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17話 開戦(混成軍サイド)

街の大森林側の防壁には、冒険者、教会の神官、常備兵からなる混成軍が集合していた。

冒険者は個々に準備を、神官は兵士の武器に浄化の付与魔法を付けたりと、それぞれが忙しくアンデッドを迎え撃つ準備をしている。


いよいよか、アンデッドの大群を討伐するために出来る事はやったつもりだが、それでも不安は残る。

1000を超えるアンデッドの大群が、ゾンビやスケルトンといった低ランクモンスターなら何とかなるだろう。

不安の種、それはあの大群を使役する高ランクモンスターの存在だ。例え大群を構成するモンスターが低位だとしても、あれだけの数を使役するとなると、最低でもBランク以上の指揮官が居るはずだ。

BランクともなるとAランク冒険者、もしくはBランクパーティーと対等に戦う化け物だぞ。


とにかく、今は戦うしかないか...ここはいっちょギルドマスターとして激励でもしておこうか。

「誇り高き我々冒険者が、あんな腐れアンデッドどもに負けるわけがあるかッ!!」

「そんなわけ無い!」

「アンデッドなんかに街を壊されてたまるか!」

「そうだッ!」

士気は高い。これなら、戦闘もなんとかなるか?

そんなことを思っていると、今まで大森林から動きが無かったアンデッド達が動き出す。

「行くぞ冒険者諸君ッ!アンデッド達を駆逐してやれッ!全軍ッ突撃ィッ!!!」

「オオオオオッ!!!!!」


こうして、混成軍VSアンデッド軍が激突した。

戦闘開始してすぐ、最初のぶつかり合いが始まる。混成軍は身軽な前衛型冒険者 約300人、アンデッド軍は移動速度の速いスケルトン 約1000体。


このぶつかり合いは、冒険者が優勢...に見えた。スケルトンは数は多いが、戦闘能力は冒険者より大きく劣る。

1人に付き3体、Cランク以上の冒険者が3体のスケルトンを倒すのは容易い。しかし300対1000なんて混戦状態なら話は変わってくる。

しかもスケルトンは浄化するか、原型をとどめないほど粉々にするまでは、倒しても蘇る厄介な特性を持ち、スケルトンたちもそれを理解しているのか、屍を守るように動いてくる。


そのせいでスケルトンの数はなかなか減らず、その圧倒的な数で、波の様に冒険者達を徐々に飲み込んでいく。

最初のぶつかり合いは、アンデッド軍やや優勢という結果になった。




 混成軍                     アンデット軍

・冒険者:500(内300人が戦闘中)  ・スケルトン:5000(内1000体が戦闘中)

・兵士 :800                ・ゾンビ  :5000

・神官 :100                ・レイス  :3000

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