表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/92

侵入!

 

「ベロニカ=ヴォルケンシュタインの殊技は【魔法系統の無効化】と、謎が多いが6本の剣を自在に操る能力の2つを持っている。1つ目の【魔法系統の無効化】は1番厄介で俺の目を使う殊技もリンドヴァルの殊技【殊技殺し】もお前の影を操り攻撃する手段も通用しない」


 ハイドが六花最強ベロニカの殊技説明をしてくれる


「こちらの殊技を完封し、尚且つ向こうは攻撃系統の殊技を持っている。正直、勝てる相手ではないな」

「だろうね」


 こちらの殊技は無力化されるが、向こうは攻撃系の殊技でこちらを攻撃出来るとか……何それ無理ゲー?


「そして砦内にもう1つ黒い宝具反応がある。六花の誰かが居るな」


 向こうは六花2人に恐らく花弦が数名。こちらは六花2人と、元六花・現花弦最強のギース。これ、戦力は五分五分くらいだろうか?

 私がどれだけ役に立てるかによって勝敗が決まりそうである


「向こうの位置が分かるという事は、向こう同じで分かっておる。ならば別行動が妥当じゃな」


 ギースが提案する。確かに私は兎も角、師匠とハイドの黒い宝具の所為でコチラの居場所はダダ漏れ。共に行動していれば、見つかるのは当たり前なのだが……敵地で別行動って危なくない?


「コルネリア様を奪還した者は各自の端末の電話をワン切り。これが合図じゃ。これの合図が来たら撤収。これでヨシ!」

「あ、ギース⁉︎ ちょっと⁉︎」


 まさかのギース先に行っちゃった⁉︎ 作戦それだけ⁉︎


「はぁ……ギースはいつもそうだ。何も考えず突っ走って自滅する」


 疲れた顔で言うハイド。君も苦労してるんだね


「佳月、お前も行け。俺とハイドで六花の相手をする」


 師匠が言って来た。やっぱり単独行動なのね……


「師匠は六花最強とタイマン張って勝てます?」

「無理だ」

「……即答」


 大丈夫なのだろうか? 六花最強の方を見ると6本の剣が宙に浮き動いている。もしかしなくてもアレで攻撃してくるのだろう。師匠は遠距離苦手だし、確かにキツイだろう


「だからNo.2なのね……」


 師匠達を信じて私は別ルートを進む事に。




 砦付近に近づき侵入出来そうな場所を探す。砦は大きな壁に囲われており鉄壁の要塞の様だ。


「まぁ、影があれば摺り抜けられるけど」


 私は壁の影に入り、壁内の影から侵入。兵達の目を掻い潜りながら、取り敢えずメインのパソコンルームを目指す。そこで全体図と人の大まかな位置を確認する気なのだ


《メインならカメラの映像とか見れそうだし……。》


 前回の砦潜入時にも使った手である。




 誰にも見つかる事なく重要そうな部屋の前まで到着。私、隠密行動が得意なのかもしれない。


《ロックが有るか……》


 カード認証のロックを発見。こういう場合、パーツをバラして中の機会を弄れば開くが……痕跡残したくないしな。


 私は手袋をして機会に触るが何も手は無い。どうするか……ここに入る人を待っても良いが、いつ見つかるか分からないし、時間も惜しい。

 考え込んでいたその時、中から人が急いで出てきた。慌てて隠れる私。無事、見つかる事は無かったが折角開いた扉が閉まってしまった


今、手にカードキー持ってたよな……


 私は先程の人を追い、後ろから口を押さえて攻撃した。安心しろ命までは取らない

 ちょっと寝てもらい、カードを拝借。それで中に侵入を果たした


「誰も居ない」


 拳銃構えて中に入ったが誰も居なかった。私は部屋内に有るカメラの死角になる様に動き部屋内を物色する。ココはメインコンピュータ室では無かったらしい


「侵入者は3人で、現在3人共に六花が相手をしているようです」


 急に誰かが入って来た。慌てて物陰に隠れてやり過ごす。なんだか映画とかで見たスパイモノみたいで面白くなって来た


「ハイド、リンドヴァルの2人をベロニカ様が応戦し、ギースは久遠様が応戦中との事です」


 久遠、来てた⁉︎ もう1人は久遠か……というか、皆んな戦ってるの? 動けるの私だけ?


「妹の事ですか……恐らく侵入して来てないと思います。あれに侵入する能力なんてないし、そもそも、そんな度胸も無いでしょう」


 妹? と思いコッソリ覗いてみると、あら不思議。兄様だわ


「……お前の妹は六花とタイマン張れる程強い。なんだ? まだお前は妹の力が信じられないのか?」

「いえ……でも、絶対に弱い筈なのです。俺に勝てた試しが無いし」

「お前がそんなだから、手を抜いてくれて居たのだろう? 弱者が強者を演じる事は出来ないが強者が弱者を演じる事は可能だしな」

「……」


 いいぞ! もっと言ってやれ!

 私は心の中で兄の上司(仮)にエールを送る。納得してない様子の兄様を置いて上司(仮)は出て行こうとする


「お前の妹が侵入したという報告は無いが、恐らく居るだろう。警戒しろ」

「……了解しました」


 出て行ってしまった上司(仮)。見た目的に強そうだし、花弦かもしれない。気を付けよう


「やぁ、兄様お元気? あ、やっぱり元気だね。元気ついでにメインコンピュータ室に案内してよ」

「……」


 私が兄様の前に立つと兄様絶句。かなり面白い顔でフリーズする兄を写メる。


「な、なんでココに」

「なんでって……コルネリア様の奪還だよ。ついでに純菜もね。それにしてもココのセキュリティーはガバガバだね。楽々侵入出来たよ?」


 言葉が出ない兄に銃を突き付けて


「今は時間が惜しいんです。メインのコンピュータ室かコルネリア様の居場所に案内しなさい。例え兄でも容赦しません。それが忠誠というものでしょう?」


 兄の背中に銃を突き付けて歩く様に促す。


「……コルネリア様の居場所は分からん。メインコンピュータ室は5階の1番端だ。だが! お前がそこに辿り着く事は無い!」


 兄は振り向き攻撃を加えようとして来たが、私は易々とそれを回避。腹部に蹴りを入れ、大人しくさせる


「兄様……兄様は信じたくない様ですが、私はそれなりに戦えるのです。貴方がどれだけ否定しても私は貴方より強い。弁えて下さい」


 私は言いながら兄を縛り上げ、口に猿轡を付けて適当な箱に詰め込む。中を見えなくして、出来上がり


「放置プレイで」


 お得意の放置プレイで兄を放置した後、信じていないが兄様の言った5階の端の部屋に向う事にする

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ