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23話 冒険者登録

結果から言おう、何とかなった。

怪しまれてはいたが、あそこで目立たない様な殺したのが功をなしたのか、しばらくしたら解放された。


しっかしあれは何だったんだろ?途中で兵士がローブを羽織った老人を連れてきたんだが、その老人、最初は偉そうだったんだけど、アイリスのドレスを見た瞬間急に、今までと打って変わって驚くほど低姿勢になったんだよ。

そんで兵士の人と話し出して、その後開放されたんだよね。

この世界の技術レベルは知らないからよく分かんないけど、アイリスのドレスは一応マジックアイテムだけど、そこまで驚くほどの物じゃなかったと思うし...実際リストにはもっと強いやつもあったしね。


まあ、別にいいや。とにかく今後の為にも冒険者登録でもしておくか。

なんでも、冒険者登録をするとギルドカードってのがもらえて、それが身分証明書の役割を果たすらしい。


てなわけで冒険者ギルドまで来たんだが、めっちゃ見られている。流石に仮面に黒コートは怪しすぎたか?

まあ別にどうでもいいや、とりあえずさっさと登録だけしますかね。

「あの、冒険者登録しに来たんですけど。」

「はい、冒険者登録ですね。ではこちらの紙に必要事項を記入してください。」


ほうほう、必要事項ってのは名前、種族、職業の3つか。

名前は...そうだな、メイズにしよう。英語で迷宮って意味で、ダンジョンからとってみた。

次は種族、これは人間でいいだろう。僕の見た目は人間と変わらないし、ファンタジー定番の鑑定スキルでもない限りバレないだろう。

問題は職業、そもそも僕は身体能力こそ人間離れしてるけど、襲撃かけた時に分かったことだけど、僕くらいの身体能力の人間は、冒険者ならそこそこいる。そもそも戦闘スキルとかないし、どうしたものか...あっそうだ、良いこと思いついた。剣士にしておこう。


ちなみにアイリスの方はこうなった。

名前:アイリス、種族:人間、職業:魔術師 

最初は種族の欄にエレシュキガルって書こうとしてたから急いでペンを取り上げて書き換えたし、これで問題ないはずだ。


「コレでお願いします。」

「はい、剣士のメイズ様と魔術師のアイリス様ですね。それでは、こちらがギルドカードになります。ギルドカードは無くすと再発行にお金がかかるので、気を付けてくださいね。」

そう言って受付嬢は二つの銅のプレートを差し出してくる。


さて、これで身分証明は出来るようになった訳だが、何をしようか...そうだな、この世界について少し調べてみるか。

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