偽物
僕らは、食べられてきた。先祖の皆さんは全員強者に殺されてきた。
なぜ僕らは怯えて暮らさなければいけないの
なぜ僕らは食べられるの?
答えはみんな同じだった。
「弱者だからだよ」
弱い...者?なぜ僕らは弱者と決めつけられるのだろうか。
今更言っても世界は弱肉強食なんだと皆言う
じゃあ、僕らが強者になればいい。
そう言って1匹の羊の子は強者へと敵意を持った。
「僕が僕らより強い奴らを全滅させる」
平然といとも簡単に羊の子は言った。
そして、いつかは世界で一番強くなるんだと
不敵に笑う羊の子の目は喰らう者の目だった
強者に化けた羊は死骸の上で残り物を見下していた
世界は平和。羊の子だった悪魔は笑った。
「変わってしまったね。世界は今危険だ」
そう言われそんな事はないと羊は怒った
そして、
仲間の息の根も止めた…
「貴方の手は汚れてしまったようだね。
そしてその心は醜く歪んでしまっている。」
そんなことは無いと悪魔は怒った。
「...かぁ...さ...痛いよ…」
強者だった者の子は死にかけ、苦しんでいた
羊の子は死にかけの子を殺した。
「私達より弱いであろう子供まで殺してしまう。お前は羊ではない、悪魔だ。羊の皮は着心地がよかったろう?」
そう言って、羊は、羊の子の姿をした悪魔を撃ち殺してしまったとさ。




