ネンネちゃん クマとカッパ
幸洋クンが、お家に来てから四ヶ月頃、ポンニャンはまた冬の季節を迎える。
カッパも馴染み、クマと良いコンビになった。
形も姿もよくにているため、ある意味ポンニャンみたいだ。
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カッパ『おい、クマ』
クマ 『なんだ、カッパ』
カッパ『ポンニャンは?』
クマ 『仕事中だ』
カッパ『母さん、いるぞ』
クマ 『じいちゃんが、使ってるようだ』
母さん「お義父さん、ポンニャンまた履いて』
じいちゃん「いや、結構履きやすいんでな」
幸洋 「ぎゃー、ぎゃー」
母さん「ハイハイ、オシメかな?」
じいちゃん「里見さん、スリッパはここか?」
母さん「はい、ポンニャンはクマ達と、いっしょですから』
ただいま。
お仕事、終わり!
クマ 『お帰り!』
カッパ『使われてるな』
うん。
うん。
クマ 『まあ、使われいることが、品としては役目をはたしているからな』
カッパ『オラとクマは、居るだけだけどだぁ』
クマ 『それは言わない!』
なかなか……
いい、組み合わせ。
クマ 『おい!』
カッパ『オイ!……マネするな』
うんうん。
うんうん。
じいちゃん「ところで、幸洋を産んだ時に、とんでもないことがあったのか?」
母さん「……うん、へその緒がね、幸洋に巻きついたの」
じいちゃん「なっ!」
母さん「幸いに、首には巻き付かなかったけど、なかなかお腹から出せなかったの」
じいちゃん「だから、時間が係ったのか!」
母さん「うん、でもみんなが、応援してくれてね……そしたら、不思議なことがおきまして」
じいちゃん「何が起きた」
母さん「簡単にですが、教えますね。いいですか?お義父さん」
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第十五話 神様
おへその緒って普通は、赤ちゃんの身長位の長さらしいんです。
これは個人差があるらしいんですが……
実は……
私のは長かったんです。
「初耳じゃ!」
……心配をさせたくなくて、みんなに黙っていました。
すみません。
「まあ、いい。っで、どうなった?続きは」
はい、先程も言いましたが、へその緒が幸洋に纏わりついてしまったんです。
頭は出てきているのに、全てが出ないんです。
コレには、先生、看護師さん、みんなが青ざめたとか……
「当然だ!」
先生は私のお腹を開いて、赤ちゃんを取り出そうとしました
とてつもないリスクでしたが、もうそれしかないと判断したんです。
しかし頭が出ている状態での、メス入れは危険を伴います。
私は覚悟していましたから、先生を信じよう……と思った矢先……
へその緒が、切れたんです。
それも……何ヶ所も切れたんです。
へその緒はそう簡単に、切れるものではありません。
だって、赤ちゃんが大きくなるためには、丈夫でないといけません。
幸洋のへその緒も、丈夫でした。
しかし、そのへその緒が切れたおかげで……
幸洋が無事に、生まれたんです。
不思議な力……神様はいるのかも知れないと、思いました。
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じいちゃん「日頃のおこないだ」
母さん「私は、いいのかしら?」
じいちゃん「いいから、神様が見ていたんだ」
母さん「……」
じいちゃん「ん……」
母さん「どうしました?」
じいちゃん「いや、近頃腰が痛くてな。腰痛だ」
母さん「お義父さん、大丈夫ですか?」
じいちゃん「幸洋が大きくなるまで、死ねない!」
……ねえ、今のは!
いたずら?
クマ 『まさか……』
うん!
スマホかも!
でも、スマホは……
いない。
だから……
わからない。
クマ 『……』
カッパ『落ち込むな。スマホも、こんな姿は見たくないぜ!」
そうだね。
うんうん。
クマ 『よし!そうだ。俺達は俺達だ!』
母さん「あっ、雪です」
じいちゃん「今年も、寒い冬じゃな」
母さん「はい!」
幸洋 「きゃー!」
母さん「あはは!」
じいちゃん「幸洋も、寒くなると言うとる!」
時間が流れる。
ボクたちも、身をまかせよう。
つづく




