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ホームズの謎解き事件簿  作者: クロード
セルフィー大活躍!
22/22

最後の夜[後編]

「ホワイトチェッカーの正体はあなたですね」

 セルフィーが探偵気取りで指をさす、

「ホームズさん!」

 ホームズを。

「訳の分からないこと言うなよ。俺がホワイトチェッカーじゃないって言うのはおまえ自身が認めたことだろう?」

「ホワイトチェッカーがホームズさんと同じように男のふりをした女だったら?」

 セルフィーは自分の推理を語りだす。

「実は、ガロアさんにも内緒だったんですけど、ホワイトチェッカーの逃げた経路に金色の髪の毛が一本落ちていたんです。

それが何か、ホームズさんなら分かりますよね」

「俺の・・・・髪の毛」

「はい」

 にっこり微笑んでみせるセルフィー。

「ではなぜホームズさんの髪の毛がホワイトチェッカーの逃げた道におちているのか。答えは簡単。

ホワイトチェッカーがあなただからです。違いますか?」

「 く」

 苦々しそうに言うホームズ。

「ホームズさん、いえ、ホワイトチェッカーのことは置いといてあげましょう。ホームズがホワイトチェッカーなら、ブラックチェッカーは誰か」

 セルフィーはガロアに近づく。

「あなたですよね?」

 セルフィーはゆびを指す。ガロアの後ろにいた、スノーマンに。

「ホームズじゃないけどそれこそ訳がわからないわ。私がいる時にもブラックチェッカーを見たでしょ?」

「あなたたちは一味ですよね♪

他の味方に代わりを頼めばいいだけです」

 流石に言葉に詰まる。

「ふふっ」

「ククッ」

 ホームズとスノーマンが笑う。

「やっと、か」

「セルフィーの鈍感にも困ったものだね~」

 危機的状況のはずなのに普通に会話する。

「なに、余裕かましてんですか?あなたたちは今、直ぐにでも捕まるんですよ?」

「え?あ、ほんとだ~」

 まだ、余裕をかます。

「でもね~、これだけの警官に囲まれてたって逃げられるのが、怪盗なんだよ?」

「んじゃ!」

 ホームズとスノーマンは何処からともなく、マントを取り出し翻して自分の姿を覆い隠した。

 翻ったマントがもとにもどった時には、二人の姿は無く、ブラックチェッカーとホワイトチェッカーの姿があった。

「ここの仕事は終わったから、もう会うことは無いと思うよ?」

「だからこそ、ばれるように仕向けたんだが」

「ホームズとスノーマンで指名手配したって意味無いからね。偽名だから」

 せるふぃーは考えていたことを見透かされたと思ったが全くの偶然だった。

「じゃーねー」

「まってください!一つ分からないことがあります」

「なに?」

「なぜ、暗号を解いたのですか?解かなければあなたたちの仕事はもっとやりやすかったのでは?」

「解かないと、警察の話聞かせてもらえないじゃん」

セ(そ、そんな簡単な理由で?)

「捕まえてしまいましょう!」

 セルフィーが駆け出す。それに警官たちが続く。

「捕まるか!」

 警官たちの頭上を飛びこえる。


ベーッ

ムカッ


「追えー!」

「無能なおばかさん」

 またもや軽々と飛び越えられる。

「ハハハッ。面白ーい!」

 ブラックチェッカーは追いかけられているホワイトチェッカーを見て面白がっている。

 その後ろからセルフィーが忍び寄る。

セ(もう少し!よし!)

「てやっ」

「だからって私も捕まらないけど」

 避ける。

「もう一回!」

 避ける。

「てや!」

 避ける。

「遊んでないで帰るぞ!」

 警官たちから逃げつつ窓際によったホワイトチェッカーが叫ぶ。

「ほーい」

 ブラックチェッカーも窓による。

「じゃ、こんどこそじゃあね」

「まてっ」

 窓から飛び降りる。

「あ!」


ビュン


 グライダーを用意していたらしい。

「ばいばーい!」

 ブラックチェッカーは夜の闇にまぎれていった。ブラックチェッカーを見ている間にホワイトチェッカーもどこかへいってしまった。

「くそっ」

 セルフィーが悔しがる。

「くそーッ」



 後に、セルフィーはチェッカーズという怪盗を追い詰めるのだがそれはまた別の話。

はい!コレで完全に終わりです!

少ないけれど読者様今までありがとうございました。

この話の裏側(怪盗サイド)も書く予定ですのでよければそちらも読んでください。


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