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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

雲、空、堕ちる。

作者: 紫蘭


本当はね、僕は早く死にたくてさ。


そういうと君は約束だよ?とりあえず生きて。

いつまででもいいから、俺が生きている間は。

っていつも言うんだ。


僕がつらいのも、苦しいのも知っていて

必ずそう言うんだ。


なんで?どうして?って言葉を飲み込んで。

僕は頷くんだ。とりあえず。

約束だから。とりあえずでも約束だから。



白い服を来た、偉そうな顔をした。

よく言う白衣を来た男性が言う。

貴女の余命はあと2、3年かもしれない。と


ああそっか、やっと死んでしまえるんだ。

そうホッとしたはずなのに


どうしてだろう。死にたいと思えなくて


約束をした時から、もう何年も。

君に会っていなくて、触れていなくて。


気付いたら約束なんて無効なはずなんだけど。


いろんな理由を考えて、必死で死ぬ理由を探して

何かないか、何かあるだろう。


そうやって、探してみるんだけど。


見つからない。


そもそもどうして死にたかったのか。

それさえ分からなくなっていて。


怖くなる、恐くなる。

恐ろしくて、怖ろしくて。


自分一人で生きる理由を見つけられなかった

あの日の僕に君は生きる理由を与えた。

与えてくれた。


「あーあ…もうとっくの昔に

 無効かもしれない理由なのに

 約束なんて言葉は、ずるいなぁ…」


涙が溢れる。今更になって。

君がくれた約束の意味がわかって。

痛いくらいに理解して。


もし、約束が無効でも。

もう意味のない約束だとしても。


私の、僕の生きる理由でもいいのかな。


もうずっと昔の君に聞いてみても

答えなんてのは返ってこないけれど。


生きていいんだよ。

そう言われたい僕が生きたいと思ってしまったんだ。

前回の更新からそんなにかからずに

投稿することが出来たかな。と思っています。


感想をくれた方、本当にありがとうございます。


拙い、汚い文章ですが、

またいつでも読みに来て頂けましたら。



私、紫蘭は

来年、年が明けてすぐ移植があります。

また来年を超えるまでは

更新できないかもしれません。

もしかしたら年内に書きに来るかもしれないし

そうでないかもしれないし。


最近は感情が、突き動かされる何かが不足中。

ほとんどが自分の感じたこと。

その日に思ったことを少し手直しして書き上げる

そういう書き方をしているせいか

刺激的だったり、感情の波だったり。

何か起きないと書けなくて。


でも、生々しくて、いいでしょう?

人間的で、人間性で、人間くさくて。


現実では人間味がない私なりの。アレです。

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