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恋のけもの

作者: 秋葉竹



恋って、不思議

架空の世界をみせてくれるから

なんだかキラキラした空気が

朝早くから幸せでくるんでくれる


だれにもらった訳でもない

平穏でなだらかな生活とか心とか

パリパリ音を立てて食べられる

コンビニのおにぎりの海苔にさえ

なにかの魔法を感じてしまうくらいの

幸せさ


痛んでも痛んでも手放さなかった

あのあたたかな気持ち

だけがまるで清潔な夜の寝床で

ぐっすりと眠る手助けをしてくれる

のならそれは嬉しい痛みなのかもしれない

ほんとうはやるせない痛みなのかもしれない

なら気づかないフリだけは

上手にこなせる自信はあるかな


性、

という言葉が嫌いだ

精神性とか

感受性とか

個性とか

多様性とか

だいたい性のつく言葉は

わたしにナニカを突きつける

それは氷のヤイバって

比喩表現でもOKなありきたりな

スルドサなのかもしれないな


恋って、不可思議。


過去の海を泳ぐ泳ぎ方を知らないと

恋のひとつもできやしないみたい

なんだかつまらないくらいややこしい

けれどもその魔法にかかれば

すべてが幸せな世界になり

どこでもキラキラな空気になり

生きてるだけで楽しい気持ちに

してくれるお手軽でお気楽な嘘だとしても

そこにくるまれるいっぴきの

恋のけものになりたいんだ素直にそう

それはやっぱりそうなんだ

それはとても良いことなんだと想うんだ



 



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