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氷撃の派遣剣士  作者: 翼太郎
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派遣社員

最初は主人公が派遣社員としての日常から物語が始まります。

異世界に派遣されたいなーと思いこの物語を考えました。

最初は現実の日常ですが主人公が異世界に飛び冒険に出るのはもうちょっと先になります。

小説を書くのは初めてなので文法がかなり変だと思いますが、どうかよろしくお願いします。

俺は、派遣社員だ。

お前らは正社員か?バイトか?契約社員か?

俺は、人生の負け組だ。

何が技術大国日本だ。

技術の仕事に就いても時代は不景気。

賃金も上がらない特殊な職人じゃないといい金にならない。

電気の技術を多少かじったくらいじゃ全然ダメだ。

結局は、工業系の学校を行き大卒で有名メーカーに入社するのが勝ち組なんだよ。

そんな事、親が教えてくれたか?学校の先生が教えてくれたか?

夢を持て?手に職をつけろ?野球選手になれ?医者になれ?

面白くない職ばっかだなこの世の中・・・

そうは思わないか?

電車の中で今日も流れる風景を見つめながらふと俺は思った。

(あーあなんで俺、生きてんだろ・・・)

今日も満員電車、知らないサラリーマン風の男に背中を押されながら、微かに見える窓の風景を杉下幸也は見ていた。

(ちくしょう押すんじゃねえよ・・・)

本当にお前ら飽きもせずに電車に乗れるな?

頭おかしいんじゃないか?

毎日毎日・・・仕事仕事・・・

駅に止まるごとに、人が増え圧迫度がどんどん増していく。

明らかに出る人数より入る人数の方が多い。冷房の冷気が頭上からヒンヤリと降るが、周りの人間の体温により体は暑苦しい・・・


電車のスピードが徐々に減っていきやがて止まっていく。


(ん?どうしたんだ?駅じゃないよな・・・)周りの風景を見たが駅ではない。


少したった後、アナウンスが流れた。

「えーこの先の踏切で、車の脱輪があった為、安全の為緊急停車しましたお客様には大変ご迷惑をおかけします」


(おいおいマジかよ・・・結構今日は遅めに家を出たんだぞ・・・)

いつもより10分は遅めに家を出た為、今日は電車の遅延分を補える余裕は、ほとんど無かった

溜息をもらしながら周りの人間を見る、周りの人間は無表情で今ある満員電車の圧迫感を耐えなくてはならなかった。


(あーあこりゃ遅刻だな・・・駅に着いたら会社に電話だわ・・・めんどくさい・・・お前らもそうだろ?)


そんな事を思いながら頭上を見上げる・・・物置のスペースに目を配るとバックが所狭しと並んでいる・・・少し下を見ると座席に座ってる人間が俺の顔を見てすぐ目を背けた。

やがてアナウンスが流れ電車が動き出す.


「えーお客様には大変ご迷惑をおかけしましたー次は志木、志木です」

思いがけない電車の遅延で周りの乗客は、少し疲労が出ている.


目的の駅のホームに着いた頃には、予定より15分遅れが出た。

最初の車両だったらしく駅のホームにはいつもより2倍以上の人達が待っていた。


(うげぇこりゃ降りるのも大変だな)

いつもと違う駅のホームの人だかりにゾっとする。


「すいませーん降りまーす」


目的の駅に着いて、少し恥ずかしいが声に出して降りたい意思を表明するがそんな事はお構いなしに自分の他の降りたい乗客が半ば力づくで扉に向かい肩にものすごい力の圧力が加わる。


(とにかく急いで会社に向かおう・・・おっとその前に電話だな)

駅の改札口に向かいながらスマホを取り出し登録した会社の電話番号に電話する。


「はい○○電気です」


相手の警備方が出たらしく自分の要件を手短に話す

「○○グループの○○科の杉上ですええっと鈴木さんいらっしゃってますかね?」


自分のグループリーダーで上司に当たる人の名前を言う遅刻の理由はしょうがないとはいえ連絡しないと社会人失格だ。

(早く出ろよ糞上司・・・)

なまじ自分のせいでは無い為か腹が立ってしょうがない。

しかし表には出さない表情は冷静に言葉も相手に悟らせない。

「はい鈴木です。杉下か?どうした?」

自分の上司が電話に出て改めて要件を話す上司は

「わかった」

二つ返事で電話が終わりホッと胸を撫で下ろすこれで連絡は終わったしもう急いだって遅刻だ普通に歩いて行こう。


駅の改札口で駅員から遅延証明書をもらい証拠も手に入った。


(さて今日もくだらない一日の始まりだ)


駅から出た瞬間に体を照らす太陽にそんな愚痴を思い会社に足を運んだ。

会社に着き作業着に着替えワークディスクに着いた頃には、仕事の開始時間から10分ほど過ぎていた。

グループで朝のミーティングがすでに始まっており手帳を手にしながら急いで上司がいるグループに加わった。


先日の終えた仕事の内容を軽く話し今日の仕事の内容を一人づつ伝える


「あー先日の検査したTFPのRon抵抗の値が低い為・・・原因を開発側の○○さんにメールで報告しました。調査結果待ちとなります。本日の業務の内容は午前中に○○製作所の田中さんと電話会談となっており、講習会参加が4時から・・・」


あー毎日毎日、こんな報告して意味あんのか?

俺らはサンプル品を検査するのが仕事で結果できた問題点の改善点を考えるのは。開発じゃねえのか?

なんで俺らまでお前らの欠陥品の尻拭いしなきゃならないんだ・・・


1人づつ淡々と報告が始まり自分の順番に回ってきた。

「あー先日は、GH0004のASO検査を3工程ほど検査しまして今日も引き続きGH0004のASO検査になります検査結果は、検査が終わり次第データをメールで送ります。」


上司がふむっといった感じで「わかりました引き続きよろしくお願いします。」

朝のミーティングが終わり上司が俺に話しかけてきた「あー杉下君ちょっといいかい?入口の所でこんな紙もらわなかった?」


(紙?いやもらってないぞ?あ、そういえば電車の遅延で遅刻したの今日初めてだったな何々あー何時何分に入口を通ったかの証明の紙か)


「すいませんもらってません」と正直に話すと上司は少し困ったように続けて言う。


「あれ?おかしいな遅刻してきた全員が書いてくるはずなんだけな」


たしかに入社した時にそんな説明あった様な気がしたが、随分前の話ですっかり忘れていた自分がどうしたらいいのかわからないと上司に伝えようとした瞬間に別の社員が会話に加わる。


「鈴木さん今は遅刻しても正社員は紙なんて書いていませんよ電車の遅延の遅刻なら10分くらいまでなら証明書があればいいはずです」


別の社員が笑顔で言う。


(いや俺派遣社員なんだが・・・嫌味なのか?ぶっ殺すぞこの野郎)


なんなんだコイツは・・・はいはい俺は、派遣社員だよ

正社員様と違って証明書だけじゃダメなんですよね?


杉下は悪気が無いのわかってたが、すぐに仕事にかかりたいのに変に横やりを入れる別社員に苛立ちを覚えたのだが、俺は派遣だし相手は正社員

しょうがないと諦めた杉下は上司の顔を向けると上司は首を横にかしげながら杉下に言う.


「あー杉下君。君は派遣だからいつここに着いたか証明がいるんだこの紙は門の入口の警備に話せばもらえるはずだが、この紙を書いて私に渡してくれればそれでいいよ後は、私が判子押して事務方に渡すからさ」と杉下に紙を渡しす.


「わかりましたすぐに書いて渡しますね」と上司の鈴木に伝え杉下は、自分の机でこの紙を書きながら仕事の準備を進める.


手帳とノートパソコンとペンを持っていつもの作業を行う実験室へ行かなければならない。

(ええと今日は○○時○○分の電車に乗り・・○○時○○分に到着予定の電車が・・・○○分の遅れで○○時○○分に

入口に到着したっと)


すぐ紙を書いて上司によろしくお願いしますと紙を渡し、本日の作業へ向かう。


(あーあ俺なんで派遣なんだろう・・・正社員になりてぇな・・・このままずっと派遣なのかな・・・)


俺って存在自体、意味ないよな・・・

恋人も家族もいない友人もいるにはいるが最近は会ってないな・・・ずっとこの暮らしを繰り返しで俺って何の為に生きてるんだ?

杉下は、自分に存在価値など無いと思っていた。

たいした技術も知識も有るわけで無い食う為だけに金を稼ぐ今の社会を最高につまらない世界だと思っていた。


(俺の存在理由ってなんだ?)


この疑問を杉下は、毎日自問していたこの世界から抜け出したいが杉下はこの疑問を答える事が出来ない

この答は自分だけしか見つけられないのはわかっているけど誰かに答を教えてほしい

俺は何の為に生まれて何の為に生きるのか存在の理由を教えてほしい・・・


会社の廊下をうつろな目で歩く杉下 幸也は、今日も派遣先の会社で、実験室に向かう。



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