聖なる夜
連休が終わるのですこし、連載ペースが落ちるかもですが楽しいので落とさないように頑張ります。
『というか、ばれたらどうなるんだ?』
『魔人族と魔獣を含めて魔族と呼ぶのですが、そのなかでも特に魔神を崇拝している者たちがおり、崇拝している者たちは、魔神のお気に入りなので能力が高い者たちだらけで、実力主義なうえで残虐な者や悪徳な者が多いので、いきなり襲ってくる可能性が···と言うよりもう、襲って来てます···』
『えっ、早く言えよ!』
『さっきから、呼んでいたのに気づかなかったのは、そっちじゃないですか?』
『ゴメンゴメン、ステータスが気になりすぎて』
『そんなことより、どうするんですかー!?
私の索敵魔法には、この村だけでもかなりの魔獣が押し寄せてますよ!!』
『魔獣だけなのか?魔人は?』
『魔人は、いないようです。あと、魔獣は魔法がかけられているようです。』
『操られてるのか?』
『そのようですね、微弱な反応ですが···』
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「ハッハッハ、この我輩の魔法操られた魔獣どもが、徒党を組んで人族を攻めているのだ、別の世界の神の結界と言えどもうじき壊れよう!」
「さすが閣下ですな、容赦がない」
「であろう?」
「閣下ー!」
「見張りに行かせていた者が帰ってきたようだな、入れ!」
「失礼いたします!先ほど結界が突如消えたもようです!」
「なに?消えた?消したのでは無くてか?まあ、よい結界が消えたのならば攻めいれると言うことなのでな。」
「さすが閣下ですな。人族程度ならば閣下の魔獣たち相手に1分も持ちますまい」
「貴殿もそう思うかね、魔神軍参謀バッシュ殿」
「ええもちろんですよ、でわ、わたくしはこの辺で」
「ああ、安心して待っていてくれと、魔神様や他の軍の連中にも伝えておいてくれ」
「ええ、それではまた」
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『私たちが産まれてすぐに創造神様の結界も解除されたようなので、もう魔獣たちが村のすぐそこまで来はじめてますよ?どうするんですか?』
『ちょっと待ってくれ』
魔獣って、ことはモンスターってことでいいんだよな?
〖イエス、マスター〗
『じゃあいけるかも知れないな』
『本当ですか!早く、早くやってください!私も魔法で援護しますので!』
いや、こいつただ魔法ぶっぱなしたいだけだなきっと···
〖マスターのおっしゃる通りかと〗
自問自答にまで返事をしてくれるんだな···
まあ、いいか、僕の思ってることは出きるか?
〖イエス、マスター!ゲームの能力の範囲内なので〗
じゃあ、発動条件があるから、範囲だけ指定するね、守るのは人族全てだ!
〖イエス、マスター!モンスターの攻撃が開始されたので発動します。〗
じゃあカッコつけて見るか
『発動!聖なる白壁&返還の筒!!!』
この時、人類は見たこの星の人類は住む土地を追いやられ地球で言う北極点に近い位置まで移動し、なんの文明も成り立たないまま暮らしていた。そこに襲いかかろうとする魔獣たちとの間まで後ろから白い光が広がり、魔獣攻撃が止まり光により魔獣たちが消えていく姿を、はたまた一番戦力が注がれていたであろう、ドラゴンたち(幼竜)のブレスが筒に飲み込まれ消える光景を···
この後、人類はこの日、この時間を聖なる夜と呼ぶようになる。
かみんぐすーん。




