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ぼくは、自分がいつどこで生まれたのか覚えていない。

気がついたら、そこにいた。

影の中に溶け込み、静かに存在している小さな影。


ある日、ぼくは公園で、陽だまりにいる一人のおじいさんを見つけた。

おじいさんは、静かに日向ぼっこをしていた。


ぼくは茂みの影に隠れて、ぼんやりとそれを眺めていた。

すると、なぜかおじいさんがぼくに気づいた。

「おや、こんなところに小さな仔猫がいたか。」

ぼくには、言葉の意味はよく分からなかったけれど、柔らかい声と、優しい眼差しがぼくを包んだ。

驚いてぼくは逃げたけれど、なんとなく気になって、次の日もまた、そこに行くことにした。


それから不思議な関係ができた。

ぼくがそばにいると、なぜだか必ずおじいさんは気づき、話しかけてくれるのだ。

とはいえ、ほとんどは一方的な独り言のような内容で、ぼくにはよく分からないことも多かった。

それでも、なぜだか心地よかった。

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