~番外編~濡れ衣解決!
ガロアが悔しがってその日はおわる。
翌日。
「女神の彫像も盗られて、黄金の天秤もとられて、最近は最悪なことが続きますね。カルロさん」
館長が意味ありげに、カルロをみる。(自信満々だったじゃねえかみたいな視線)
「な、なんですか!守れなかったのは、無能な警察と探偵のせいでしょ!」
その、カルロの言葉にホームズが反応した。
「あ?」
ヤンキーのようですごくがらが悪い。
「今、なんていったんだよ」
スノーマンが一歩下がる。
(ホームズがきれたー!)
「だれが、無能な警察と探偵なんだよ」
セルフィーも一歩下がる。ホームズはカルロに一歩近づく。
(ホームズさんきれてます?)
「少なくとも!黄金の天秤は俺らのせいじゃねぇよな?」
ガロアも下がる。
「そうだよなぁ!カルロさんよ。お前がニセモノの予告状なんざ出さなけりゃあ、ブラックチェッカーたちは来なかったはずなんだよ」
『!!』
「それ、本当ですか?」
「この前、ブラックチェッカーの予告状を見て分かった。予告状の星が白と黒で交互だったんだよ」
「ふぇ?」
セルフィーはなぜか持っていた予告状のコピーを見る。横からスノーマンたちも覗き込む。
一枚目
著宇打居☆
二枚目
EH<★
三枚目
2,K3,W1,N4☆
四枚目
いただくわ☆
五枚目
N!G#R#Z%☆
「四枚目だけ違います!」
「四枚目は黒のはずなんだな」
「じゃあ、誰が出したのか。俺が聞いた話からだと、一人しか思いつかない」
一拍。
「それが、お前なんだよ。カルロ!」
『!!』
「っく!」
「なんで、カルロさんなんですか?」
「まず、こいつが青の森がお気に入りなんだ」
「そうだったね」
「んで、館長に聞いたがこいつと館長は『黄金の天秤を盗まれなったら青の森をくれ』と言うのをこいつから言われたんだってよ」
「それも、自信満々によ」
「おかしいと思わねぇか?相手はあの有名怪盗ブラックチェッカー、そんなに自信があるなら前から言っとくよな。青の森がほしいからって賭けなら黄金の天秤じゃなくても出来るはずだ。カルロさんよ」
ゆっくりと、推理を語る。責めるように。カルロはただうなだれていた。
「別にな、俺は結局盗まれたからお前が何も言わなかったら俺もなにも言わなかった。ただな、お前の所為なのに俺らが悪者にされるのは我慢ならないんでなぁ」
ホームズは確実に怒っていた。
「で?カルロ、何か言うことはあるか?」
カルロはまだ黙っている。ホームズは追い討ちをかける。
「そうそう、今飾ってある青の森ってニセモノだよな」
「!!」
「あの油絵匂いがした、何年も前の絵が匂いなんてするわけない。お前はすでに絵をニセモノにすりかえていた。だがあれはこの期間しか飾っていない。館長の手に戻れば、ばれるのは必須。だから、思いついた。『ブラックチェッカーに盗ませよう』ってな。これのどこか間違ってるか?」
「まちがって・・・ません・・・・」
にがにがしそうに。カルロは崩れ落ちる。
後日。
「ホームズ、なんであんな少ない情報で分かったの?」
「え?あぁ、あれ?大体が鎌かけただけど?」
「へ?」
「えぇ!?あれが!?かまかけただけぇ!?あれが!?まじで!?うそでしょ!?」
「違うかったらどうしたんですか!?」
「え?別に?」
「別に?じゃないですよ!一歩間違えたら名誉毀損で訴えられますよ!」
『・・・・・・』
二人して黙る。
(え?なんですかこの空気)
「あ~、セルフィー知らないんだっけ?」
「ガロアさんは知ってるんじゃないの?」
「いや、ガロアさんも知らないとおもうな」
「え?そうなの?」
「何の話ですか?」
「・・・・ちょうどいいな、次の休みに俺の家来いよ。説明めんどくせぇ」
いすから立ち上がりながら、言う。
「ガロアさんにも言ってくる」
「はいよ~」
「?????」
セルフィーは頭に?をつけている。
これで、ホームズの正体と大豪邸に続きます。




