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巡リ愛テ  作者: ロスキー
舞台裏にて
1/8

〈0〉呪始探譚

よろしくお願いします

この世界は素晴らしい。

緑豊かに獣は暮らし、海の底まで命が在る。

何より、我々は文明の中に生きている。


我々は文明を育み、文明は我々を導く。

文明によって感性を得た我々は、悩み、藻掻き、苦しみ続ける。


そして我々は、いつしか愛を知るだろう。

愛、それは大きな、実に大きな言葉だ。

一文字の中に、数え切れないほどの意味が包括されている。



そう、例えばそれは



「それは、悍ましい呪い」

「それは、大人気の物語」

「それは、始まりの場所」

「それは、見えない想い」





愛とは何か? この問いに正解は無く、各々が胸の内に考えを持っている。


しかし、解を得なければ答えには辿り着けない。

故に彼らは、これらに向き合う方法を探さねばならない。



呪縛にどう抵抗するのか。

奇譚をどう解釈するのか。

始点へどう回帰するのか。

感情をどう探求するのか。





勿論、こんな問いは無視したって構わない。

肝心なのは己の納得を得ること。それさえ達成出来るのなら、なんだっていい。


だからどうか、どうかその答えを聞かせておくれ。

私はそのために全てを尽くそう。

その結末がどうなろうとも、愛してみせよう。





だってこれは、私の物語。

私が作る、私のための物語なのだから。





幕は上がらず、ブザーは鳴らず。

アナウンスも、目次も、オープニングも無い。

けれど、ここには私の声がある。それでいい、それだけでいい。

声があれば、これさえ言えるのならば。



では皆様、ネットに繋ぎ、飲食は自由に、騒がしく───





「はじまり、はじまり」 


これは、呪いの始まりを探す物語である

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