追放された司祭見習いの少年 ～バカにされ続けた能力で、死霊術師が現れた国の窮地を救う！～

「聖騎士にも司祭にもなれない役立たずが！ お前の様な落ちこぼれは、この大神殿から出てゆけ！」

　少年クリフは父の様な立派な『聖騎士』になる事を夢みていたが、剣術の才能が全く無い為に絶望する。それでも大神殿に仕えて多くの人の役に立ちたいと願い、今度は司祭見習いになるが自分には法力も無い事に気が付いてしまう。

　周りからは「無能」「何をやらせてもダメな奴」と罵詈雑言を浴びせられ、ついにクリフは司祭に神殿から出ていくように命じられる。

　そんな時、『６聖剣』と呼ばれる聖騎士の英雄２人が『死霊術師』に殺されるという、衝撃的な大事件が起きてしまう。

　国の窮地に「無能」とバカにされ続けたクリフが立ち上がり、徐々にその才能が覚醒され、やがて国を救う戦士へと変貌を遂げるのであった。