第 21話 グランツフェルト辺境伯令嬢エルネスティーネと皇帝の庭《カイザーガルテン》
えーっと、例によって……文章が途切れているところと気になるところが有りました。
本文に追加修正を行い、前後の文章を見直しました。
この改稿による大きな変更はありません。
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第20話の後書きで予告の第21話『グランツフェルト辺境伯令嬢エルネスティーネと皇帝の庭園』ができましたので新規で割り込み投稿します。
今回も相変わらず、ヒルデブラントとギーゼルベルト、ヴェルナーの三人が…………。
執務室を出たヒルデブラントはグランツフェルト辺境伯家のギーゼルベルトとエルネスティーネの二人を連れたまま、騎士団長の部屋を訪ねて書類を届ける。持っていたいくつかの書類を次の者へと回した。
その足で応接の間に戻り、扉を開けた。
応接の間にはホーエンブルク伯爵夫人とホーエンブルク伯爵夫人付き侍女にグランツフェルト辺境伯令嬢付き侍女、ホーエンブルク伯爵とヴェルナーの五人がいた。
ヴェルナーは手持ち無沙汰というばかりに女性陣から離れ、ホーエンブルク伯爵のそばに立っていた。
ヒルデブラントはホーエンブルク伯爵に声をかけた。
「伯爵閣下。こちらの用件が手間取ってしまい、お待たせいたしました」
ヒルデブラントはグランツフェルト辺境伯令嬢をホーエンブルク伯爵夫人のそばに行くよう促した。
「先ほど頼まれていた件は終わりましたか?」
「えぇ、急ぎのものは終わりました。残っているものは後で対応します」
ホーエンブルク伯爵夫人はそばに来たグランツフェルト辺境伯令嬢エルネスティーネに目を向ける。
「辺境伯令嬢。戻ってこないから心配しましたよ」
「申し訳ありません。伯爵夫人」
ヒルデブラントが補足する。
「申し訳ない。こちらでも私が呼ばれた情報が錯綜していた結果、辺境伯令嬢が声をかけた騎士が私の執務室に案内したようです。すぐにこちらに案内することができれば良かったのですが、私が辺境伯令嬢を連れて歩くと私の婚約者であると云う情報を肯定してしまうことになるかもしれず……。グランツフェルト卿が来るまでは扉を開けておりました」
ホーエンブルク伯爵夫妻は事情を察したらしい。
「分かりました。ブラウフェルト辺境伯が持つ騎士の異名ですね」
「えぇ。名を馳せる異名ほど、こういったすれ違いを起こしやすいのです」
エルネスティーネはヒルデブラントを目を向ける。
「その名を欲する騎士から持ち込まれる面倒ごとにも巻き込まれます」
「今でも機会を伺っている者もいると言うことですか?」
「えぇ、金鷲に来てからはだいぶ少なくなりましたがね」
ヒルデブラントは沈黙が続き、話題を変える。
「ヴェルナー。銀鷲騎士団を案内してもらう予定でついてきて貰ったが、卿は戻るか?」
ヴェルナーは考え込む。
「銀鷲の問題が解決しているか分からないのでこのままこちらについて行っても構いませんか」
「分かった。その件については金鷲騎士団の団長から銀鷲騎士団の団長に言付けを頼んでおいた。今日はグランツフェルト卿と同様、騎士団の案内業務ということになっているからそのつもりで頼む」
「はい」
ヴェルナーは一礼する。
ヒルデブラントは若い騎士に応接の間の片付けを頼む。
ホーエンブルク伯爵夫妻とグランツフェルトの兄妹、ラーフェンスフェルト卿を連れ、応接の間を出る。二階の廊下を歩いていた。
ヒルデブラントは案内を予定していた金鷲騎士団を一通り回って行く。
ホーエンブルク伯爵夫妻はヒルデブラントを遠巻きに見ている若い騎士に気づいた。
ヒルデブラントが連れていたことで一行は注目を浴びている。彼らが送る視線の先にいたのはグランツフェルト辺境伯令嬢だった。
ヒルデブラントは声をかけられるたびに辺境伯令嬢が婚約者ではないことを否定して行くことになった。
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ヴェルナーはギーゼルベルトに声をかけた。
「ギーゼルベルト」
「なんだい? ヴェルナー」
ヴェルナーはギーゼルベルトに気になることを訊く。
「閣下の婚約者って確か……」
「あぁ。妹のエルと同じエルネスティーネと云う名を持つ、モルゲンネーベル辺境伯令嬢だよ」
ヴェルナーはモルゲンネーベル辺境伯家の令嬢について思い出す。
「モルゲンネーベル辺境伯令嬢か。……確かに、同じ名だな。そういえば、モルゲンネーベル辺境伯家には何人か令嬢がいるものな」
「確か七人だったかな」
ギーゼルベルトとヴェルナーは思い浮かべた。
「あぁ、噂ではその辺境伯令嬢は辺境伯領にいるらしく、こちらではほぼ見かけない」
「閣下も会いに行けないと、ぼやいておられたのを聞いた」
ギーゼルベルトとヴェルナーの他愛もない会話が続く。
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ヒルデブラントは一般用の見学順路を巡り、騎士団を案内を続けていた。
ヒルデブラントを呼ぶ声が聞こえる。
「おーい、ヒルデブラント」
「何だい?」
「忙しいところ悪いが、殿下の行きそうな場所を教えておいてくれ」
ヒルデブラントは考え込む。
「殿下はこの時間なら図書室で読書しておられるか、皇帝の庭園以外の庭園を散策しておいでのどちらかだと思うよ」
「そうか。ヒルデブラントの執務室は?」
「先ほどまで執務室にいたが、殿下はおいでになられなかった」
「そうか。ありがとう」
声をかけた帝国騎士は立ち止まり、振り返る。思い出したように話題を変えた。
「そういえば、ヒルデブラント。婚約者が来ていると聞いたが、会えたか?」
「その件はいろいろとあって、私の婚約者ではなかった。まぁ……、それだけだよ」
ヒルデブラントの言葉に訊いた帝国騎士は事情を察したらしい。
「婚約者ではなかったのは残念だな」
「とりあえず、気にしないでくれ」
「分かった。ところで、ヒルデブラント」
「何だい?」
「友人にこういう人物いたか?」
帝国騎士は友人と思わしき人物の容姿などを告げていく。
ヒルデブラントはとりあえず友人を思い出す。
「いや、若い帝国騎士に友人はいないな。どちらかというと部下という側面が強い。強いて挙げるなら異名絡みの可能性がある」
「そちらか……」
声をかけた帝国騎士も納得する。
「おそらくだが、ブラウンフェルト辺境伯家の三男グスタフ・ヒルデブラントの友人だろう」
「帝国騎士のブラウンフェルト卿か?」
「あぁ。ブラウンフェルト卿が異名、黒鷲のヒルデブラントを名乗っているようだ」
帝国騎士はため息を吐き、ヒルデブラントも黙した。
「ヒルデブラントの異名は面倒ごとを引き込むことでも名が知られているはず。特に有名……。その異名を騙る人物がいるとは物好きな奴もいたものだ」
「……おい」
「すまん。急ぎの用を思い出した」
帝国騎士はヒルデブラントに声をかけつつ、足早に戻っていく。
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金鷲騎士団の見学を終えた一行は玄関広間で待つ。
連絡を受けた馬丁が移動用馬車を準備させていた。御者が馬車を金鷲騎士団に向かわせる。
御者は御者席から降り、馬車止めを車輪に噛ませた。おもむろに馬車の扉を開けた。馬車の中を確認する。
伯爵夫人と辺境伯令嬢が先に乗り込む。続けて伯爵も乗る。
御者はヒルデブラントを促す。
「閣下、どうぞ」
「いや、私が乗るのは違うと思う」
ヒルデブラントは御者に断りを入れる。
御者も対応に困惑していく。
「閣下。閣下を乗せないと私どもが困るのですが……」
「婚約者でもない他人と馬車に乗っては辺境伯令嬢の名誉にも係わると思うぞ……」
二人の会話は平行線だった。
ヒルデブラントはおもむろに馬車の御者席に乗り込む。
動かない馬車に伯爵が扉を開け、降りてきた。
「何か揉め事かな?」
「閣下を馬車に乗るよう促してはいるのですが、婚約者ではないからと……」
御者は事情を説明していく。
伯爵は考え込む。
「それでは私の妻と辺境伯令嬢に侍女たちがこちらの馬車に乗り、私とグランツフェルト卿とブラウフェルト卿とラーフェンスフェルト卿の四人があちらの馬車に乗るなら特に問題はないのでは?」
御者は伯爵の提案を受け入れ、ヒルデブラントを馬車に促す。
「閣下、伯爵閣下の提案をお受けにいただけませんか。馬車に乗るのは閣下と伯爵閣下、グランツフェルト卿、ラーフェンスフェルト卿の男性陣です」
「……そういうことなら」
ヒルデブラントは納得すると御者席から降り、別の馬車に移動した。
全員が乗り込んだことを確認した御者は馬車止めを外し、御者席に乗り込む。そこに園丁も座る。
馬車は目的地に向け出発する。
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馬車は敷地内を皇帝の庭園に向け進む。先行する女性陣が乗る馬車。
辺境伯令嬢と伯爵夫人と侍女たちが乗った馬車では言葉少なく沈黙が続く。
辺境伯令嬢は馬車の窓にある薄い飾り布を開け、外に目を向ける。通り過ぎる景色を眺めていた。
「辺境伯令嬢」
「は、はい」
辺境伯令嬢は伯爵夫人の声に窓から目を外す。持っていた布を閉める。辺境伯令嬢は伯爵夫人に目を向けた。
「興味を惹かれる光景があるのは分かりますが、誰に見られているか分からないのですよ。ここは抑えなさい」
伯爵夫人は辺境伯令嬢を諭す。
「申し訳ありません……」
「庭園に着いてからでもゆっくりと観ることができるはずですから、今は逸る心を抑えなさい」
「は、はい」
辺境伯令嬢は夫人の助言を受けその後、窓の外を見ることはなかった。
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後方の男性陣が乗る馬車では緊張感が走っていた。
ギーゼルベルトが沈黙を破る。
「は、伯爵閣下」
「なんだね?」
答えたのは伯爵だ。
「伯爵閣下。父がお礼を告げているとは思いますが、妹が外出する際にお世話になっております」
「妻も楽しそうにしている。気にしないでくれ」
「今後もよろしくお願いします」
「こちらこそ頼むよ」
ギーゼルベルトと伯爵は会話を終えた。
「ブラウフェルト卿」
「何かな? グランツフェルト卿」
「これからどちらに参られるのでしょう?」
「あぁ。皇帝の庭園と普段は公開していない庭園を予定しているよ」
ギーゼルベルトはヒルデブラントに改めて訊いた。
「閣下の婚約者に見せようと手配していたものですよね?」
「あぁ、そうだよ。あいにくとその機会がないまま来てしまった」
ヒルデブラントはため息を吐く。
「家の妹のためにお手数をおかけします」
「気にしないでくれ。婚約者と聞いて期待はしていたが、私の婚約者は遠方にいる。冷静に考えれば、分かることだった」
ギーゼルベルトは改めて謝罪を入れる。
「閣下。改めて騎士の異名を騙った妹の婚約者の代わりに謝罪します」
「構わない。気にしないでくれ」
こちらも会話が途切れ、目的地まで沈黙が訪れる。
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移動用の馬車は皇帝の庭園の正門前にある広場に到着した。
御者は馬車を停車場に停め、御者席から降りると馬車止めを噛ませる。御者は馬車の扉を開けた。
馬車から最初に侍女の二人が降りる。続いて辺境伯令嬢、伯爵夫人が降りた。
ヴェルナー、ギーゼルベルト、ホーエンブルク伯爵、ヒルデブラントが降りる。
御者は扉を閉め、馬車止めを外した。御者席に乗り込み戻っていく。
伯爵夫人と辺境伯令嬢は遠くなる馬車を見送った。
ヒルデブラントは先導し、ラーフェンスフェルト卿とグランツフェルト辺境伯家のギーゼルベルトとエルネスティーネとホーエンブルク伯爵夫妻を連れ、庭園の一つを訪れていた。
皇帝の庭園に入るための門はいくつかあり、今日はどの門もしっかりと閉じられている。
ヒルデブラントはその一つに立つ。
「こちらが皇帝の庭園に通じる入場口の一つ、正門です。本日は休園日となっており、通常であればこのように見学はできません」
ホーエンブルク伯爵夫人は閉ざされた門と案内板に目を向け、ため息を吐く。
案内板にはしっかりと休園日とある。
「…………そうですね」
ホーエンブルク伯爵夫人は装飾された門から庭園を覗き見ていた。
入場門から話し声が聞こえることに気づいた一人の園丁が手を止めた。門からこちらを伺う来訪者に気づき、案内係の園丁を呼びに向かう。
案内係の園丁は扉の鍵を開けて門から出てくる。来訪者に向かい、声をかけつつ移動した。
「申し訳ありませんが、本日は皇帝の庭園は休園日にございます」
園丁が休園日と書かれた案内板の脇に立つ。
「休園日のところをすまないが、これから見学できないだろうか?」
ヒルデブラントはゆっくりと告げた。
園丁は声の主に気づき、姿勢を正す。
「これはブラウフェルト辺境伯閣下。ようこそいらっしゃいました――と申したいところではございます。本日は皇帝の庭園は休園日にございます。誠に残念ではありますが、改めて後日お越しいただけると幸いです」
園丁は上位貴族のヒルデブラントに揺るがず、冷静に対応していく。
ヒルデブラントは持っていた書状を懐から取り出す。
「肝心の婚約者に会えず、希望の庭園も見学できずとあらば、申し訳ない。すまないが、私の持つ許可証で案内することは可能だろうか?」
ヒルデブラントは園丁に書状を提示する。
「それでは拝見します」
園丁は差し出された書状を受け取り、目を通す。
「閣下。こちらの特別観覧許可証ですが、だいぶ古い物ものですね」
「あぁ。数十年前に申請したものの、使う機会がないままだった。何か問題でもあったかい?」
園丁はヒルデブラントの方に目を向ける。
「現在の様式のものと同様にこちらもまだ使用できます。どちらも問題はございませんが、私どもが仕事をしている状態での見学となります。それでも宜しいですか?」
「あぁ、それで構わないよ。その前提で申請しているから」
園丁は後ろにいる令嬢に気づく。
「あの……。閣下自ら、案内を行っていらっしゃるということは閣下のご婚約者でしょうか?」
ヒルデブラントは否定する。
「あ。いや、そうだと嬉しいのだが、こちらの令嬢は私の婚約者ではない」
「そうでしたか?」
「私はただの案内係だよ。こちらは婚約者を訪ねていらした令嬢でグランツフェルト辺境伯令嬢」
「そうでしたか。グランツフェルト辺境伯閣下がいつしか娘たちを案内したいと申されていたお方ですね」
ヒルデブラントは園丁から気になる情報を訊く。
「グランツフェルト辺境伯閣下にはこちらで詫び状を出すことにしましょう」
ヒルデブラントは続ける。
「隣りにいるのがその辺境伯令嬢の兄君であるグランツフェルト卿。黒鷲騎士団に在籍している」
「そういえば、グランツフェルト辺境伯閣下がグランツフェルト卿についてもぼやいておられましたよ」
「あ〜……、すみません。父の戯言に関しては流していただけると幸いです」
ギーゼルベルトはおもわず突っ込んだ。
園丁は冷静に紡ぐ。
「そうですね。辺境伯閣下によろしくお伝えください」
「…………はい」
ヒルデブラントは続ける。
「後ろにいらっしゃるのが辺境伯令嬢の付添人兼後見人であるホーエンブルク伯爵夫人とホーエンブルク伯爵。こちらの見学はホーエンブルク伯爵夫人もご希望しておられるため、伯爵閣下にもご同伴いただいております」
園丁はホーエンブルク伯爵に目を向け、声をかける。
「ホーエンブルク伯爵閣下も機会があれば、ご夫人を案内したいと申されておりましたよ」
ホーエンブルク伯爵は軽く咳払いをしていた。
ホーエンブルク伯爵夫人は伯爵に目を向け、微笑む。
ヒルデブラントはさらに続ける。
「その隣がラーフェンスフェルト卿。銀鷲騎士団所属の帝国騎士でグランツフェルト卿の友人だ」
「ラーフェンスフェルト卿の銀鷲騎士団でのご活躍は聞き及んでおります」
「異名を持つ先輩騎士に比べれば、私はまだ若輩者です」
ラーフェンスフェルト卿は畏まった。
「何かと誤解を生む可能性がある婚約者ではない私が案内するより、辺境伯令嬢の身内が付き添った方が良いだろうと黒鷲騎士団副団長であるローゼンフェルト辺境伯が出した業務命令だよ」
「そうでしたか」
園丁は後ろにいる五人に声をかける。
「皆さまも私ども園丁が仕事している条件で見学となりますが、よろしいでしょうか?」
「休園日にお邪魔するのですからね。見学できるのであれば構いませんわ」
ホーエンブルク伯爵夫人が即答した。
「それでは見学の手続きを進めます。少々お待ち下さい」
園丁は庭園詰所に戻り、使い古された札を持ってくる。
「それではこちらをお持ちください」
園丁はヒルデブラントに休日限定入場許可証を七枚渡す。
ヒルデブラントは入場許可証を受け取る。
「閣下。こちらが旧様式で使っていた休園日限定の入場券です」
ヒルデブラントはホーエンブルク伯爵に夫人と侍女の三枚を渡す。続いてギーゼルベルトにも妹と友人に渡す三枚を預けた。
園丁は声をかける。
「皆さま、そちらの入場券はこちらを退出時する時に回収いたしますので失くさないようお持ちください。それでは庭園をご案内いたしましょう」
そばに控えていた園丁が詰所の職員通用門を開け、ヒルデブラントら一行を庭園に通す。
全員が入ったことを確認すると園丁は門を閉めた。
次話となる第22話はサブタイトルを『グランツフェルト辺境伯令嬢エルネスティーネと念願の庭園散策』に変更し、投稿済みです。
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次は下記のサブタイトルを予定しております。
▼第22話
『グランツフェルト辺境伯令嬢エルネスティーネと庭園散策』
(新規追加予定/作成中)
▼第15話 → 第16話 → 第23話
『グランツフェルト辺境伯令嬢エルネスティーネとブラウシュタイン公爵家』
(話数変更,新規追加/庭園を散策していた辺境伯令嬢が遭遇したあるハプニング)
▼第24話
『グランツフェルト辺境伯令嬢エルネスティーネとブラウシュタイン公爵令嬢』
(新規追加/公爵家での出会い)
書いていくとだんだんと長くなる怪と話数が増えていく怪も出没していますm(_ _)m。
混乱している話数の訂正はそのうちしますm(_ _)m




