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老人の膝枕で目覚めた俺と不思議な世界

夢の声に呼ばれ目覚めたら老人の膝枕の上で目覚め、慣れない世界について説明され混乱し、気絶してしまった弘美、状況は分かったようだが、

さて…どうなるのか…?

謎の声で目覚めた俺…気づくとそこは緑なす草原…普通なら走り回りたいが…頭の下が何故かほんのり暖かい…何故…



???「木ノ本殿…木ノ本殿!起きてくだされ!

私の膝は枕ではありませんぞ!」



なんかお爺さんが俺の名字を連呼してる…

膝…?膝…?ピザ…じゃなかった…って…もしや…



弘美「お爺さんの膝枕ぁぁぁっ!?」



???「ワァオッ!? 木ノ本殿!脅かさないで下され…吃驚しましたぞ…」



そこにいたのは真っ白くて膝元まで伸びてる髭と

ミリタリーに詳しい友達なら蘊蓄を散々聞かされそうな軍服に勲章を沢山着けた鼻の赤いお爺さんがいた…。



???「木ノ本殿…お目覚めになりましたな…」



弘美「…お爺さん…私のご先祖様?」



???「ご先祖だったら態々名字では言わないでしょう…私は、ベルド星雲連盟レモルタ王国、陸軍大尉クレイヴィル-ローノス160歳であります!」



弘美「へ…ベルド…?星雲…?160っさい…」



バタン…



ローノス「木ノ本殿!!」



これは何かの夢だ…そうだ、きっと寝る前にやったRPGの頑固な老大尉が夢に出てきたんだ…

早く起きよう…明日はショッピングなんだから…



ローノス「木ノ本殿っ!」



弘美「はっ!…何ですか…さっきのお爺さん…」



ローノス「木ノ本殿…確かに異世界に来られたのは不安でしょうが…」



弘美「お爺さん…僕はどうしたら帰れます?」



ローノス「へっ?それは…」



弘美「もしかして…帰れないの?」



ローノス「…になるんですかね…」



弘美「そんなあああっ!!!!明日は祐太と

隣町まで行ってボーリングしようと計画してたのいいいっ!!」



ローノス「…ボーリング…過去の世界のゲームで

ありますか?」



弘美「…?」



ローノス「あ…オホン…と、とにかく…あなた様には法王様にお会いしていただかねば…」



弘美「もぅ…好きにして…」



弘美は半ば諦めて宿を出ると…驚いた…。



弘美「…お爺さん、お婆さんが多い!!」



ローノス「確か…日本では高齢化社会…という形態になっておられる様ですな…」



弘美「何でそこまで…」



ローノス「我々の寿命は長いですからな…

人間で有ることには代わりありませんが…。」



弘美「……どれくらい?」



ローノス「う~む…千年…位生きる…まぁそれ以上生きる人もおりますがね…。」



弘美「……」



ローノス「…私は日本の暦で言えば安政3年生まれ…と言った方が高校生の木ノ本殿には分かりやすいでしょう…」



弘美「安政3年…社会の授業…?」



ローノス「1857年です、今から数えて丁度

160年前!」



弘美「…ローノスさん…でしたっけ、僕は何をしたら良いんですか…?」



ローノス「とにかく…法王様にお会い頂かなくては…」



弘美「…法王って…イタリアの?」



ローノス「あ、いえ…それじゃなくて…このベルド星雲連盟の指導者です、各国の支配者の上の

国家運営委員会の上のお方で…」



弘美「そんなお偉いお方に…?」



ローノス「まずは様々な町、村、王国を巡り

見識を広めて頂きたい…」



弘美「漫遊…って訳ですかね?」



ローノス「まぁ…そう考えて頂ければ…」



弘美「どこから巡るんですか?」



ローノス「先ずは…この(クルン)から南に

行ったレヴィス村に…」



弘美「OKです!こうなったらこの世界を楽しまなくっちゃ!!」



ローノス「あなたがポジティブな性格で良かった…では行きましょうかな。」



こうして俺はローノスさんと一緒に旅をすることになった、確かにまだまだ分からないことだらけだけど…こうなったら止まんないよ!!




人物紹介 ローノス (160)男性


レモルタ王国の陸軍大尉であり、貴族。

妻帯者であり、8人の子供の親で、5~60人の

孫、曾孫、玄孫、昆孫、をもつスーパーお爺さん、レモルタ流剣術の使い手であり、魔術にも長けている。

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