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後夜祭 (後)

駄文です、そろそろ設定の解説章をもうけねば。。。


後夜祭も終盤にさしかかり、メインイベントであるボスの模擬戦がはじまった。


石畳の広場の中央には、ストーンサークルをもしたフィールドが設置され、くじ引きで決められた順番で試合が進められていく。


コウタ達もそのサークルの周りに陣取り、観戦をする。


「なあ、マコト。ボスは3種類の中からランダムで出るんだよな?」

アキラが、おもむろに質問した。


「そうでござるよ。ボスは3種類、巨大クモ・巨大ゴーレム・巨大スライムの中からランダムでござるな。」


「ちなみに、一番厄介なのは、どれ?」


「それは、巨大スライムでござる。物理攻撃が効きづらいのと、フィールド変換能力があるでござる。」


「フィールド変換て、たとえば火山地帯とかになったりするやつか?」


「そうでござる。火山や毒の沼、氷原や砂漠で、どれも持続ダメージが付くでござるよ。ちなみに、変換するフィールドはスライムの色によってちがうでござる。」


「結構、えげつないな。ちなみに、スライムの変換能力って発動率はどのくらい?」


「ふむ、ほぼ100%でござる。初撃が大体そうでござるな。」


「wwwww」


「まあ、モエ殿の神聖魔法と、さきほどのコウタ殿の水月草があれば大丈夫でござる。」


「そうか、ならまあ心配いらないな。そろそろ、俺たちの出番だ。出撃!!!」


「「お、おお!!」」

モエとコウタが胸の前でガッツポーズをしらがら返事をする。




前のPTが終わり、いよいよコウタ達は中央のストーンサークルにやってきた。


GMのアナウンスがながれる。

「ただいまより、アキラ選手率いるチームの模擬戦をはじめます。召喚!!」


GMの掛け声とともに、コウタ達の前に青白く光る魔法陣があらわれる。


ボフン・・


一瞬の閃光と音とともに、巨大スライムが現れた!!


「うげ、まじかよ。さっきフラグ立てすぎだろコレ・・・」


「仕方ないでござるよ、出てきたんだから・・ ちなみに、色は赤。これは火山地帯コースでござるな。」


巨大スライムがプルプルと震え、跳ね上がる。着地とともに分裂し、チビスライムが現れフィールドが変換されていく。



「モエ、神聖魔法”聖域”を発動。あとは、コウタからもらった水月草の実を各自飲むこと。」

アキラが檄をとばす。


「「「了解!!」」」


「聖なる護り、われらが安楽の地。神よ、この地に護りの光を!」

モエの神聖魔法が発動され、半透明のドームがコウタ達を包み込む。


「ふう、なんとかなったぜ。」


「安心は、まだ早いでござる。アキラは今回は戦力にならないから、タンカーになって巨大スライムの攻撃を受けてPTを守るでござる。コウタは、チビスライムをけん制。その間に拙者が、水属性の魔法で仕留めるでござる。」


「了解したぜ。マコト頼んだぞ。」


こうして、アキラがスライムの体当たりを受け止め、その間にマコトが魔法を打つ作戦で進んでいった。


「くう、スライムのコアまで魔法が届かないでござるな>< 」


「マコト、こっちもしんどいぜ。なんとか早く仕留めてくれ。」

スライムに体当たりされつづけて、さすがのアキラもボロモロだ。


「せめて、一瞬でもスライムのコアまで隙間ができればいいでござるが・・・」


「一瞬でも、隙間ができればいいの?」

いままで神の鍬(ただし通常モードなのでただの棒)でチビスライムを追い払っていたコウタが答える。


「ほんの少しの隙間で、いいでござる。」


「おっけ~。なんとかしてみるよ。」

そうコウタが答えると、神の鍬を思いっきり地面に振りかざす。


ポワンっと言う音と共に巨大ライムの側の地面が畑になる。すかさずコウタが、千草の袋に手を突っ込み種を取り出す。


「それじゃいきますか!栽培師奥義、”開花”」


コウタの握る種が一瞬煌めく。それをスリングにセットし、巨大スライムに向かって種をなげる。


シュポっと音がし、スライムの側の畑に突き刺さる。


しーん


しーん


「コウタ殿、なにも起きないでござるな・・・」


「まあ、見ててよ。」


10秒くらいだろうか、突如地面から芽が吹き始める。

20秒くらいからは、それはツルとなりスライムの向かって飛び出し

25秒たったときには、茨が巨大スライムを串刺しにしていた。


「いまだ、マコト。」

コウタの呼び声とともに、マコトの魔法が発動する。


「凍てつけ凍てつけ、氷の刃。往け”アイシクルランス”」

長さ1m、直径20cmほどある、氷の槍が茨を伝わってスライムのコアに突き刺さる。


ピキピキピキ 


巨大スライムのコアに到達と同時に、スライムを芯から凍らせていく。

それを合図に、アキラが叩く。


パリン・・


巨大スライムが粉々に砕けちった。


「ふう、やったでござるな。ナイス、コウタ殿。」


「ふう、うまくいった^w^;」

コウタは、自慢げに相槌をうち。


「やっとこだぜ、もうボロボロ・・」

アキラは、力尽きて膝をかがめ。


「はうう、疲れた><」

モエは、ヘナヘナと座り込んだ。


「勝者アキラ率いるチーム!!」

GMの戦闘終了の掛け声が響きわたりコウタ達のボス模擬戦は終了したのである。








次回は、設定解説章の予定です。

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