ホームズの大豪邸と正体
「これから分かるわ」
スノーマンは笑いながら言った。
「おーい、ついたぞ」
ホームズがみんなに声をかける。
「え?まじで?ここ?」
目の前には・・・・・林の中の大豪邸。
ピーンポーン
セルフィーとガロアが怖気づいているのを気にせず気軽にインターホンを押す。
『はい?どちらさまでしょうか・・・・、おじょうさま!』
「あ、ただいま。入り口開けてくれる?」
『もちろんです!少々お待ちください』
数秒後
ギギィー
「んじゃ、入りましょうか」
ホームズとスノーマンは先に行く。
「ちょ、待ってください!」
「まってくれ!」
「ただいまー」
「おじゃましまーす」
全員がホームズ家に入ると入り口が閉じられた。
「お帰りなさいませ!お嬢様!」
「いらっしゃいませ。」
「あ、サテラさん、イアルさん。私の仕事場の人たちだから」
「っと、お嬢様!またそんな格好して。来てください!」
「ちょっと!サテラさん!イアルさんみんなを広間につれていってて!」
「かしこまりました。みなさまこちらへ」
イアルにつれられながら、ガロアとセルフィーは相談(?)していた。
(なぁ、今お嬢様って言われてなかったか?)
(言われてました。なんでお坊ちゃまじゃないんでしょう?)
『む~』
「こちらでお待ちください」
「あ、はい」
三人はいすに座りホームズを待っていた。
数分後。
「ごめん、おまたせ」
女の声がすると、ホームズに似た女が出てきた。
「部屋に案内するよ」
「あの、あなただれですか?」
「へ?」
女は白いワンピースをきて、金色の髪をサラリと伸ばしている。
「あたしだよ、ホームズ。」
『へ!?』
ガロアとセルフィーの声が重なる。
「ね、言ったでしょ」
セルフィーにスノーマンがささやく。
「ま、ついてきてよ」
ホームズが三人を部屋に案内する。
「ガロア警部がここ、セルフィーがこっち、スノーマンはそこね」
「あの、ホームズさんなんで女って黙ってたんですか?」
「へ?だって、別に聞かれてないし。今お母さんでてってるみたいだから好きにしてくれていいよ」
「おれは少し休ませてもらう」
「ホームズさん、この家案内してくれませんか?」
「あ、私が案内するよ」
スノーマンが名乗り出る。
「え?スノーマンさんは一度来たことがあるんですか?」
「一回だけね」
「へ~、」
「んじゃ、スノーマンに任せるわ。私も仕事があるし」
ホームズは奥にひっこんだ。
「私達も行きましょうか」
スノーマンとセルフィーは屋敷の探検に出た。
「えっと、ここが食堂」
「広いですね。ここで夕食を食べたりするんですか?」
「そうよ。あ、ここの人はだいたいホームズだからホームズのことはティアって呼んだげて」
「あ、それもそうですね。ここはホームズ家ですし」
「そうそう。こっちが図書室。ティアがよく使ってるわね」
「本が好きなんですか?」
「自分の部屋にもでかい本棚を置くぐらいだからね。次行くよ」
「あ、はい」
スノーマンとセルフィーはホームズ家の探索を続けた。
二時間後。
「あれ~?セルフィーたちどこ行った?」
辺りを見回すホームズ。
「あ、サテラさん。スノウたちみてない?」
「見てませんけど」
「おかしいな~?」
屋敷の中を見回したが姿が見えない。
「屋根裏?」
「屋根裏は・・・」
「まぁ、そうなんだけど。あいつならやりかねないな」
「では、見てきますわ」
「あ、よろしく」
セルフィーたちをサテラに任すとホームズは食堂に向かった。
「エリンさん。何か手伝う?」
カウンターから顔を覗かせ、料理長のエリンに聞く。
「あ、料理を運んでくれますか?急なお客様で手が足りないんです」
「りょうかーい」
料理の大皿をテーブルに運ぶ。
「あれ?なんか豪勢じゃない?」
「ホームズ家若当主のお帰りが豪華じゃないと思いますか?」
「思わない」
「お嬢様、スノウさんたち見当たりませんでした」
「え?おかしいな。あたしが見てくるね」
タタタタタタタタ
ホームズはセルフィーたちを探しに出た。
「お嬢様、変わりましたねー」
「そうですね。前までは本を読む内気なタイプでしたのに。」
『アレを始めてからはね~』
「美希さんから誘われてなければ今頃はホームズ家の当主ですわね」
「美保さんたちにも感謝しておかないと」
「本を読んでいても連れ出してしまうんですものね」
「何の話をしてるんですか?」
「あ、イアルさん」
「お嬢様の話ですよ」
その後も三人の話は続いた。
一方、ホームズ。
『キャー!』
「!セルフィー?!」
声のしたほうを見る。上だ。
「もしや、屋根裏!?」
ダッシュで階段を駆け上る。屋根裏部屋の前にはセルフィーとスノーマンが。
「スノーマン!」
二人を襲おうとした人の手首を捻り上げ、後ろに回るとねじ伏せた。
「セルフィー!ひも!」
「持ってないです」
「もってくる!」
「はい!」
「スノーマン!」
「はいぃ!?」
「何でここにいるの!?」
「え、なんでって・・・」
スノーマンがしどろもどろになる。
「ここには、来ちゃダメって言うのはあんたが一番よく分かってるでしょ!」
「はい」
「ひも、もって来ました!」
「かして!」
「はい!」
ホームズは、ねじふせた奴をロープでしばると屋根裏部屋にまた突っ込んだ。
「ふぅ。もうここには近づかないでね」
『はい』
「夕飯だから食堂いくよ」
『はーい!』
「何故そこだけ元気がいいの?」
はい!第十八話です!
いかがでしたか?ホームズが女だったというしょーげきの事実!
あと、一話ぐらいホームズ家の話です。
次話もお楽しみに☆




