最後の夜[前編]
「あの、少し面倒なことが回ってきてまして」
「面倒なこと?」
「これです」
予告状
⑦1、⑭5、⑳3、⑪2、⑭5、⑳3、2、⑳1、⑳2。⑬4、⑦1、⑬2、⑭5、⑳4、⑭、②1、⑭、W5、2、⑳1、④1、⑪3、W1★
ブラックチェッカー
「えらく簡素な文だな」
「今までの予告状から予想すると、たぶんまたアルファベットを使ってるんじゃない?」
「じゃ、この数字はアルファベットを表してるって事か?」
「うん、Wはそのままでいいと思うよ」
「なんで?」
「かえるも何も、何に変えるのよ」
「それもそうだな。じゃあ、
予告状
五の月の一日女神の天秤をいただくわ★
ブラックチェッカー
だな」
「そうね」
「五のつきの一日は、来週だな」
「じゃ、準備だ!」
セ(!!)
セルフィーの中で、一つの答えが出た。
セ(え、でも、そんな。いやあいつ等ならやりかねない)
次ブラックチェッカーが来るときに言ってやろう。そう思うセルフィーだった。
五のつきの一日。
「きょーこそあいつらを捕まえるぞー!」
『おー!』
「よう、やるわ」
「朝っぱらから、この元気だから毎回逃がしてんじゃねーの?」
ホームズが楽しそうに他の人たちを小声でからかう。セルフィーはある人物が居る場所をにらみつけていた。
セ(目にもの見せてやるわ。私にばれたこと一生後悔なさい!)
夜。
「みんあ、気をぬむなお」
「ガロアさん、あなたが一番気を抜いてると思いますよ」
ホームズが注意する。
バシューン
『!!』
いきなりの停電。
ガシャーン
窓の割れる音。
ピピッピー
女神の天秤のケースを開ける音。
「じゃあね~」
ブラックチェッカーの声。
「さっさとしろ!」
ホワイトチェッカーのこえ。
「まて!」
追いかけようとするが、暗くて何処にいるか分からない。
「痛!」
ブラックチェッカーが何かで怪我をしたようだ。
パチ
電気が復旧した。
窓の破片に血が付き、窓の外にも血痕がある。
「外に出たに違いない!全員外に出ろー!」
「待ってください!」
セルフィーが叫ぶ。
「なんだ?」
早く行かなければ逃げられるとばかりに、足踏みしながらガロアが聞く。
「ブラックチェッカーたちはまだここに居ます。外に出たら相手の思うつぼです!」
「じゃあ何処にいるんだ?誰かに変装しているのか?」
「はい」
セルフィーは首を縦に振る。
「部落チェッカーの前に確実なホワイトチェッカーを当てさせてください。ホワイトチェッカーの正体は・・・」
探偵気取りで、セルフィーが指差す。
「あなたですね!」
いかがだったでしょうか?
このホームズの謎解き事件簿は次回で最終回となります。
次回もお楽しみに。




