キャラ案
■タイトル:Residers -宿るもの-
■キャラ名:ショウ・イディオム
概要:
ある事件をきっかけに異世界に召喚されたもう一人の主人公。
太古のアーティファクト「コア」に所有者として選ばれ、その奇妙な力をめぐり様々な勢力に翻弄される。
他力本願な楽天家だが、自分をこの世界に連れてきた少女の運命に抗うべく奮闘する。
「俺は自分が何をすべきなのか、ずっとわからなかった。けど、今はこうすることが正解だって、誰に聞いても明白なんだよ!」
■能力:コアを制御し、またコアに支配されつつ活動する事に耐える適性。
■コアの特性
①普段は金属製の球体に見えるが、所有者の手のひらの上や、周囲を滞空するように存在する。
②どんな手段でも破壊不可能。コアに対しての外的要因への、所有者のイメージのフィードバックにより、砕けるように飛び散ることはあれど、すぐに修復したり、中心部分から増殖し再形成する。
③前述の通り、所有者の精神を反映、具現化する特徴がある。主にこの特性を戦闘や探索などの諸活動の支援として用いる。
■コアの使用例
①基本制御 「コンストラクション・コア」
コアを所有者が想像した事物に変形させる。
自らのイメージをそのまま具現化するため、機械等も発射原理を完全に理解していなくても作動するし、一見物理的に不可能な挙動も、所有者がそう動くようイメージすればそのように動く。
攻撃の際は各種銃器、防御の際はスライム状に変形させる事を好む。
コアは物理的な法則からかけ離れた材質、強度、質量を持ち、膨大な量の弾丸として射出しても中心部から湯水のように溢れて尽きることはない。
変形した状態での性能はショウ自身が設定できるが、膨大な情報量を一度に具現化すると精神を病み、次第に制御を失っていく。
②暴走形態 「アポクリファ」
戦闘など極限状態においてコアを酷使し続けた場合や、恐怖、悲哀、怒りなどの感情が昂ぶり過ぎた場合、コアのコンストラクション能力が制御不能に陥り暴走する。
暴走形態では所有者はコアに取り込まれ、その中に囚われてしまい、人の想像力を超え、直感や本能、感情による具現化と破壊を繰り返す為の依代となる。
宿主を保存、防衛するための機能でもあり、周辺の脅威がなくなるまで暴走形態は途切れない。
『激痛のアポクリファ』……所有者が耐え難い苦痛、また致命傷を受けた際発動する、痛みによるアポクリファ。
ぶくぶくと肥え太った巨大な肉塊のような姿を取り、巨大な四肢を振り回したり、血のような赤い高熱液体を射出する。
特性として暴走以降の被弾箇所への痛みやダメージをコアが吸収しつつ、攻撃者と共有する機能があり、危害を加えた者はただでは済まない。
また攻撃を受けた部位は無数の鋭い刺を形成し、それを見た生物にも多大な精神的苦痛を与える。
作中では北部ハイエルベルクの魔軍侵攻の際、友軍の救援に向かったショウが敵将軍からの攻撃により深手を負った際発動した。
『悲哀のアポクリファ』……絶望に近い悲しみがもたらすアポクリファ。
所有者の両眼からコアが涙のように絶え間なく流れ続ける形態となり、周囲に"涙の雨"を降らせる。
雨に触れたりその湿気を感じたものは一時的な記憶喪失となり、所有者の悲哀に沈む感情と雨を通して精神をリンクさせられ、平常な精神ではいられなくなる。
作中ではコアの生体電源であることが発覚、電源供給としての役目を終え、植物状態となったヒロインを目にした際のショウの慟哭がもたらした
『感動のアポクリファ』……魂を揺さぶられるような激情がもたらすアポクリファ。 コアが自ずと神々しい容貌の仮面へと変形し、所有者の顔面を覆い、さながら所有者を祝福するかのような光を放つ形態を取る。
コアは本来、所有者と其の観測者に最高の感動や歓喜をもたらすために創られた。
コアのもたらす数々の奇跡により、思いもよらない事件の解決、すさまじい逆転劇、世紀の大発明を実現した所有者は、すさまじい歓喜にうち震え、同時に自らの生に完全に満足してしまう。
この「飽き」による効果は所有者により様々で、突発的な自殺や急激な老化、痴呆、はたまた新たな目的を探求へと突き動かされるようになる。
戦闘において発動する場合、所有者の戦いによる急激な緊張や高騰によりもたらされ、戦闘行為に参加する全ての生物に歓喜と感動を感じさせた後、しばらくして現状への完全な「飽き」を与える。
その結果、極度の無気力状態に陥るため、戦意を喪失してしまい、極めて無防備な状態となる。
この他にもまだ未発動のアプクリファがあるかもしれない