つらいと思うこと、君は存在していること
人生は楽しいことより、つらいことの方が何倍も多い。その度、人は悩み、死にたいとまで考える人もいる。しかし、そう考える人間こそ強くたくましい人間であるのだ。
人間は母親の胎内で誕生した時には、悲しいとか可哀想といった感情を持たない。母親の胎内で母親の苦しみや喜びを経験することにより、感情が芽生える。産まれてから、世界が広がり様々な人間の悲しみや喜びを知り、さらなる感情が芽生えるのだ。
だから人間は、そういった経験を持たないと苦しみや悲しみを感じえない。適当な時期に適切な悲しみを経験しないと、手遅れで経験した時には、耐えられない苦痛の感情を味わうことになる。そんな人は、見たことがない。
今日もあなた方は、絶え間ない苦しみを味わい、自分の存在さえ疑っているかもしれない。しかし、その苦しみを味わっているあなたは存在するのだ!
デカルトは、そのような言葉を残したが、自分以外の存在はあるかわからないと述べた。私にはここまでの極論を考えることはできない。
あなたに苦しみの経験や喜びの経験を与えた者、あなたが愛した人は存在はずである!ルソーは、デカルトの発言をこう訂正している。
中高生よ!
苦しむことは、あなたが存在する証拠であり、あなたが強い証拠なのだ。
私の論に正解はない。
正解はあなたの心の中に