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この愛らしい女神と異世界旅行  作者: ニュー☆カマー
12/109

新婚旅行①

ご意見ご感想よろしくお願いいたします。


創造神様の助言でこの星にいる、人族と亜人族を集めて国を作り、魔神を崇拝している魔人族に対して、力を合わせて対処することにした。



#翌日



「今日から、人族や亜人族、あわよくば魔神教を崇拝していない魔人族(能力が弱く迫害されている)を集めようと思うんだけど····」



「「異議なし!」」


「まずは、僕達と一緒に転生した人たちを集めようかと思うんだけど····何人いるの?」



「あのバスに乗っていた人間は、18人でその内の5人はもう、戦争はこりごりだと言う理由で向こうの世界での転生になりました。」



あの日の利用者で、戦争を経験してる世代と言うと6人いたはずだけど····


「断った、5人って誰?」


「それは、コルくんが会ってからのお楽しみです」



「じゃあ、取り敢えず人族と亜人族から迎えに行こうと思うんだけど、取り敢えず····今、マップで確認したところ、僕達と一緒に転生した人たちは····場所は違うけど海辺に2人と、海中に1人、他のところにもいるけど、この3人が一番近場にいるかなぁ····取り敢えず海辺の1人と海中の1人が近いからここから行こうと思うんだけどいい?」



「コルくん····何で転生者が分かるんですか?」

「何で分かるのお兄ちゃん?」



「えっ····マップで転生者って、検索すると出たんだけど····」



「ずるくない(ですか)!?」


「出たものは仕方ないだろ····ちなみに魔人族も(魔神教徒)って書いてある人とない人がいるから見分けがつくぞ」


「それは、便利ですね!聞いてまわらないでいいですし!」

「うんうん、一家に1台お兄ちゃんだね!」


一家に1台は····意外と分身すればいけるのか?いけてしまう気がするので怖いが····。


「じゃあ、海辺にむけて一直線方向にはなにも無いから、ここから真っ直ぐ結界と道を作りながら、ゆっくりと行くか···」



「お兄ちゃんと新婚旅行だね」ニコッ


「し、新婚旅行····しょ、初夜···」かぁぁ



「しないよっ!!!」



それから、しばらく顔を赤くした彼女をなだめたあと、出発することになった。



「じゃあ、父さん行ってくるよ!」


「おう、行ってこい!」


「マユに傷でも着けたら許さないからな!」


「そんなこと言うお父さんなんて嫌い」プイッ


「そんな····覚えてやがれ~~」


マキホルさんは、ガチ泣きしながら走って行った····



#移動中




「いやぁ、まさか歩かなくても道を作りながら進めるとは····」


「そうですね····まさか先頭で浮いている石畳の上で座って、前の木や岩を取り除いてればいいんですもんね····」



町や村を作ったりするゲームの存在のお陰でこんな結果になった。


「はい、お兄ちゃん、マリカちゃんお茶です!」


「ありがとう(ごさいます)。」


「お兄ちゃん、これから会いに行く人は誰だと思ってるんですか?」


「あぁ····海の近場にいるやつは、美憂も知ってると思うぞ····」


「さっき、言ってた海辺の2人かなり離れたとこにいる人たちですよね····もしかしてあの釣りバカ2人ですか?」


「たぶん····勘だけど····」





#思い出




それは、毎週土曜の町を回送するバスに乗る2人の乗客との思い出····



それは、突然の再開から始まった、僕が東京からなんやかんや有って帰り、何か仕事をしなければとやる気を出し必死に免許をとり、バスの全く通って無かった道を通るバス会社を作り、運転手けん社長として走り出した初日の日だった····




その、バスの路線はバスの走って無かった山の上の方の集落から、すこしはバスが走っている町を繋ぎ、終点は海の前で停まるという夏しか最後まで乗らないんじゃ?と思われる路線だった。


ただ、海を見てお昼ごはんが食べたいと言う僕のわがままだったが····初日から釣具を持った人が2人乗って来たのだった····



なんだかどこかで見たことが有るな····それが最初の印象だった。



やはり彼らは、海の前のバス停まで降りることは無く····いや、1人は一度ひとつ前のバス停の町の病院前で足の悪いお婆ちゃんを紳士におぶって病院に送り届けるために僕に理由をいいバスを降りて戻って来たんだけど····取り敢えず、彼らは海の前で降りた。



その時だった····あっ····そういえば····


「あの、2人とも保育園時代の同級生ですよね?」



そう、めちゃくちゃ遠い記憶だが彼らにあの頃の面影が少なからずあった。



「えっ····がまくん?」


「そう」

「中田くんと河村くんだよね?」


「おう!」

「おお、久しぶり~」




ここから、僕は2人と毎週土曜の昼休憩は、美憂に作ってもらった弁当を食べた後、釣りをすると言う習慣が始まった。



そういえば、事故にあったあの日も土曜日だった····あの日もあのまま行けば、中田氏は足の悪い直美おばちゃんを病院へ連れて行き、海の前で降りて、釣りに明け暮れていただろう····


「そういえば、あの後、皆アニメ好きだと判明して何故か中田くんだけ中田氏って呼び名になったんだよなぁ····河村くんの方は一時期流行った芸人に似ていたので、その芸人の呼び名がそのままあだ名になったんだっけ····」


「そうだね····あの2人はお兄ちゃんのことがまって呼んでたけど····みゆのこと、(がまいも)って呼ぶのだけはやめて欲しかった····」


「何て呼んで欲しかったの?」


「奥さんかなぁ····」


「それは、きっと色んな人から白い目で見られたろうな····」



それから、6時間進み····日本を縦断したくらいの距離を進んだときだった····


「お兄ちゃん、マリカちゃんお昼ごはん食べよ!お弁当作って来たんだ!」


「ありがとうごさいます。」


「ああ····おお!海が見えたぞ!」


「じゃあ、海辺で食べよ!」


「良いな!そうしようか!」



そうして、3人で綺麗な海を見ながらお昼を食べるのだった····











かみんぐすーん

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