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裏切り者!

 

 勝手に持ち場を離れた事を師匠とハイドにコッテリ絞られた後、私達は汽車でコルネリア様達の待っている所まで戻る。戻り際に騒ぎになっていた街の様子を伺ってみたが、皆怒りが鎮静化し騒ぎは収まっていた。


 汽車では多少のゴタゴタが有ったモノの、特に問題も無く移動出来た。

 帰って来ると、先程は居なかった純菜も交えてバーベキューをして居た。呑気だなぁ


「御苦労だった。で、どうだった?」


 コルネリア様への報告は師匠が行なってくれたので、私はバーベキューに混ざる事に。


「お肉、お肉!」


 焼けたお肉を頬張りながら、元気の無い純菜を見やる。何か有ったのだろうか?


「純菜? どうした? お腹痛い?」

「お腹は痛く無いし、どうもしていないよ」


 それだけ言うと純菜はキャンピンの中に帰ってしまった。


「メガ萌……。なんか気に触る事言った? 特にギースらへんが」


 あれだけ思い詰める純菜の姿には見覚えが有る。それは、師匠とハイドにボロカスに詰られた時、あんな感じだった


「特に何も無かったぞ? いつの間にか純菜は居なくなってて、いつの間にか戻って来てた」

「ふーん」


 なんか引っかかるが、特に気にする事でも無いだろうと思い、食事を再開する。





 それから数日が経ち、今日も今日とてキャンピンは走る。

 最近、純菜の様子が可笑しいが皆んなが気にしていないので私も気にしない事にする。


「師匠ー! どうです? 完璧です?」

「あぁ。問題無いだろう」


 最近、やっと片目にも慣れ、今まで通り戦える様になって来た。片目って思ったより不便だよ……。


 今日は海の近くにて野営予定だ。街は近くに有ったのだが、駐車場がいっぱいで停められそうになかった為、今回は野営だ。


 辺りが暗くなり始めた頃、漸く終わった師匠との組手。一息つき、さぁ部屋に戻ろうと思っていたら、複数名の気配が辺りに充満した。

 師匠も気付いているらしく、構え出した。ハイドやギースは既に構えていたが、純菜が少し遅れて構えた。

 これだけ、人が居るし、私は必要無いかもっと思いキャンピン内に入るか悩む。

 現在、外に居るのは私、ギース、ハイド、師匠、純菜、コルネリア様だ。アスターとジィジはキャンピンの中なので、安全だろう。


「コルネリア様、キャンピンの中にお戻り下さい」

「いや、しかし……。相手が交渉したいだけなら、危険は……」

「確実に敵意です」


 殺気が刺さって痛いくらいだ。これはドクトゥスが居るとみた!


「接近に気付けなかったが……。黒が居るな」

「あぁ、近くに来るまで発見出来なかったが……。2つ気配がする」


 なん……だと……。黒が居るなら、追ってではないか!


「久しいなリンドヴァル。いや、この前、会ったな」

「……」


 例の双子来たー!! この前ブリだ!


「こんな所まで御苦労な事だな。お前達2人で何が出来る? 此処にはギースも居る。お前達に勝ち目は無いぞ?」


 挑発するハイド。良いぞ! もっと言ってやれ!


 ハイドの言葉に双子はフッと笑った後、


「無駄に戦う必要など無いさ。なぁ? 純菜」


 双子の1人、ラミルが純菜に問いかけた。すると純菜は近くに居たコルネリア様を掴み、額に銃を突き付けた。そして、双子の近くに寄る


「ファッ⁉︎」


 何やっとるんだ純菜!


「……そうか。お前、裏切ったな」

「……」


 裏切った⁉︎ 純菜が⁉︎


「……。すまないとは思っている。しかし! やはり私はソフィア様の為に!」

「純菜……」


 最後の「純菜……」は騒ぎを聞きつけてキャンピンから出てきたメガ萌である。まるで、悲劇のヒロインの様に手を前で握り、祈るポーズをしている。なんでそのポーズをチョイスした?


「コチラに部がある。コルネリア様の首、落とされたくなければ大人しくしろ」


 カミルの方が純菜に近寄り、コルネリア様を奪った。そして首に剣を押し当てて、私達を脅して来た。思い切り悪役のセリフである


「さて、最優先は宝玉を持つお前だ」


 私は為す術も無くカミルに捕まる。だって動いたらコルネリア様が危ないし……。殊技使って助け様にも殊技殺し使える奴いるし


「あの……。お手柔らかにお願いしますね」

「知らん」

「イタ! 痛い、痛い! 掴み方、雑い! 女の子は優しく、真綿に包む様に触れろって習わなかっ……もが⁉︎」


 騒いでいると口を何かで覆われた。これで何も話せない


「1番厄介な能力を持つ女はお前が持て、後は俺が連れて行く」


 カミルが私を、他の面々はラミルとその配下が連れて行くらしい。完璧に私の殊技を封じに来たな


「やれやれじゃ」


 一瞬の隙を突き、ギースが目の前の配下に頭突きを食らわせる。そして、目にも止まらぬ速さで近くに居たアスターを連れてキャンピンに乗り込む。するとキャンピンは勢いよく発信! 海にダイブした。

 私達を置いて3人は行方を眩ます事となる


「別に構わないさ。目的の物は手に入った」


 慌てふためく手下達に言うカミル。目的の物とは私達の事でしょうか?


「さて、行こうか」


 船に乗せられて、連行された。さて、何処に連れて行かれるのでしょうか?

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