後夜祭 (前)
気まぐれに更新してます。駄文です><
βテストも最終日、街の中心にある広場では後夜祭が始まっていた。
円状の石畳の広場には、その外側を囲むように露店がたちならんでいた。
串やきに、果物。アクセサリーなどなど縁日で見かけそうなものはほとんど並んでいて、賑やかだ。
そんな中コウタ達一向は、広場に仮設でできた居酒屋で打ち上げをしていた。
「「「「乾杯!!」」」」
それぞれ手には、松葉で作ったとされるエールがもたれている。(エールといっても、アルコールを松葉サイダーで割ったカクテル。)
「ぷは~ やっぱりエッグワールドの醍醐味は、このエールだな。飲んでもほろ酔いになるだけだし、頭も痛くならないしなあ・・」
「アキラ殿、ちょっと飲みすぎでござるぞ。」
マコトが、串焼きをほおばりながらアキラをたしなめる。
「いいじゃんか、どうせ広場中央でボスの模擬戦やるんだけだろう?」
「まあ、そうでござるが・・ 飲みすぎると敏捷などのステータスが下がるでござるよ。」
「まあ、モエに解呪(デバフ解除)してもらえば、いいじゃん。なあ、モエ^w^」
「は、はい。ある程度なら解呪できます。」
「ほら、いいじゃんか。もっと飲むぞ~♪」
アキラがウェイターにエールを追加注文する。
「呆れたものでござるなあ、まあアキラらしいか・・。少しは、コウタ殿を見習うでござるな。節度があるから、顔も赤くなってないでござるよ。」
マコトがコウタを指して、話す。
「うん?? 僕も結構のんでるよ!! これで、10杯めかなあ・w・」
「「「エエエエ ~ 」」」
コウタを除いた三人が驚ろいている。
「じゃじゃん。実はねえ、酔い止めの薬草飲んどいたんだあ。」
コウタは懐から、正〇丸ほどの種をとりだした。
「これは、どくけし草の一種で水月草っていうんだ。これの実を飲むとステータス異常に耐性ができるんだよ^w^」
「「「なんだよコウタ。俺(達)にもクレ!!」」」
「イイヨ(笑)一回に3粒ね。」
「「「おーけー」」」
アキラ達はうけとると、水月草の実をエールで流し込んだ。
「ふむ、なんか体の中から清々しさがあふれてくるでござる。」
「そうだな、なんか体がすっきりするな。」
「ううん、気分いいです。」
「そうだろう^^ なんせ効果の高いレアな植物だからな。僕の植物コレクションの自慢の一つだよ。」
「そうでござったか。コウタどのはさすが栽培師でござるな。」
「どういたしまして^^、そういえば話はもどるけど、ボスの模擬戦ってこのPTででるんだよね?」
「そうだな、このPTだぜ。」
PTのリーダであるアキラがおもむろに相槌をうつ。
「じゃあ、どんな敵で作戦は?」
「それは参謀のマコトにまかせるぜ。」
「まったくおぬしは、リダらしくないでござるな。まあ、ちゃんと作戦は考えてあるでござるが。」
それからマコトが作戦をはなす。
「「「ふむ、なるほど。わかった(です)!!!」」」
「じゃあ、各自準備をして定刻にこの店の前集合でござる。」
「「「おっけ~」」」
こうして、前夜祭のひと時は過ぎていくのであった。