帰るまでが旅行です②
読んでいただきありがとうごさいます。
今回はすこしだけ戦います。
「コルくん、村ってどの辺に在るんですか?」
「ここから東に20kmくらい行ったところ····」
「「行きましょう!(行こう!お兄ちゃん)」」
そう言うわけで、村に向かい始めたわけだけど····
「中田氏、ナオミさん····なんで付いて来てるの?」
「せっかく強くなったんだぜ!戦わなくてどうする?」
「旦那の居るところがワシの居るところじゃからの!」
何も言わずに出たのに、2人とも空を飛んで付いてきた····
「なるほど····てか、ナオミさんは分かるけど中田氏はどうやって飛んでるの?」
「風魔法だよ!エルフの得意技だからな!ちなみに言って無かったがうちの親たちも、さっきのキャンプまで、飛んで来てるぞ!風に声乗せて会話もできるからな!」
「エルフって産まれながらにチートじゃない?」
「いや、お前のパーティーに入って、マップが使えるようになったからと、魔力が無限に使えるようになったからできることだぞ····」
「でも、あそこまで飛んではこれるんでしょ?それだけでも····」
「何言ってんだ?何も無けりゃ飛べる距離じゃねえぞ!風に乗せて大量のマナポーションと大体の位置を書いた手紙を飛ばしたからこそこそ来れる距離だ!」
「親御さんにスパルタ過ぎない?なんで呼びに行かないんだろうとは思ってたけど····」
「いいんだよ····俺が片道だけの魔力で勝手に海辺まで飛んでっただけだからな····まあ、あんな速度で進める手段があるとは思わなかったんで、海辺に行くより距離が長くはなったが····」
「それじゃダメじゃん····しかもトラック自分で作ったのに····」
「細けえこと言うなよ!テンション上がってたんだよ!」
そんなことを話している間に襲われている村の手前まで来ていたので、救出の作戦をたてることにした
「マップを見る限りかなり村の人は抵抗しているみたいだ····戦えない人たちは一ヶ所に集まって居てそこを戦える人で守ってる感じかな····死人は数人出てるみたいだけど····」
「じゃあ、急がねえとだな!」
「まずは僕が攻撃をできない状態を作るから····戦うなら魔神教徒だけこちら誘き寄せたいんだけど····中田氏の能力って····」
それから作戦を練っていると····
「お兄ちゃん、私も戦えないかなぁ?」
「うーん····ストーカーって、戦う要素が無さそうだしなぁ····どうしても戦うって言うなら2つ目の能力を取ってみるってのも手かなぁ····」
「2つ目かぁー、なら····」
それから、すこし考え美憂が突然こう言った····
「みゆの2つ目の能力は、ホラーだよ!」
「「「「????」」」」
みんな訳が分からなすぎて、首をかしげる····
「美憂····ホラーって、ホラー映画とかのホラーだよね?」
「そうだよ!だって、みゆホラー映画とかホラーゲームとか好きだから!」
あれ?確かにゲームや映画、アニメとか色々なコンテンツが好きだった気がしたけど、ホラーのみじゃ無かった気が····どちらかと言えばRPGやファンタジーとかの方が好きだった気がするんだけど····
「お兄ちゃん?何を考えてるかは大体予想が付くけど····そのジャンルが好きなのはマリカちゃんだよ」
「えっ?」
「お兄ちゃんは、気付かなかったけどかなりの割合で降臨して、ゲームしたり映画見たりしてたんだよマリカちゃん····」
「えっ!知らなかったんだけど····」
そう言ってマリカを見ると····
「仕方ないじゃないですか····仕方ないじゃないですか!私だって好きに魔法を撃ちたかったんですもん!」
「ま、まあ、仕方ないか····魔法は衰退してたし····」
そんなこんなで、話しはズレたが美憂のホラーの能力を見せて貰うことになったのだが····
「み、美憂それはなんだ····?」
美憂が突然ヌメヌメした液体の付いた卵らしきモノを取り出したのだ····てか、どこから出したよそれ
「それは····卵か····?」
「うん!そうだよ!孵らないかなぁ?」
ピキッ!!
「やった!孵ったよ!」
「「「「うわぁ~」」」」
そこから、産まれたのは····見た目はリッ○ー、頭のフォルムだけエイリ○ンそして頭がなぜか3つあった····
そこで、みんなが思った····キモッ
「と、とりあえず、ぼ、僕は攻撃を止めるよ····聖護剣」
僕が技を発動すると光る剣が天空から3本降ってきた····
「お前····ゲームって、カードゲームもOKなのかよ!」
「そうだよ、ちなみに産まれた日に使ったのはトラップカードだから」
「ああ、なんとなく分かったわ····攻撃したら破壊されるやつだよな?」
「そうそう!跳ね返す方もついでに使っといたしね!」
「それって普通、2重で使えねえよな?」
「そこら辺はほら、チートだし····」
「最強だなぁおい····てか、ほんとにできんだろうなあ?」
「できるよ!たぶん····」
「たぶんってなんだよ····じゃあ、行くぞ!」
『魔神教徒の皆様~よっといで~みておいで~今日は信仰心を高める壺の紹介だ~!』
そう言う感じで行くのね····ホストっぽくやるのかと思ってたよ····
その声は、風に乗り魔神教徒に届き····見事に魔神教徒の心を釣りあげた····
これで、2ターンだな····
僕が考えた作戦はこうだった····僕らのターンで数えて3ターンは攻撃を防ぎ中田氏の釣りと風魔法で魔神教徒を釣りあげる(誘き寄せる)と言う作戦!!まあ、チート能力で、僕たち側からはターン数が残って居ても攻撃できるんだけど····
「よし!こっちに来た!次は?」
「「「ワシと私とみゆで攻撃じゃ(です)(だあ)」」」
そこからは、一方的だった····雷が降り、化け物が暴れ食い散らし、なにかはわからないキラッキラした光線が敵を光りに還す····歌って踊る意味はあるのかなぁナオミさん····
「終わったね····」
「終わったな····世界征服できるんじゃねえか?これ」
「た、確かにね····」
それからしばらくして、村の魔人族たちがこちらにやってきた····が、美憂のモンスターをみて腰を抜かし止まった
「美憂!そいつ消して!」
「わ、分かったよお兄ちゃん····そんなに叫ばなくてもいいじゃん」
「ごめんごめん、たぶんあれは誰がみてもひびるからあれは····」
「すみません、助けて頂いたのに····」
「いえいえ、あれは僕たちでも近づき難いので····」
「そうなんですか····それでは改めて、助けていただきありがとうごさいます····このご恩は、どう返せばよろしいですかね····?」
「僕たちが、これから創る国に来て貰えませんか?今は、分かりませんが人手が居るときがそのうち来ると思うので····生活の方も補償しますし」
「いいのですか····それだけで?」
「もちろんですよ!魔神教徒と戦うために力を合わせましょう!」
「すみません····戦力になるかは分かりませんが····よろしくお願いします。」
そんな時だった·····
「すみません!うちの娘が、うちの娘が、拐われたんです!助けてくれませんか!」
そんな声が聞こえてきた
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かみんぐすーん




