怪盗と探偵
今回長いです。
コツコツコツ
誰かの足音がする。
コツコツコツ
ある扉の前で足音が止まった・・・
こんな事になる数時間前。どうでもいいが、ホームズとスノーマンは、けんかしていた。
「なによ!ホームズのわからずや!ボケ!」
「誰がボケか!馬鹿!」
「もうホームズなんて知らない!」
「こっちだってお断りだね!お前と知り合いってだけで吐き気がする!」
こうなった理由は、なぜかはわからないのだが、二人でどこか行った後、けんかしながら帰ってきたのだ。
「まあまあ、二人とも」
『うるさい!セルフィーはひっこんどけ!』
セルフィーは、落ち込んだ。
「すいませんねーはいはい。どうせ私は邪魔者ですよーブツブツブツブツブツブツブツ。」
「こわっ。」
セルフィーの同僚(警備員B)が、セルフィーを見ていった。
「おーい、集まってくれー。」
ガロアが、みんなを集める。
「今日の警備体制なんだが、宝の部屋の前は、ブラックチェッカーが来る、八時からをホームズ君とスノーマンぼ二人に任せたい。」
『え~』
「何か文句があるのか?」
え~といったホームズと、スノーマンをにらみつけながらガロアが言った。
「めちゃくちゃありますよ!」
「そうですよ!俺は監視室に居ないといけないんです!」
「あぁ、そうだったな。じゃぁ、他に代わりを・・・」
「あっ、私やります!」
落ち込みから回復したセルフィーが、言った。
「おおそうか、じゃあ言ってくれ。」
「はい!」
そしてこうなった。
コツコツコツ
誰かの足音がする。
コツコツコツ
足音は宝の部屋の近くで止まった。宝の部屋の前には、セルフィーがたっている。
ダッ
足音の主は走った。
「あっ。」
セルフィーの声を最後に、宝の部屋の前は誰も起きていなかった。
コツコツコツ
足音の主は、宝の部屋へと足を踏み入れる。時間は、午後九時。ブラックチェッカーが来る時間。
つまり、この足音の主はブラックチェッカーだ。
《こっちは、OK。そっちは?》
通信機越しに男の声。
「OK!じゃ、パスワードはっと。0192・・・」
ガチャ
ブラックチェッカーが、パスワードを入れ終わると、宝のケースが開いた。
ブラックチェッカーは宝を手に取りつぶやいた。
「女神の涙いただき~☆」
《何してるさっさとしろ。》
「うるさいな~」
ブラックチェッカーはしぶしぶ入り口へ向かう。
出る前にいったん立ち止まり、入り口の監視カメラに向かって【女神の涙】を見せた。
誰も見ていないのを知っていながら・・・・・。
翌朝。
「あ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!」
館長の叫び声が博物館中に響き渡った。
「どうしたんですか?」
先ほどの叫び声で博物館の人たちが、集まってくる。
「どうしたも何も、【女神の涙】が盗まれてるんですよ!」
『え~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!』
そこに集まっていた全員が、館長と、同じように叫んだ(館長より大きかったかも・・・・)。
「ホームズ君、スノーマン君、セルフィー君、君達は、見ていたんじゃないのかね!」
・・・・・シーン。
返事が無い。
「あの三人、どこいった~!」
「あ~。すんません。」
「ここです。」
「医務室行ってました。」
ホームズ、スノーマン、セルフィーの順番で、今までどこに居たかを説明する。
「あ、すまん。じゃなくて!」
「【女神の涙】が、盗まれたんでしょ?」
「なんでしってる?」
「ま、推理すれば分かりますよ。」
ホームズが、当たり前のように言う。
「推理とは?」
館長が、首を突っ込んでくる。
「簡単な話ですよ。俺が監視しているときに、後ろから頭を叩かれましてね。」
そういうと、ホームズは頭をさすった。
「叩かれる前に最後に見た時刻が八時五十分だったんでね。」
「私達は、眠らされてたみたいです。」
セルフィーが、話し始めようとした。
「あぁ、待ってくれ。ちょーっと待ってくれないか?」
あわててガロアが止めた。
「後で聞くから。まずは部屋を移動しよう。」
他の警察たちが、もう指紋などが出てこないか、検査し始めている。
ホームズたちは、部屋を移動し、ホームズからそのときの説明を始めた。
「俺は、さっき言ったとおりです。後ろから襲われれました。」
次は、スノーマンだ。
「私は、眠らされました。セルフィーに〈トイレに行ってくる〉って伝えてから行ったんです。
トイレに行くために角を曲がったら、いきなり、ハンカチっぽいものを、口に当てられて、そのまま。」
「眠ったと。」
「はい。」
「うむ分かった。じゃあ最後は、セルフィー頼む。」
「はい。だいたいはスノーマンさんと同じです。ただ・・・」
「ただ?」
「少し奇妙な、事が起きたんです。」
「奇妙?」
「はい。昨日の夜は、途中でスノーマンさんが、トイレに行ってくると言って、トイレに行きました。
ここまでは、スノーマンさんと同じです。ですが、スノーマンさんがなかなか帰ってこなくて、夜九時近くのとき、角に人影が見えたんです。私てっきりスノーマンさんだと思って、手を振ろうとしたら、いきなりその人影が、走ってきたんです。驚いてたら、後ろにまわられて、その時に少しかおを見れたんですが、顔は・・・・・。」
セルフィーが言いにくそうに、している。
『顔は・・・・・?』
三人(ホームズ、スノーマン、ガロアの三人)が聞いてくる。
「顔は、スノーマンさんでした。」
『えっ!?』
「似てるとかじゃなくて?」
「本当に私だったの?」
「はい。いつも顔をあわせてるのに、間違えるはずがありません。」
「はあ。」
「でも、スノーマンでは、無いだろうな。」
ホームズが、つぶやいた。
「何でですか?いや、疑ってるわけじゃないんですけど・・・」
スノーマンに、にらまれ、あわてて言い直すセルフィー。
「俺がおきたときに監視カメラをあわててチェックしたんだよ。そこに、眠らされたスノーマンがうつってた。」
「ふむ。一応チェックしてくるか。」
四人は、監視室へ移動した。
「ほら、ここ。」
ホームズは、機械を操作し、映像を進めていく。その映像には、スノーマンが歩いていた。すると後ろから誰かが、走ってきた。
《!むぐっZZZZZZZ・・・・》
歩いていた、スノーマンは眠らされ、眠らせた人物がこちら(監視カメラ)の方を見ていった。
《世紀の大怪盗!ホワイトチェッカー見参!》
声からして男だ。ホワイトチェッカーはカードを投げてきた。そのカードにはブラックチェッカーとは、逆のチェッカー模様が書いてあった。
「本当だ。」
「まあ、これでブラックチェッカー一味のうち、一人が、わかりましたね。」
「えっ、あぁ、そうだな。」
スノーマンが生返事を返した。少しボーっとしていたようだ。
「ガロアさーん!」
またもや、廊下から声がする。
「どうした。さわがしい。」
「あの、これが、」
警備員が、ガロアに駆け寄り白い封筒を渡す。
「?これがどうしたと言うんだ?」
「あ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!」
ガロアが聞き返すと同時に、セルフィーが叫んだ。全員耳をふさいだ。
「いったいどうしたんだ?」
ガロアがおそるおそる耳から手を離しながら言った。
「それ!その封筒!」
そういいながらセルフィーは、警備員から白い封筒をふんだくった。
「これ!やっぱり!怪盗Fの予告状!」
「怪盗えふぅ?」
「知らないんですか?今、女子の間で大騒ぎですよ!」
セルフィーが一生懸命に説明しようとした。
「そういや、聞いたことあるな。」
ホームズがつぶやいた。
「あの、イケメン怪盗って噂の?!」
スノーマンが、おどろきながら言った。
「そうですよ!あの女子の間で大人気!怪盗Fですよ!」
「知ってるのか?」
ガロアが聞いた。
「知ってるも何も!」
「今、女性の警察関係者の間では、この話で持ちきりです!」
「うわさって、どんな?」
ホームズが聞いてきた。
「まぁ、うわさは、チョーイケメンだとか、」
「ブラックチェッカーを、うわまわる盗みのうでまえだとか。」
「でも、やっぱり・・・」
『怪盗Fの、予告状を、手に入れた人は、・・・』
「人は?」
『怪盗F本人に会えるってうわさが、一番強いです!』
「は?」
聞いていたガロアは、かけているメガネがずり落ちそうになった。
「いくらなんでもそれは・・・」
セルフィーは、聞いちゃいない。
「遠目で見てもかっこいいのが、わかるんですから、」
「そうよね!あ~私もあってみたいなぁ。」
スノーマンとセルフィーで、勝手に盛り上がってる。女子だけで盛り上がっているため、ガロアは入れない。
「なぁ、あれ、どうしようか、ホームズ・・・って、あれ?」
「どうしたんですか?」
「あ、いや、ホームズが見当たらなくて。」
「えっ?」
三人は、辺りを見回す。
「確かに居ないわね。」
「どこにいったんでしょうか?」
「・・・・・・・・・。トイレじゃない?」
スノーマンが、そう言った時、ホームズの声が聞こえた。
「おわった?」
『ウワーッ!』
「ちょっとおどかさないでよ!」
「ごめんごめん。そんなに驚くとは、思って無くてさ。」
ホームズは、笑いながら言った。
「もー。」
「あんた人気者ね。」
「まいったな。これじゃ仕事しにくい。しかも、あの噂なんなんだよ。」
「ま、だれもあんたが、怪盗Fなんて思わないでしょうけど。」
ブラックチェッカーが、クスクス笑いながら言う。
「たしかに、ぼくが怪盗Fと思う奴は、いないと思うけど。」
「当たり前!」
第七話~~~~~~★
今回、前書きでも書いたように、長くしてみました!
ま、それだけですが。
次回も、おたなしみに~




