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幸洋 千日近いよ

 春の予感がする季節、幸洋は大きく成長した。

 しかしそれに連れて、バスと遊ぶ回数が減りつつある。

 それは千日に近いなって来たからに、他ならない


───────────────────────

 父さん「幸洋、大きくなったな」

 母さん「うん、成長した」

じいちゃん「……」

 父さん「大丈夫か?」

じいちゃん「大丈夫だ」



 バス 『幸洋様、自分がわかりますか』

 幸洋 『わかる……でも」


 

 幸洋 「幸洋、父さん、母さん」

じいちゃん「おい、儂は?」

 幸洋 「おじい」

じいちゃん「……もうちょっとだ」

 


 クマ 『確かに、後少しだ』

 バス 『……覚悟は、出来ています! でもてわあります……』


 バス……

 バス……


 ハート『ホントに?』

 バス 『はい、覚悟はです』

 クマ 『覚悟……は、か』



 幸洋 「バス! ブー」



 バス 『……もうすぐ、お別れであります』

 クマ 『今の気持ちは?』

 バス 『……クマ、自分の心を教えます』

 クマ 『気持ちか……聞こうか』



───────────────────────


 第三十七話 


 覚悟と未練


 自分には覚悟があります。

 幸洋様といずれは、違う世界に身を委ねないといけないと言う現実を、受けることであります。


 「……それだけか?」


 さすがは!

 実はそれだけではありません。

 

 自分には覚悟があります。

 そして……


 未練 もあります。


 幸洋様と同じ時間を過ごせない……

 それが始まる時間が、流れ始めているのであります。

 自分は……弱いであります。


───────────────────────


 父さん「近頃、バスとは遊ばなくなったな」

 母さん「幸洋も、成長してるんですよ」



 ……バス

 ……キミは強いよ

 うん、正直な心を、

 打ち明けてくれた。



 クマ 『そうだな、ポンニャンの言通りだ』

 ハート『強く! ね!』

 バス 『ハートが優しいであります!』

 カッパ『本当だ!』

 ハート『失礼ね!』

 クマ 『バス、幸洋と別れても、俺達がいる』

 バス 『はい、皆様! ありがとうございます』



 バス、僕もいるよ!

 バス、ボクもだよ!


 バス 『はい! ……はぃ』



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