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母さん、お見舞い……いた!

 じいちゃんを見舞いに、母さんが病院へ行った。

 ポンニャンは相変わらず、母さんといっしょだ。

 じいちゃんの部屋は、4人部屋。

 じいちゃんは、他の患者さんと会話中、そこへ母さん、ポンニャンがおじゃました。

 ここにも、いた!

───────────────────────

 母さん「お義父さん、大丈夫ですか?」

じいちゃん「心配ない」

 母さん「……」



 ここは病院だね。

 いま、僕達はお仕事中だよ。

 ねえ、ニャン太、母さん変だよ。

 なんだか、寂しそうだね。

 

じいちゃん「どうした?」

 母さん「いいえ、別に……心配しますよ。倒れて病院では」

じいちゃん「息子からも、心配された。ひどいなあ」

 患者D「贅沢だよ、俺の子供なんか一人も来ねーんだ」

 患者B「私の所もさ!何だと思ってるのか!」

 患者C「そのくせ、金には目を光らるし」

 全患者「わははは……」



 じいちゃん、楽しそうだね。

 うん。

 あのおばあちゃんとは、違うみたい。

 じいちゃんは、ボケてないからね。



 母さん「お義父さん、病人なんですから……みなさん、すみません」

じいちゃん「おいおい……」

 母さん「……」



 ねえ、ニャン太。

 何?ポン太。

 母さん、おかしいよ。

 何か言いたげな感じだね。

 でも……

 言わないね。



 看護師「すみません、検診です」

じいちゃん「そんな時間か?」

 看護師「はい、始めますよ……」

じいちゃん「儂は……」

 看護師「始めますからね」

じいちゃん「……」



 《しばらくして》


 僕達、廊下にいる。

 母さんと、看護師さんが話している。

 


 看護師「はい、お義父様の容態は御覧の通りです……しかし、手術には猶予がありません」

 母さん「義父は、知ってますか?」

 看護師「……手術の事は、知ってます。ただ……」

 母さん「ただ?」

 看護師「必ず助かると、思っています。しかし、確率は良くありません……」

 母さん「……」



 手術?

 何、手術って?

 ……待って!確か病院は死ぬ場所だって……

 母さんが病院にいたとき、言ってた!

 手術って、死ぬと関係してるの?

 わからない、でも、じいちゃんは大変になってる!



じいちゃん「おーい、そろそろ帰りたーい」

 患者B 「俺もー!」

 患者達 「あっははは」



 だけど、元気そうだよ。

 本当だ。

 


 母さん「今は元気みたいですが……」

 看護師「時間は待ってくれません」



 母さんが、部屋に戻った。

 看護師さんは、どっかへ行った。



 母さん「お義父さん、今日は帰りますね」

じいちゃん「そんな時間か……幸洋を頼む!」



 母さん、顔色が悪い。

 たぶん、じいちゃんのことだね。



 看護師「さっ、新しい点滴台ですよ」

じいちゃん「なんじゃ、点滴すんのか!」

 看護師「当たり前、お薬が必要です!」

じいちゃん「ヤレヤレ……」



 点滴台だって。

 点滴台かあ。



 点滴台『おや!くちかい!』



 え!

 ここにも、うそ!



 点滴台『それはこっちもだ!』



 母さん「この点滴台は、お義父さんのですから」

じいちゃん「情けない」



 点滴台『情けないとは!』



 まあまあ……

 じいちゃんをよろしくお願いします。



 点滴台『……まあ、引っ付いてるわ!』



 母さん「それじゃあ、帰りますね」

じいちゃん「また、来てくれよ!」



 母さん、帰るって!

 点滴台、帰るね。



 点滴台『また、来いよ!』

 




 

 




 


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