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2話 ダンジョン運営スタート

とりあえず、僕がまず作ろうと思うのは、ボス部屋。これはギミックの1つで、中にいるボスモンスターを倒すまで出ることも先に進むことも出来ないという物。

これをコアがある部屋の前に設置する。中にいるのは勿論冥界の女王(エレシュキガル)

彼女は最高ランクのSランクのモンスター、よほどの事が無い限りは負けないだろう。


と、いう事で、ボス部屋を作って冥界の女王(エレシュキガル)を連れてきた。

ボス部屋の内装は、空には紫の月が浮かび、地面は荒廃し、枯れ木が何本か生えている。後ろには半壊した王城が建っていて、この王城の門をくぐるとコアの部屋につながっている、といった感じだ。


実はこのボス部屋、内装を自由に変えることが出来て、僕がそれっぽくデザインしただけだから、地面もずっと先まであるように見えるが、実際の広さは100m四方位でそれ以上先は見えない壁があって進めない。

こういうのは雰囲気が大事だからね、納得のいく物ができるまで何度も作り直した。冥界の女王(エレシュキガル)に合わせて冥界をイメージして作った。


しかもこの部屋、オプションで面白い機能を付けてある。この部屋に付いている機能、それは怨念の霧(ヴェノムミスト)これは、アンデッド達を回復し、生者には逆にダメージを与える不思議な霧で、これが部屋全体に充満している。


冥界の女王(エレシュキガル)、君にはここまで来た侵入者を排除して欲しい。ここがダンジョンの最終防衛線だ。頼めるか?」

「了解、此処は絶対に誰一人とシて通さなイ。」

「そう言ってくれると心強いよ。じゃあ、よろしくね。」


それじゃあ防衛は彼女に任せて、僕はダンジョン作りを続けようか。

ボス部屋作製に罹ったかかったのはオプション含め400DP、残りの600DPで何を作ろうか...


おっ、良さそうなのがあった。500DPで変化する迷宮ってのがあった、これは基本的には200DPの迷宮と変わらないんだけど、なんと入るたびに中の構造が変わるおまけ付き。一階層をこれに変更する。

本当は階層を増やしたいけど、新しい階層を増やすには、追加で500DPかかるから出来ないんだよね。


兎も角、これなら攻略もし難くなるだろう。頑張って中の地図を作った冒険者の悔しそうな顔が目に浮かぶね。

まあ冒険者がダンジョン内の地図を作るかどうかは分かんないけどね。


残りのDPでスケルトンの召喚門を作る。召喚門っていうのは魔物召喚をする時に10倍のDPを支払うことで作れる魔法陣で、Eランクなら30分に一匹、Dランクなら1時間に一匹、Cランクなら3時間に一匹湧いてくるっていう代物だ。

これで僕のダンジョンには30分に一回スケルトンが湧いてくるようになったわけだ。なんにせよ、これでDPは全部無くなった。


それじゃあ、このダンジョンを開放して、侵入者を待ちますかね。

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