに揃ってるのを探してしまうわたしです
エリンギファミリー、凛としたお顔付きですね。 (ボヤけて見えませんけどね)
ちょっと、 いやかなり共感しました 右側あたりに「入学式」って置いてほしいですw
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ