二人の怪盗と濡れ衣
ホームズ視点です。(一応)
「はぁ」
えーっと、先に昨日四ノ月の十日のことをお話しよう。まぁ、毎度のごとく盗んでいきやがったんですよ。ブラックチェッカーが。で、何でこんなにため息をついているかと言うと、今日の朝の話。と言ってもついさっきの話なのだが。
「あの~、ガロア警部」
「はい?」
「私のつくえにあったんですけど」
ガロアを呼んだのは館長。その館長が、差し出してきたのはチェッカー模様の手紙
「!!スノーマーン!」
すごい速さで、俺ホームズとスノーマンに届けられたのだ。
少しくらい休ませやがれ!
「んじゃ、見せてくださいよ。その館長のところに置いてあったやつを。」
半分やけくそなのは気にしないでくれ。
「これなんだが、なんで半分やけくそなんだ?」
ちっ、見破られたか。いやそこじゃなくて。
拝啓ガロア様
明日黄金の天秤をいただくわ☆ 黒チェッカー
「暗号はないのな」
ラッキーだけど、がっかり。
「・・・・・?」
何か変だ。
「女神関連のものしか盗んでなかったのに何でいきなり天秤なんか・・・」
あ、そういうこと。でも何か違う気がするんだよな~。
「あ~、んじゃ明日守ればいいってことですね」
翌日。
「わざわざ、休館するとはね」
「・・・・・・・・」
「ホームズ聞いてる?」
「ZZZZZ・・・・・」
「おーい、おきろー!」
「ZZZZZ・・・・・」
ホームズは、床に座り込み寝ていた。
「くぁ、あ、~~、ZZZZZZZ・・・・」
「ん?ホームズどうしたんんだ?」
ため息をつきながら、スノーマンが返す
「寝てます」
「いや、寝てるのは分かるが」
「寝てるだけです」
「何でこんな所で寝てるんだ?」
「さぁ?」
「仮眠室に連れてくか。おい、ホームズ起きろ」
ガロアが、ホームズの頬を叩いて起こそうとする。
「あ!はい!?きたんでくか?」
「言葉がおかしい。寝るなら仮眠室行け、お前は別にいなくてもいいから」
「あ、はい。じゃあお言葉に甘えまして」
フラフラとホームズが歩いていった。
「途中で行き倒れてなきゃいいけど・・」
カッチ カッチ
時計の音だけが響く。
「あ!」
スノーマンが窓を指差す。そこにはホワイトチェッカーが。
「捕まえられるモンならつかまえてみやがれ!」
ホワイトチェッカーが逃げ回る。それを警察が追う。 ニャー
「ちょっと、全員追いかけてたら・・」
「そうね、私がとっちゃおうっと」
ホワイトチェッカーの真反対に黄金の天秤を持ったブラックチェッカーが。
「スノーマン、あなたとホームズなら私達の濡れ衣を晴らしてくれるよね」
ブラックチェッカーが言うと、そのまま窓から飛び降りた。
「ちょ!」
「追え~!」
警察たちは外に出てブラックチェッカーを追いかけていった。
「では、俺もこれで」
ホワイトチェッカーはペコリと一礼し自分も窓から出て行った。
「え!」
スノーマンは一人広間に取り残された。
「私にどうしろと!?」
十五話です。




