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第33節 あなたが着るパジャマの性格はなんですか?

ティリアさんに聞いたところによると、この街の名前はトロイア。

別名「追憶の街」と呼ばれるらしい。


戦争において東大陸の最前線である二つの街がある。

各種兵士がワラワラと存在する軍撃の街”グングテール”、規模では一番大きく強固な防壁が特徴の防撃の街”ボンデール”。そしてその横に寄り添うかのように存在するトロイア。

トロイアは最前線であるグングテール、ボンデールへの補給拠点ないしは死者の回収や葬儀処理のためだけに開拓された街。

そのために”追憶”という名で呼ばれるとのこと。

町並みは特別綺麗でも汚くもなく、鎧や剣で武装してる人が多い。


最前線の一歩前と言えど、戦場付近であることに変わりは無く、一般人は少ないみたいだ。

冒険者チェスギルドの規模も小さめである。

多分、高位のクラスの冒険者チェスは徴兵されてるんだろうか?

でもギルドは西でなく東でもない北勢力のものだからそんなことは無いのかな?

せいぜい王国兵と共に戦えみたいな依頼が出ているとかそんなところ?

少なくとも見かける兵士達は例外なく常にぴりぴりとしていてどことなく元気が無い。


最近はとある秘術。もといチート能力を持つ勇者召喚の技術が西大陸側で使われるようになったころから、東大陸は押され始めたと言うし、士気が落ち込んでるのだろう。

ただ召喚されるだけで肉体に魔術的強化が10~20倍になる。

さらに肉体的スペックが2~10倍になると言う肉体強化の術を使えば元々が5くらいの戦闘能力しかない異界の一般人でも最大1000くらいには戦闘能力が膨れ上がる。

もっと高くなる可能性だってあるし、はっきり言えば肉体的な能力だけでもここまでばかげたところまで行くとどうにもならない。

僕だって最初は2~3倍。契約で能力が上がっても、せいぜい10倍。姉さんに鍛えられた部分で元値が高いのが功をそうしたといったところだ。

それに・・・勇者にはもう一つのアドバンテージがある。

一つだけ神具(装備時に特殊な恩恵を得られるものを魔具。その中でも飛びぬけた物を神具と言うらしい)とも呼べるーーーー僕にとっての”黒い手袋”やこないだのモドキが持っていた魔剣の力を増加させる鞘の”クラウ・ソラス”。

そういったチートアイテムまでもがこっちに呼ばれた瞬間に装備されていると言うのだから、そういった反則野郎どもを相手にする一般兵としては”冗談じゃない!”という気持ちだろう。

僕だってそう思う。


ところで!

話は変わるが現在時刻は朝の5時。

トロイアについて宿を取り、一晩寝て次の日になった早朝である。

起床して早々にこんな小難しいことを考えたのには一つのわけがある。


僕が目を覚ますとヤケに抱き心地の良い物があったからだ。

毛布をめくると・・・嫌に納得いきかねない光景が目に飛び込んできたからして。

漫画とかで見たことがある。

確か、こういう時って大抵自分に好意を抱いている女の子、もしくは知らない女の子がいきなり布団の中にもぐりこんでいる。という状況だ。

だがしかし。

それは無いだろう。

僕の布団の中に潜り込んでくるほど好いているような相手に心当たりが無いし、仮に好意を持っていたとしても布団に潜り込んでくるような性格をした女の子は僕の周りにいない。

よってエンデとフェローは却下。

シロが潜り込んできたのか?と少し思ったが、あやつは変温動物であり今は宿に備え付けられた馬小屋ですやすやと寝息を立てているはずである。

そもそもこんなに良い香りはしないし柔らかくも無い。なおかつ小さくも無い。

知らない女の子と言うのも却下できる。

知らない女の子が僕の布団に潜り込むわけが無い。

まず潜り込む動機が分からないし、戸のほうへ視線を向けると鍵もしっかりかかっている。

そもそも念のためとばかりに僕がかなりの精神集中をして現在持ちえてるフェローから流れてくる全体の3割分の霊力を込めて奇跡”セイグリット”と呼ばれる結界を張ったのだから。

これは許可無く範囲内に入った部外者(物も含む)を締め出すという類の奇跡でオリジナルで作り出したものだ。

室内にいたはずの者しかこの部屋には入れなかったはずだ。

室内には僕を含め三人。


くどいぐらいに目の前の光景を否定する理由を列ねて言ったのだが、やはりもって目の前の光景が信じられない。

知らない女の子どころか物も含めてありえる”はずが無かった”。


目の前には12歳くらいの女の子がスヤスヤと寝息を立てている。

もちろん誰かなんてわからない。



「・・・寝るか・・・」


邪気も殺気も無い。

それどころか幸せそうに寝息を立てる少女を見て僕は現実逃避気味の思考からも逃避した。


害はなさそうだし。

うん。寝て覚めたらいつのまにかいなくなってるさ。

そんなことを考えつつ。



☆ ☆ ☆


結局のところを言うと眠れない。

あれから二時間が経ったのだが、眠れない。

なぜかと言うと単純明快な話、緊張してリラックスできないのだ。

たとえ小さな女の子と言えど自分の胸あたりに顔を押し付けてきたり、思いっきり抱きついてきたり、ふとした時に足を絡めてくるというのはロリコンじゃなくても大なり小なり緊張するはずで、少なくとも眠ることが出来るのは相当な猛者であろう。

服越しに伝わる体温とか、そもそも誰だっていう疑問がまだ頭を離れない。

何この子?

わざとやってんの?

「現実をちゃんと見ろよ、逃げんなよ」とでも言いたいの?

「眠るという行為で今の状況から逃れることが出来ると思ってる?」と言いたいの?


ソファーのほうで眠ろうにも抱きついているために不可能。

たたき起こせばすべて解決するのだがあどけない寝顔を見ると母性本能的なものが湧き上がり、無理やり起こしたくは無いと考えてしまう。

さっき、抱き心地がうんぬんと表現したが僕が抱かれてるほうだった。


僕の抱き心地は結構良いらしく、少女の顔には喜悦も見て取れる。

ついつい頬が緩んでしまう。

子供は生意気で少なくとも好きではないのだが、この寝顔を見るとそう思っていた頃の自分が恥ずかしくなる。もとい意外と子供好きなのかもしれない。

もちろんロリコンという意味合いは微塵も含有されてないことを念のため言っておく。


母性本能100パーセントで出来てますよ?この僕は!!

とかわけの分からんことを言うのもコレくらいにして、さてどうするか?

ありきたりだけども頬をつねって夢でないことはまず間違い無し。

かといってこの子が一体誰なのか?

どんなに記憶を辿っても見覚えが無い。

ただ、この子に抱き枕にされていると不思議と暖かく安心できる何かで包まれているような錯覚を受ける。

体格的には逆なのだが、そばにいて凄く安心できる。

ほんわかと胸が温まるようで、守ってもらいたい、守ってあげたい。そんな暖かな心を僕の奥底から引っ張り上げてくれるようだ。

あれ?

僕ってこんな見ず知らずの女の子を守りたいと思いたくなるほどフェミニストだった?

自分が自分じゃないみたいだ。

なんとかかんとか考えていると早くもこの状況に慣れてきたのか、緊張が薄まりと同時に軽い眠気に襲われる。

当初の予定通り寝てから色々考えることにしよう。


とか思って寝なおそうとしたとき。

少女の目とバッチリ合ってしまった。


「「・・・・・・・・・」」


お互いに無言。

口に出てぶつぶつと言っていたのかもしれない。うるさかったかな?

彼女は起きていた。


「・・・おはようございます。マイマスター。」

「あ、その・・・おはよう。」


開口一番に挨拶。

反射的に僕も挨拶していた。

挨拶って大事だよね。

人間関係を築く上での大事な歯車。

それが挨拶です!!


って何を言っているんだろうか?


「マイマスターってのは僕のこと?」

「はい。貴方のことです。」

「そ、それは・・・やめて欲しいな。」

「ではヒビキちゃんと呼ぶことにします。」

「そっちもキツイっ!?」


真顔で何を言ってるのこの子っ!?

ちゃん付けとか恥ずかし過ぎる!!

しかも年下(?)に!!


「ヒビキちゃんは嫌ですか?」

「嫌です。」

「では女顔童顔鬼畜野郎はどうでしょう?」

「予想外にすっごい毒吐くねっ!?この子!?」

「ご不満ですか?」

「それを呼び名として了承できる人間がいるとは認めたくないっ!!」

わたくしが認めてあげます。

貴方様は立派な女顔です。」

「一番認められたくない部分をチョイスしてきたっ!?」

「男装野郎の方がよろしいでしょうか?」

「いやまてっ!!男装って女性が男の格好をすることだよっ!?」

「・・・?」

「なぜさも『何かおかしいところが?』みたいな顔をしてるのっ!?

僕は男だよっ!?どっからどこを見ても男っ!!」


ーーーーーいいえっ!!あなたは女なのよ響っ!!私は前々から気づいてーーーー

ちょっと僕の中の変態響もとい自称女として響がうるさいな黙ってそして死ねっ!!


ーーーーーちょっとっ!?扱いが酷・・・・


「ちょっと分からないですね。」

「いや、簡潔明快単純な話だったよねっ!?

僕は男。その事実確認だけだったよっ!?」

「ちょっと分からないですね。大事なことだから二度言いました。」

「そこまで大事なことだったっ!?

というかそれ僕のセリフじゃないっ!?」

「冗談です。申し訳ありませんでした。好きで男装してるわけじゃないのに・・・マスターの気持ちも考えず。」

「ちょっとまてぇっ!!

今の発言こそ・・・というか今までの話の流れ全部において僕の気持ちなんて完全無視だよねっ!?

呼び名うんぬんのくだりはともかくとして男装うんぬんのくだりは確実に僕をいじめてるよねっ!?」

「ええ、マスターのリアクションが面白いのがいけないのです。」

「まさかの責任転嫁っ!?」

「マスターで遊ぶのはさておいて。」

「”で”って言った!”で”って言ったな今!!」

「マスター。人の話の途中に割り込むのは感心しません。」

「ご、ごめんなさい。」


なんか知らないけど正論を付き返された!?

「マスターはわたくしが誰か分かってないのですね?」

「うん・・・まぁ・・・そしてそろそろ腰にまわしてる手どけて欲しい。」


未だにベッドの中で抱き合ってる形の僕と目の前のなぞの美少女。

彼女の外見を改めてみると将来は確実に美人になるだろうと断言できるほどの可愛さだった。

まず目立つのがその髪の毛。

見事な黒味がかったピンクである。型はショートボブって言ったっけ?ショートボブだ。

そして理知的なイメージを受ける瞳はどこかでみたことがあるような気がする。

服装はメイド服の変形型?で子供用かつ私服に使えるように手を加えたかわいらしい服装をしていた。


そんな少女が僕の腰に手を回しつつ抱きつきながらこちらを見上げる形になってるものだからまぁとかく照れる。足も絡めてきているのでなおのことだ。


「あれだけ私を好いてたくせに・・・新しい女が出来たらすぐに捨てて忘れるのですね。

本当に鬼畜女です。」

「人聞きの悪いこといわないでっ!?」

ふぅとため息をつく少女。

ため息をつきたいのはこちらのほうなんですけどね!!本当に!!

というか顔が近い。抱きついてくるせいか離れたいのに離れられない。

そして女じゃないっ!!


「喋らないパジャマに話しかけたという痛い過去を持つくせにずいぶんな言い草ですね。

もう少し優しくツッコんでくれないと・・・おしゃべりな気分になってしまいそうです。」

「なぜそれを知ってるのっ!?そして後半脅しですかっ!?」


あの黒歴史をなぜこの子が知ってるのですかっ!?


「とにかく話の腰を折らないでください。」

「僕だったかな・・・折ったの・・・」

「なぜ知っているか?不思議そうにしていましたが・・・私が知らないわけ無いでしょう?

当事者ですし。」

「え?」

「まだ気づかないのですか?マスター。

私は貴方の身を包んでいたパジャマ。

イチゴ柄パジャマですよ。」

「・・・」




えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええっ!?



絶叫により宿の女将さんから僕が怒られたのは言うまでも無い。





「ふむ。そろそろじゃと思っていたが、予想以上に上手くいったのう。

まさか肉体を持つに至るとは・・・。」

「上手くいったっていってもコレは無いでしょう・・・

高位精霊ってこんなバカげた真似がホイホイできるわけ?」

<さすがフェローのバカ魔力。その辺の具現化魔術よりなんかよっぽど精巧ね。しかも定着してるのがまた凄い。というかエンちゃん。

いくら高位精霊でもこんな真似はまず出来ないわよん。魔力、霊力が高位精霊の中でも特に高い闇人で、その闇人の中でも最高位に位置する力の持ち主であるフェローだからこそ出来ることよ・・・。私も精霊の中ではかなり高いほうだけどフェローの半分くらいしかないからね。>



さすがにあの絶叫で目を覚ました2人と1つが口々にイチゴ柄パジャマだったという少女を評した。

魔法がはびこるこの世界でも物の擬人化は常軌を逸することのようである。

ちなみにセルシーが言った”定着”うんぬんというのは簡単に言うと、一つの生物として機能していることを言ってるらしい。

擬人化するのにフェローの魔力、霊力を取り込んだがコレから先は体内の魔力霊力を使用したからといって、動けぬパジャマには戻らないとのことだ。

それどころかフェローの魔力霊力を日ごろから受けた成果、かなりの莫大な魔力、霊力を持つに至っていた。具体的に言うとセルシー並みもといフェローに比べて7割という膨大な量だ。

もともと僕の所持物というだけあってなんか知らないが剣術まで僕の腕前の7割くらいらしい。

なんというチート性能!?


「僕の愛したイチゴ柄パジャマがこんな性格だったなんて・・・」

「私はマスターのためにマスターのお力となるべくマスターと一生を過ごすことを誓います。

望むならば夜伽もいたします。むしろ嬉々としてやらせて頂きますよ?」

「幼女趣味はないっ!!そして『またまたぁ・・・ご冗談を』という顔をやめいっ!!」

「じゃあなんで一緒に布団で寝ていたのかなぁ?」


予想外のところから攻撃がっ!?

ちょっとっ!?やめてっ!?

そんなゴミムシを見るような目線で僕を見ないでエンデ!!

そして背後には黒いオーラがたちのぼっているよっ!?


「昨日は激しかったですね・・・マスター。ぽっ。」

「ちょっとぉっ!?そんな顔を真っ赤にするようなこと何も無かったでしょっ!?

僕がロリコン認定される前に早く撤回してっ!!」

「ふぅん・・・そうなんだぁ・・・ヒビキって・・・こ、ここ、こんな小さな子に手を出すほど飢えてたんだ・・・というか変態さんだったのね・・・。」

「いやいやいやっ!?

もっと常識で考えようっ!?ほらっ!この子の服、どこも荒れてないし、裸でもなかったでしょっ!?」

「服を着たままの方が俺のエクスカリバーが燃え滾るぜぇっ!と言われたので服を着たままヒートしました。」

「うぉいっ!?なんでさっきから火を注ぐようなことばっかり言ってるのっ!?

お願いだから黙っててっ!!」

「ごめんなさい。じつはエクスカリバーってほどじゃ無かったのです。せいぜい”はがねのつるぎ”クラスでした。」

「見たことないくせに適当なこといわないでっ!?そしてエンデも顔を真っ赤にしながら『そうなんだ?』って顔しないでお願いっ!!」


あれ?これ逆セクハラじゃない!?


「やきもちですか?メス豚さん。」

「ぅなっ!?

なんてこと言い出すのよっ!?このピンクはっ!!」


顔をちょっと赤くして少女の言葉にムキになるエンデ。

確かにメス豚は怒って良いと思う。


「まあ良いではないか。

メス豚さん。そう子供に対してムキになることもあるまい。」


同属?を庇ったフェロー。

不思議とご機嫌である。

さりげなくエンデの呼称をメス豚にしてるのはさすがというところか。

火に油を注ぐその行為を人は蛮勇と呼ぶ。

僕にはちょっと真似できません。

「ちょっとっ!?あんたどっちの味方よっ!?」

「ふっ・・・もちろん妾はこやつの味方じゃっ!!

なんせ妾が生み出したのじゃからなっ!!いわば妾は母じゃっ!!」

「それは感謝していますが、私は貴女を母とは認めていませんし、これから先認めるつもりもありません

。自分よりも胸の無い女性を母と呼ぶのは少々・・・どころか私にはとてもとても・・・ぷっ」


確かにそういう少女の胸にはささやかながら二つの膨らみがある。

しかしフェローはおそらくもって精神はともかく肉体的な年齢は同い年であろうにも関わらず全くといって良いほど成長の兆しは見られない。

将来的にどっちが大きくなるかで言えば単純に少女の方が期待は大きい。


そして最後の嘲笑がわざとらしく、そのわざとらしさがなおのこと鼻に付いようで、フェローは怒り心頭とばかりに肩を震わせて魔力を練り上げていく。

・・・なにをカンガエテイラッシャルノデスカ?



「い、いい度胸じゃのう・・・エンデと良い・・・おぬしと良い・・・妾の乳をバカにするのがよっぽどお気に入りと思える。

じゃがのう・・・覚えておくと良い。

人には誰もが踏み入れられたくない・・・言われたくないこんぷれっくすというものがあることをっ!!

妾は・・・妾は・・・私は・・・もう限界よ・・・殺してあげにゅっ!?」


・・・大事なところで噛んだ。

締めで噛んだ。

やばい。噴出しそう。

笑っちゃいそう。

やばすぎる。

でもここで笑ってはいけない。

笑ってはいけない24時(?)!!

殺気が渦巻いてるのは変わりないし。


そして誰が笑ったか「ふふっ」という明らかな嘲りの笑いが引き金となり、僕は耐え切れずに笑いこけてしまった。

続いてエンデ。

セルシー。

引き金を引いた張本人は涼しい顔をしていたのである。


フェローは何かするでもなく・・・ベッドに立てこもって枕を涙でぬらしていた。





うむ。

とりあえず僕は巻き込まれる前に逃げるとしよう。

これ以上ここにいては女の戦いに巻き込まれるだけである。



僕ってへたれだなぁ・・・と自嘲しつつ食料補充の理由をつけて街に逃げ込むのであった。

前々から考えていたネタがようやく形に出来ました。

ようやくってほど温存させたわけではないんですけどね。

今回出た新キャラは今のところ一番書きやすいキャラです。


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