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第44節 勘違いスパイラル

僕が王城に来て次の日。

エンデは王城限定料理をメイドさんに習いに行き、ベリーは武器屋を見てくると言って朝早くに部屋を出た。セルシーも置いてきた。昨日の一件以来シロに懐いてしまったからだ。

<もう少しシロで癒されたいのっ!この荒んだ私の心を癒せる存在はシロ以外に存在しないわっ!!>とはセルシーの談。

よってフェローと一緒にこの街の冒険者チェスギルドに行くことにした。

いわずもがな、ティリアさんが居る。


「おはようございます、ティリアさん。」

「もう驚かなくなっちゃったのね・・・残念だわ。」


本当に残念そうにするティリアさん。


「ふん、乳魔人のやることなんぞ、とうの昔にパターン化されて今頃教科書に載っておるわ!」

「そこまでなのっ!?」

「それは具体的にどこの教科書なんだよ・・・?」

「農家に決まっておるじゃろ?」


何を今更?みたいな顔で僕を見てくるフェロー。


「いや、初耳なんだけど?」

「今言ったからの。」

「あなた以上に生きてる私も初耳なんだけど?」

「そうか。よほど引きこもっていたのじゃな。このヒッキーめ。

おぬしのような牛乳娘うしぢちむすめは牛のように農家で管理されておればよいのじゃっ!!」

「それは貴方じゃないのっ!?5000年以上のヒキリストのくせしてっ!!」

「ひきりすとって!?」


ヒキリストって何っ!?


「響君、ヒキリストってのは簡単な話・・・ニートよ。いえ、ニートよりも酷いわ。

軽度の物から言えば、引きこもり、ヒッキー、ヒキラー、ニート、ねおニート、ヒキリストがあって、このうちの最悪のものを言うのよ。」

「おぬし・・・ひきりすとをバカにしおったな?

ひきりすとの誇りを馬鹿にしおったなっ!?」


ヒキリストの誇りって何っ!?

引きこもりに誇りもクソもないでしょっ!?


「ひきりすととは引きこもることのみに命を掛けた誇り高き戦士達に与えられる称号。

それをニートや引きこもりなどと同じくするとは・・・万死に値する。

その乳っ!!ちぎってくれるわっ!!」


フェローは何を言ってらっしゃるっ!?

というか、もっと別のことに命掛けろよっ!?

ヒキリストの皆さんっ!!

そして、なにげに最後の一言に集約されている気がするっ!?


「これだから貧相な胸をもつおぼこい娘っ子はだめね。

胸が貧相なら頭も貧相ってことかしら?」


全国のひんーーーごほん。

ひ、控えめな胸の人たちに謝ってくださいっ!?

それは偏見・・・ですらない、ただの暴論ですよっ!?


「な、何を言うかっ!?

妾よりも大きい女どもの乳を刈り取れば相対的に妾こそが一番の巨乳に・・・」


フェロー・・・お前ってやつは。

そんな虚しい願いを抱くほどのコンプレックスを・・・ぶがはっ!?


「な、なぜ・・・ビンタを?」

「声に出とったわっ!?

阿呆がっ!!」

「じ、じーざっす・・・」


いい加減声に出す癖を直したい。


そのまま2人は取っ組み合いに入り、30分後。

お互いに服を髪を乱れさせて、はぁはぁと肩を上下させる2人。

よ、ようやく落ち着いたのかな?

周りの人は見て見ぬフリだった。

まぁそれはそうだろう。

たとえ美女と美少女の2人組みだろうと鬼気迫る喧嘩の間に入るなど好んでする人間はまずいない。

もちろん僕も、いや、最初は止めようとしたんだけど無駄だったので止めた。


こういう時に自然と仲裁が出来る紳士になりたい。

神様に力を一つ与えられるとしたら仲裁の才能が欲しいと思った瞬間だった。


「見苦しいところを見せたわね。」


はははと苦笑しながら服を整えるティリアさん。

ええ、実に見苦しかったです。

フェローは未だにガンにらみである。

止めなさい、狂犬じゃあるまいに。


「魔術と奇跡の練習がしたいので、それに見合った相手・・・と言いますか?

そんな感じのミッションはないですか?

あ、ここからあまり遠くないところで・・・徒歩で日帰りが出来る場所が望ましいです。」

「そうねぇ・・・それじゃ、これはどうかしら?」


と言ってティリアさんが差し出してきたのは、”魚崖竜ぎょがいりゅう”の討伐とあった。


「ぎょがいりゅう?」

「ええ。

崖付近に巣食う特殊な繁殖形態を持つ魚竜ね。

竜としては中位。

ランクはビショップⅡあたりだったかしら?

後で図鑑で確認しておいてね。」

「でもこの依頼書はルーククラスになってますけど?」


僕がそう言うと、ティリアさんは髪を手櫛ですきながら僕の疑問に答えた。


「魚崖竜は特殊な繁殖形態・・・すなわち、同じく崖に巣食う”桃色陸貝”の殻に卵を産み付けるの。

卵が孵化するとこの桃色陸貝に寄生して幼体時代を過ごし、ある程度まで大きくなると宿主を食い破って外に出てくる。」


「なるほど・・・その桃色陸貝というのも同時に相手にしなくちゃならないと?」

「そうなるわね。

桃色陸貝はタニシをそのまま桃色にして巨大化させた物・・・なんだけど、ちょっと獰猛でね。

魚崖竜自体は臭いなのか、フェロモンでも発してるのか?

不思議と襲われないんだけれど、冒険者チェスが魚崖竜を相手する場合は自然とそいつらも相手にしなくちゃならなくなる。

もちろんこの桃色陸貝は一体一体がせいぜいナイトⅡあたりなんだけど・・・これが10匹以上の群れで襲ってくるから、魚崖竜と含めてこのランクってワケ。」


「ルーククラスだけど、貴方なら何も問題ないはずよ?」

「ええ、これにします。」

「分かったわ、がんばってね?」

「はい。」

「ふん、ヒビキにかかれば造作も無いのう。もっと手ごたえのある依頼をよこせば良いものを・・・乳魔人め。」


というフェローの言葉を華麗に無視するティリアさん。

大人気ないよ・・・フェロー。


見せてもらった依頼書をティリアさんに返そうとしたとき、その依頼書を乱暴にひったくる手が横からぬっと出てきた。


「っ!?」

「おいおいっ!?

坊主みたいなちんちくりんがこのレベルの依頼は無理だってのっ!」


横から出てきた手の持ち主は髭面の、やけにゴツイおっさんだった。

でかい斧を背負ってるのが特徴的だ。

その背後にも仲間と思わしき男達が数名。


「別に貴方に無理かどうかを判断してもらう必要はないと思います。」


取り返そうとしたが斧のおっさんは依頼書を持つ手を上げた。

それでは身長の低い僕には届かない。


「この依頼は俺達が受けてやるよ、坊主。」

「僕が受けようとしてたんですけど・・・」

「坊主のクラスはナンだ?」


なんというか、分かりやすい目線を向けてくれるおっさんである。


「ナイト。」

「ぶわははははっ!

な、ナイトでこのクラスの依頼を受けようってかっ!?

連れは見たとこそっちのちっこい嬢ちゃんだけみたいだが・・・無謀にもほどがあるぜっ!」

「だから・・・貴方にそれを判断してもらう必要は無いと言ってるでしょうに。」



というか、それ以上挑発しないで欲しい。

キレてしまいそうだ。僕が、ではないよ?

紳士はそう簡単に怒りません。


隣にいるフェローが今にも暴発しそうなのだ。

フェローから殺気とも魔力とも霊力ともつかぬ、オーラが迸っている。

なんにせよ不愉快に思ってるのは間違いない。

頼むからこんなところで魔法をぶっ放さないでよ!?


「ん?良く見たら・・・お前?

女か?男装するにしてももう少しやりようがあるだろうに・・・」


斧のおっさん背後にいたローブを着込んだ男が言う。

そ、そこまで僕は女に見えるっていうのか・・・?

怒りよりも、悲しさがこみ上げてくる。

ま、まだ、な、泣いてないんだからねっ!?


「おいおい・・・瞳が潤んでるぞっ!?

この程度で泣くようなやつがこの依頼は無理だってのっ!?」

「泣かすなよな、ラルク?」

「まるで俺達が可憐な少女達に絡むゴロツキみたいじゃねぇか?」

「お前はそうだろうが、ダイア。」

「ひ、ひでぇっ!?」

「ちげぇねぇっ!」


勘違いで、あはははははと三人で笑いあう男達。

誰がラルクで、誰がダイアかは特に注視してなかったので分からないけど・・・というかやはり男装にしか見えないことにショックを受けていてそれどころじゃないのだが、とにかくここで譲ると言うのはソレでこそ男が廃ると言うもの。

見た目はともかく、魂は男的な何か?でありたいっ!!

というわけで反撃といこう。


「それで?

口ばっかり達者なオジサマ方のランクは?」

「ああん?言うじゃないか・・・それにしても。

俺達のことを知らないのか!?

こりゃとんだモグリもいたもんだっ!!」


知らんがな、あんたらみたいな小物臭全開の奴ら。

大物臭のする香水を売ってやろうか?なんなら。

持ってないけどさ。


「俺達はルークさ。

それももう少しでビショップ入りのな。」

「そうですか。」


だからなんだ?という感じだ。

それが僕が受けるはずだった依頼を横取りする理由にはならない。

というか、その程度のレベルで知れ渡るレベルに達するのかな?


「で、それがなぜにまた依頼の横取りの理由になるので?」

「先輩からの親切心ってヤツだよ?

身の丈にあった依頼を受けろっていう。な。」

「そのまま貴方達に返します。

というか、先輩面しないでください、滑稽に映ります。」


「ナンだとっ!?」

斧のおっさんが掴みかかろうとするが、それをローブの男が止めた。

意外と冷静な人がいるもんだ。

ギルド内で騒ぎを起こせば、下手をすればギルドカードの剥奪もありえる。


ちなみに周りにいるギルド職員はあらら?という感じ。冒険者チェス達は我関せずの態度。

自分達でどうにかしてくれという感じだ。

ティリアさんはいつのまにか湯飲みを持ってきてそれでお茶をすすっている。

楽しそうに。



「まぁまぁ待てよ、ハルド。

ここは俺達が人生ってもんを教えてやろうぜ?」

「・・・ほう?

なるほど。

おい、嬢ちゃん?ちょっと外へ出な。」


どうして?と聞くだけ野暮なんだろうな。


「嫌です、面倒くさい。」


「はっ、ビビってるのか?」

「まさか、虫けら相手にビビるワケが無い。

ゴキブリだってへっちゃらな僕ですから。」

「・・・い、言ってくれるな・・・ああん?」


青筋を立てて今にも殴りかかってきそうな斧のおっさん。


「あなたは周りを飛び回る羽虫をいちいち潰して回るんですか?

大抵は無視しますよね?

相手をしてもらえると思ってる段階で付け上がりすぎです。

調子のんな、バカ。」


ぶちっと音が聞こえた気がした。

それと同時に男の拳が僕の顔面に迫る。

どうしようと考えて、とりあえず腕を一本、斬り捨てようと思ったときに最後の1人、軽装の男が斧のおっさんを止め耳元でごにょごにょと。

そのままおっさん達は舌打ちをしてギルドから出て行った。


これが現世界版クレーマーというヤツかな?

いやそれとはまた違うか。


「ティリアさんも見てばかりじゃなくて少しは助けて欲しかったです。」

「助けがいるような君じゃないでしょ?」

「当然じゃっ!!

あのようなゴミムシドモっ!!響にかかれば瞬殺なのじゃからなっ!!」


そういうことを言ってるんじゃないんだけどね・・・フェローさんよ。

というか、フェローが返事を言ってどうする。

そのとおりだけどさ。


結局、依頼を受けたのは僕達である。




☆ ☆ ☆



依頼を受け、王都グランデから東に抜けたところの森に件の魚崖竜がいる崖はあった。

別名、ワーゴブリンの森と言ってワーゴブリンが多く出る森だそうな。

実際ここまでに何回か遭遇したが襲ってくると言うことは無かった。

ワーゴブリンはゴブリンの中でも知性が高く、警戒心が高いのが特徴らしい。

大きさは通常のゴブリンの倍。

人間に害すると、自分達が狩られるということを理解してるらしく滅多なことでは人を襲わない。

自分達の集落を守るか、自衛の時のみ牙を向くということで基本的に討伐の対象外になることが多いらしい。

戦闘力で言えば一匹一匹がナイトⅢクラスであるが、その習性からポーンⅢまで格下げされてる魔獣とのこと。

個人的には共存すらもできそうな気がする。


身振り手振りで崖のある方を聞くと、ワーゴブリンが戸惑いながらも道を教えてくれた。

言葉での意思疎通も可能なんじゃないだろうか?


真面目に魔獣学者としての道も悪くないなと思うこのごろ。


気分良く崖への道を向かっていくと、まぁ意外ーーーーというほどでもない人物達がいた。


「なんか用?」


「ああ、じゃなきゃこんなところまでくると思ってるのか?」


斧のおっさん達である。

面倒な人たちだよ全く。


「で、どういうつもりなのじゃ?」

呆れて声も出ない僕の代わりにフェローが聞く。

フェローも怒りを通り越して呆れているようだ。

わざわざこんなところまで追ってくる位だものね。


「こういうつもりだよ!!」


と言ったのはローブの男。

魔力を練っていたので、そうじゃないかとは思ったが捕縛用の魔法が僕達に襲い掛かる。

水のロープと言ったところかな?


それでグルグル巻きにされる僕達。

正直、すっごいあほらしい。


「それで?

僕達をどうしたいのさ?」

「くくくっ!

強がってんじゃねぇよ、男装少女が。

純潔を守るために男装していたって所だろうが・・・いかんせん、俺達にそれを無理やり奪われるとなったらお前はどんな顔を見せてくれるだろうな!?」


く、下らなすぎて男だと訂正する気も起きないんだけどっ!?


「なに、怖がることはねぇっ!

これでも俺は床上手で通って・・・がはぁつ!?」

「下品な奴らにはオシオキキックでありますっ!」


とりあえず斧の男の股間を蹴りぬいた。

両腕を縛ったくらいで勝ち誇るとは、バカにもほどがある。


悶絶してる斧のおっさん。

うむ、その痛みは分かるぞよ。

分かるゆえにこうして蹴ったのだからな、はっはっはっ。


「お、おいっ!?だ、だいじょうぶかっ!?」

「くそったれがっ!

もっぱつ食らえっ!アクアバインドっ!!」


今度は足目掛けて拘束魔法を使うつもりだろうが、今こそフェローに教わった中級魔法を使うとき。

今まで使っていたのは全て下級。

(オリジナル魔術は除く)


「ヒートブレスッ!」


体から沸きあがる熱の奔流。

それが一気に水のロープを蒸発させた。

迫りくるバインドもなんのその。

触れた瞬間に蒸発。


ヒートブレスは体表面に熱波を発生させる魔法。

術者に影響は無く、本来は寒さを防ぐための奇跡だ。

(目の前の奴らは東大陸の人間のため、念のために奇跡を使用)

常に体表面を覆うと言う結構テクニカルな操作が必要なために中級となってる奇跡だ。


本来は寒さを防ぐだけだが、フェロー譲りのバカ魔力を注げば、ほれこのとおりっ!!

触れた瞬間、全ての物体を熱し、熱分解する極悪アーマーの完成ですよ!!


銃弾すら無効化できるんじゃなかろうか?

それは置いといて。


「ねぇねぇ、そういえば僕の純潔を奪うとか・・・言ってたけどさ?

それって抱くってことだよね?」


ニヤリとしながら悪魔のささやきを呟く僕。

それを見てただただ”ひぃぃ”と悲鳴を上げるしかない悶絶男他二名。

体から煙が上がり、ジュジュジュジュジュという不気味な音を発てて男たちに迫る僕。

彼等からしたら、さながら炎の魔人が迫ってくるといったところか?

煙は単にコントロールが甘くて服が燃え始めてるだけだし、ジュジュジュジュジュというのは足元の土や草が燃えてる音。

ただ、それがまた良い味が出てるのだろう。


「そんなに抱きたいなら抱かせてあげようホトトギス。(?)

うりゃさっ!!」


とりあえずローブの男のほうの右手に掴みかかる。

もちろん縮地で瞬時に距離を詰めて、だ。


「ぎぃぁあああああああああっ!?」


ジューーーーーーーーッ!!と焼肉を焼くような音を発して炭化していくローブ男の右腕。

宣言どおり抱きつくつもりだったけど、おっさん相手に抱きつくのは嫌なので止めた。


そのままぼとりと落ちるローブの右腕。

う、腕がぁーーーーうでがぁーーーーーと叫ぶが、気にしない。


もう1人が逃げようとしたが、その行く手をフェローが阻む。


「どけっ!!」

と言って殴りかかる軽装男。

しかし、その腕がひしゃげると同時に赤い花を咲かせた。


「ぐぎゃあああああああっ!?」


魔獣の断末魔以上に醜い叫び声を上げる軽装。

骨やら筋肉、脂肪が露出していてグロい。


何をしたんだろう?

と思ったのは一瞬。

男の右腕には黒い紐のようなもの・・・いつぞやに上位竜種であるアースヘッドを縛ったあの魔法が巻きついていた。

アレなら膨大な魔力、霊力で操作が困難なフェローでも使えるようである。


「さて・・・どうしようか。」


殺すのもどうかなと思う。

盗賊を殺した今としてはそこまで人殺しに忌避感はない。

それでも気分の良いものでないのは確かである。

特にこんな奴らを相手にするとなると。


でも、殺しておかないと危ない気もする。

それは今回の一件で十二分に分かる。

僕は右手をローブの男の首に持って行き、せめてもの慈悲だとばかりに一思いに焼き千切った。


フェローも似たような感じである。

斧の男も殺しておく。



「酷い面じゃのう?」

「・・・そうかな?」

「殺すときは淡々とこなすくせに、後になって罪悪感が首をもたげ始める・・・そんなところかの?」

「う、うん・・・まぁね。

盗賊を殺したときもなんだかんだで・・・微妙だったし。

なんなんだか・・・この気持ちは。」

「まぁそれも、じき慣れる。」

「・・・慣れるのもなんか嫌だけどね。」




「忘れなければ良いだけじゃ。」


何を、とは言わないフェローだった。



「さて、気をとりなして行きますかっ!」




魚崖竜はまさしく魚と竜を足して2で割ったような外観で、えらが無かったことから陸上生活に適応してるようだった。

魚としての特徴を持つからというのではなく、見た目から魚という名が付いたのだと思われる。

大きさは20メートルほど。

高さは5メートルほどあった。

桃色陸貝は殻直径1メートルと言う結構巨大な貝だった。

魔術と奇跡で倒すと言う”縛り”で戦ったため、結構てこずったけれど良い感じの練習になった。


今回は次の話のための「入り」のような物です。

次の話含めて6つ?ほどサブイベント(?)を挟みつつ、本筋が進む予定。

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