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発言権をください

 

 目を瞑り、ようやくウトウト出来た頃に頬をペチペチと叩かれる。誰だよ、もぅ……


「死にそうだな」

「ハイドかよ」


 私の頭の上に陣取り胡座で座って居るボロボロのハイド。その横には同じくボロボロの師匠も居る。2人共、大変だったんだな


「コルネリア様は?」

「ギースが奪還に成功した。時期に合流する」


 流石、ギースだ。パーティー最強は伊達じゃない


「純菜は目的には入って居なかったが?」

「薄情な奴め。いいでしょ? 偶然見つけたんだよ」


 険しい顔で私を見る2人。純菜はバツが悪そうな顔をしている。何事?


「服はどうした?」


 そういえば、久遠に剥ぎ取られたのだった。忘れてた


「紋様が見えている。まさか、バレたのか?」

「あー……」


 そっちか。そっちの心配か。この2人、険しい顔をしているから私の怪我の心配でもしてくれて居たのかと思えば、宝玉がバレた事の心配だったとは……。酷いな


「向こうは気づいてたよ? 私が持ってるって。そんで殊技の事も勘付いてる」


 私が言うと溜息を吐かれた


「お前がバラした様なものだろうが」

「……まあ、はい。そうですね」


 確かに私が御しきれていればバレなかったかも……。しかも、今回は殊技を使いたい放題したので影ではない事もバレるだろう。やらかしたな……


「……そんなに私は頼りないのか?」


 私とハイドが言い合いをしていると、純菜が声を震わせながら問うて来た。突然、どうした?


「……? そんな事ないでしょう。頼りにしてるよー」

「お前は黙ってろ」

「イエッサ」


 ハイドに額を叩かれ注意される。何故? そして何の話?


「お前は弱い。それは分かっているだろう。だから言わなかった」

「……」


 ハイドは純菜に顔を向ける事なく言う。視線は私の右目だ。


「それがコルネリア様の決定だった」


 師匠が簡易的に私の手当をしながら純菜に言う。これで何を話しているのか分かった。恐らく、宝玉の件だ。宝玉を持っているのが私だっと、伝えなかった事を言っているのだろう


「私は言おうと思ったけど……ししょ」

「お前は黙ってろ」

「……イエス」


 またも額を叩かれて止められた。私に発言権無しか⁉︎


「……」


 純菜はダンマリになってしまった。そりゃ、そうだろう。六花2人から責められれば、流石の私でも黙る。無駄に迫力が有るし、イケメンだし。


「今回、コルネリア様が拐われたのはお前の所為でも有る」

「お前の落ち度だな」


 攻める2人。もう辞めたげてよ! 純菜のライフはもうゼロよ!


「まぁまぁ、お二人共! 私が護衛でも拐われてるだろうし! 誰でもあっても今回は防げ……」

「だから黙ってろ」

「……痛っ⁉︎ 噛まれた肩を掴むな!」


 本当に発言権が無い。酷いよ……。


 純菜を攻める2人をどう止めようか悩んでるいると、助けが来た。それは……


「皆んな無事か?」

「コルネリア様! っとギース」


 コルネリア様とギースだった。良い何処に来てくれた! これで2人は純菜を責めないだろう。何故ならコルネリア様の安否確認の方が先だから!


「コルネリア様! ご無事でなによりです」

「すまない、皆んな」


 立ち上がりお辞儀する3人に習い、私も起き上がろうとしたが、体に力が入らず無理だった。


「佳月……かなりの重傷だな」

「佳月は薬を打たれたので、暫くは動けないかと……」

「そうか」


 キャンピンに合流すべく移動する事に。動けない私は師匠が肩に担ぎあげて移動してくれた。担ぐのは良いのだが、師匠の逞しい肩が腹にめり込んで痛い。

お姫様抱っこしてほしいなんて思わないが、せめてもう少し優しい抱き方してほしいものだ。そう、負んぶとか


「コルネリア様、ご無事で!」


 キャンピンに着くと、ジィジとアスターが出迎えてくれた。出迎えご苦労である


「あぁ、すまないな。それより、佳月達の手当をしてやってくれ。ギース以外、怪我が酷い」


 ギースは自身の殊技で怪我が治るので除外。他は私を含め、かなりの怪我をしている。やはり4人で砦に攻め込むのは無謀だったんだな






「お前、これトラバサミじゃないのか? まさか、引っかかったのか?」


 医務室で治療中、アスターに呆れた顔をされた。解せぬ


「仕方ないでしょが! 気が付いたら足元にあったの!」


 グダグダ言い合いながら治療してくれるアスター。因みに私が1番重傷だったので、私が1番最初に手当を受けている


「宝玉、バレたんだってな」

「まぁね」


 宝玉がバレた今、奴らは私も狙ってくるだろう。これから、かなり厳しくなるな

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