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第3節 お礼をしたがるのは逆に迷惑

人死にがでます。ご注意くださいませ。

ギルドミッションと言うのは、ギルドで請け負う仕事のことである。

お姉さんの話によると、お金を稼ぐには魔獣や魔物を狩りまくって素材を売る方法とギルドに登録して、ギルドの仕事を請けつつ魔獣を狩ること。

この二つが今の僕に出来る金稼ぎだそうだ。

前者は組織に身を置かない為、身軽だが後者は腕利きのチェス(ギルドに登録した人のことを言うそうだ)になるにつれて、半強制的な依頼のお願いが来るという。

腕前によってランクもあり、一番下から「ギルドポーン」、「ギルドナイト」、「ギルドビショップ」、「ギルドルーク」、「ギルドキング」ないしは「ギルドクイーン」とある。

最高ランクのギルドキングとギルドクイーンは性別によって変わるだけで同列とのこと。


その分、魔物の素材を売りさばく際に多少の色を付けて買って貰えるし、簡単な支給品やギルドミッションそれぞれの報酬金額の5分の1を前金として貰えるそうだ。(前金依頼によって変わることもあるらしい。)

ちなみにミッション失敗時に特別返す必要はないってさ。

僕の持ち物はお姉さんから餞別としてもらった魔法薬が一つとこれまた餞別の無骨なコンバットナイフ、ミッションの前金である100ガルド。

右手に纏わり付く奇怪な黒い手袋に(外したくても外せない)イチゴ柄パジャマを忘れてはいけない。

そしてお姉さんから発行してもらったギルドカード。

コンバットナイフの入ったナイフケースを腰に携えて、街の外へと一歩踏みでた。

なんというか、かなり見晴らしが良く草原が広がっていた。

道が二手に分かれているが、今回の目的は左側には無く・・・木々の生い茂る「ミゲルの森」の見える右側へ向かう。


☆ ☆ ☆

道中、なにやらトラブルに遭ってる?

らしき人たちを見つけた。

はっきり言って、かかわるつもりなどなかったし、見ず知らずの人を助けるほどの正義感など持ち合わせていなかったのだが・・・



「おらぁっ!!

男どもは死ね死ね死ねっ!!」

「グハハハハッ!!」

「ケケケケケケッ!!」

「グフフフフッ!!」


どうも、商人を襲っている盗賊たちだ。

あまりにもチョイ役過ぎて、死亡キャラなんじゃないか?

と思い始めた。

というか、すでに盗賊らしき人間が一人死んでいて、馬車の護衛役らしき人もやられていた。

そして今殺されたのは商人の男だ。

が、ここまでの流れから言って僕が助けに入って良いものか迷う。

というか、手遅れ?

はっきり言って、この世界はかなりゲームとは違う。

助けに入って、いきなり盗賊の一人が

「き、きさまは何だ!?」

「通りすがりの旅人です。」

「貴様のパジャマ・・・良いパジャマじゃないか!?」

「な、なん・・・だとっ!?」

「お、俺の服と交換しないか?」

「い、いや・・・その・・・このパジャマは・・・」


そこで僕は一瞬躊躇してしまうが、イチゴ柄パジャマを好きだという初めての同士に感極まってパジャマと服を交換してしまう!

服の交換なんて潔癖症を持ってない人でも良い気分ではないだろう。

もちろん他人の服は凄まじく嫌だ・・・しかし、イチゴ柄パジャマ同盟のためならば致し方ないと僕は渋々・・・・あくまで渋々といった様子で交換に応ずる・・・すると盗賊が笑い出すのだ。


「くくくっ!!

ありがとうよっ!!」


途端に交換した盗賊が笑い出した。

「馬鹿な奴だっ!!

俺様の体にはイチゴ柄パジャマを着ないと魔力が戻らないと言う呪いがある!!

その忌々しい呪いのせいで、一度は転落した魔王の座・・・いまこそ取り戻してくれるっ!!」


という・・・いきなりの魔王登場で逆に僕に死亡フラグが立つという可能性があるっ!!



ん?

・・・ある、のだろうか?

「イチゴ柄パジャマで解ける呪いってなにそれっ!?

いくらなんでもないわっ!!」

「ああん?

てめぇ・・・何を言ってやがる?」


うぉぉぉぉおおおおおおおいっ!?

ついつい、妄想内のツッコミを現実の盗賊さんにしてしまったよっ!?

もちろんのこと、盗賊さんは僕の妄想など知るはずもなく・・・


「てめぇ・・・よく見たら珍しい服をしてんじゃねぇか・・・

俺にくれねぇか?」

「嫌ですっ!!

だってまだ死にたくないものっ!!」


誰だって、レベル1で魔王に挑みたくなどない。

死亡フラグなんて立てたくないやいっ!!


「っ!?

・・・ククク・・・わかってんじゃねぇか?

まぁそうだよな?

服をやったところで助かるわけじゃねぇもんな。」

「ば、ばかなっ!?

イチゴ柄パジャマの呪いは効いてないのかッ!?」

「お前さっきから何を言ってんのっ!?」


なんだこいつ?という目でこっちを見る盗賊。

なんてこったい。

イチゴ柄パジャマの呪いは・・・呪いは・・・呪い・・・・あれ?

現実と妄想がごっちゃになってる?

いつの間に・・・


「気味の悪い野郎だ!!

おめぇらっ!

やっちまえっ!!」

と襲い掛かってくる盗賊ども。

とりあえず、魔王ではないようなので・・・ナイフを構える。

どうしよう?

こ、殺すべき?

四方八方の盗賊の剣戟を紙一重にかわす。

もちろん紙一重でなんとか・・・というわけではなく。

姉さんの剣戟の場合、無駄に動くと次にくる2撃目が避けられないからです・・・

だから最小限の動きで避ける癖が付いてるんですよ・・・

あれ・・・・また目から汗が・・・・


「頭っ!!

こいつ・・・只者じゃないっすっ!!」

「ちっ!

たかがクソガキ一人だろうがっ!!」

頭と呼ばれた人も混ざって、約10人がかりでかかってくるが・・・

姉さんは・・・・姉さんの剣戟は・・・・


「もっと怖かったぞぉーーーーーーーーっ!!」

ドラゴン○ールの○リーザー風に言ってみた。


ナイフで、まず手近なひとりの喉笛を掻っ切る。

それを見て呆気に取られた一人の心臓を一突きに。

後ろから迫ってきた盗賊の一閃をかわして首を落とす。

割と、間単に罪悪感無く斬り殺せるのは・・・・姉さんに感化されたから。

わけではないと・・・信じたい。

いや、その方がいいのか?


などと思ってる合間にも一人、また一人と。

斬って、捨てていく。

手に残る肉を裂く感触は思いの外、なんということは無かった。

魚を切るようなものである。


最後に頭と呼ばれた一人が残る。

「わ、悪かった。

も、もう襲うなんてこともしない。

だ、だから助けてくれっ!!」

「途端に手の平を返すんだね。」

「しょ、しょうがねぇじゃねぇか。

こうでもしなきゃ生き残れねぇんだよ・・・

な、な?

頼むよ。

あ、有り金も置いてくからさ!!」

といって懐から出した袋を僕の前に軽く投げ入れた。


「悪いけど、僕は姉さんと違って斬りたいわけじゃないからね。」

「じゃ、じゃあ・・・」

「だから殺すのさ。」

「へ?」


盗賊の頭を躊躇無く落とした。

姉さんなら、戦意をなくした相手をわざわざ斬り殺したりはしないと思う。

まぁ・・・斬り殺す可能性も否定できるわけじゃないけど・・・

少なくとも僕は理由が無くちゃ殺さない。

家族が殺されて憎いとか、人の命は尊いとか・・・そんな「倫理的」な問題ではなく。

人を殺す下種はまた、殺す。

そのとき殺された人間が自分の家族や友人ではないという保障はない。

そのとき後悔したのでは遅いから・・・・

危険だから・・・

危ないから・・・という理由で「殺しておく」。

実に合理的で良いと思うのだけれど・・・

あくまでも僕の価値観でしかないからなぁ~などとぼやきながら。

ぶっちゃけて言うと、この価値観は日本にいた頃から持っているもだったりする。

商人の馬車に近づくと、馬は瀕死。

商人は死亡していた。

馬が暴れるのを見てコレもまた殺しておく。

助からないのだから無駄に苦しむこともあるまい・・・・と偽善か自己満足か。

人間を除く動物は”死の概念”を持たないと言う。

死ぬと思ってないのだから、生きるために常に一生懸命になれる。

命をあきらめると言ったことをしない。

そんな生き物にドドメをさすというのは、正しいことなのか?とらしくないこと考える。

・・・うむ。

初めての人殺しで自分の予想以上に気が滅入ってるのかもしれない。



どちらにせよあまり良い気分にならぬまま、馬車を覗くと怯えた女の子がいた。

かなり可憐で美人で可愛い。

白銀の髪に赤い瞳。

並よりは確実にある胸に、おぼろげながら分かる体のラインからはスタイルのよさが伺える。

服装はヤケに豪華なのだがそれも擦り切れて、色々な苦労を彷彿とさせる。

そして足が変な方向へ曲がっていた。

下手な応急処置がされているようだが・・・明らかに不十分な治療である。


赤くて綺麗なその瞳は恐怖に彩られていた。

体も震えており・・・恐怖で動けないといった様子だ。

まぁ・・・盗賊数人を一瞬で斬り殺した僕にびびるのは当然か。

凄く傷ついたけど。


まさか、イチゴ柄パジャマにびびっておるまいな?

という気の利いた冗談でも言えれば・・・と思った。

でも残念ながら、どうみてもそういう空気じゃない。


「とりあえず・・・これでも飲みなよ。」

といって魔法薬を差し出した。

これはお姉さんからナイフとともに受け取ったものである。

お姉さん曰く、傷がみるみる治る薬とのことだ。

どんな病も治るとも言っていた。

こんなものがごろごろあるなんて・・・

異世界って便利でいいよね。

科学も違うベクトルで便利だったけども。

「ひっ!?」


ちょっと手を差し出しただけで、そこまでびびられるとは・・・思ってもみなかった。

普通、ここでは助けてくれてありがとう!みたいな感じでフラグが経つんじゃないだろうか?

今度のはかなり傷つきました。


薬をまじまじとみた白銀の・・・白銀ちゃんと呼ぼう。

白銀ちゃんは少し目を見開いた後に「本当にいいの?」と視線でたずねてきた。


「いいから早く飲んでくれる?」

もう、じれったい。

あの程度の盗賊が生きていられる地域なら僕に対応できない魔物は居ない、と判断して渡す。

あ、でも、もし出くわしたらどうしよう・・・と思って、手を引き戻そうとしたところで薬を手に取る白銀ちゃん。

え!?

やっぱりいるの!?

そのままグビっと一飲み。

すると・・・擦り傷はもちろんのこと足がグキグキ鳴りながら伸びていく。

い、痛くないのかな?

というかグロいです。

足が治ったとたん・・・信じられないものを見るかのように嬉々として笑う白銀ちゃん。


やヴぁいっ!!?

こうして笑顔を見ると・・・

ど真ん中であり・・・・ドストライクであるっ!!

まぁどっちも同じ意味の言葉だけど。

惚れてしまいそうな笑顔だ。


悲しいことに初恋もまだという僕・・・そもそも今まで、恋というものをしたことのない僕にとっては恋愛感情って何それ?食えんの?状態の人生でした。

たしかにグッときたけどそれだけです。

草食系男子・・・というわけではないと思う。

出会いが無いんだよっ!!

友達も1人しかいなかったしっ!!



「だ、だいじょうぶ?

なんか・・・すごいテンションがあがってるみたいだけど?」

「は、はい。」

恥ずかしそうに俯く白銀ちゃん。



去りついでに商人の死体や馬車の残骸からお金と幅広の片刃の剣・・・ゲームで見たことあるんだけど・・・

何て名前だっけか?

ファルシオン・・・だっけ?

それらを失敬する。

もちろん盗賊の分のお金も回収。

死んでるんだから貰っても罰は当たるまい。


「んじゃ、あんたも達者でね。

近くに街があるから・・・えーっと。

このお金を全部あげよう。

これで護衛でも頼んで、どこへなりと行くといいよ。」

これから魔獣を退治しにいくのにお金は重くて邪魔くさい。

せっかくだから僕も一部回収しておきたいのだが・・・・

魔獣がどんな物なのかも知らないまま自分の動きを鈍くするなんて、ありえなさ過ぎる。

下手に欲張ってそれで死ぬなんて洒落にならないしね。

多少剣が振れるだけではその辺の人間と変わらないし・・・過信は禁物である。

用心することに越したことはない。


彼女を送り届けようとふと思ったが・・・なんども言うように赤の他人にかまってる暇などないのだ。

そういう人助けは本物の勇者がやれば良い。

悪いけど、僕は自分のことで精一杯。

助けたいという気持ちがないわけではない。


とはいえ街までは遠くもないし、見晴らしも良いから問題ないだろう。


「んじゃ、またどこかで縁があったら会おう。」

社交辞令を言って去ろうとすると・・・

イチゴ柄パジャマの裾をほんのりとつかむ力を感じた。


「い、いかないでください・・・」

と上目遣いに懇願する白銀ちゃん。

すっごくドキンとして・・・可愛かった。

台詞もそうだし、しぐさも・・・やヴぁい。

でも、色欲か生活かで言えば生活が大事である。

そもそも僕はアイドルとかよりも動物的な可愛さの方を取る程度には色欲が弱い。

つーわけで、それくらいで揺らぐことはない。

姉さんも「女が可愛いときは何かやましいことがあるときだけ。」といっていた。

ただの偏見の気がしないでもない。

もとい、ことあるごとに斬殺したがる非常識な女の人に言われても説得力のかけらもない。


「悪いけど・・・ミゲルの森でー」

あたりで二の句が告げない・・・・

悪いけ・・・のあたりで裾を握る力がキュッと強まって体もそれに応じて震える。

そんな姿を見せ付けられては・・・・

鬼というわけでもない僕にはもう無理だった。


「わかったよ・・・どうして欲しいか言ってみて・・・」

「あ、あの・・・私を守って下さい!

お願いします!!

この件も含めて、いくらでもお礼はしますからっ!!」

「え・・・・えーっと?

お礼を求めたわけでもないし、成り行きなのに・・・

そもそも僕にはミッションが・・・・」

「そ、それが終わってからで良いです!!

わ、私・・・」


どうも話が見えん。


「というか、僕は人助けをするつもりは・・・」

「お、お願いします!!」


そういう白銀ちゃんの目は強く、そして頬が染まっていた。





☆ ☆ ☆

とにかく、街に戻ってそこそこの宿をとることにした。

盗賊からと商人の分のお金で5千ガルド前後はあったからだ。

ちなみに銅貨が10ガルド、銀貨が100ガルド、金貨が1000ガルドである。


「で、順序だてて説明してくれる?

僕って・・・異世・・・じゃなくて、遠いところの田舎から来たから文字も読めないし・・・文化の殆どを知らないんだ。」


そういえば言葉が通じるのはなぜだろう?ふと思ったけど、今は考えても詮無いことだ。

「え・・・はい。」


白銀ちゃんは僕の言葉に頷く。

素直な良い子だ。


・・・・もし彼女が魔王とかだったりしたらどうしよう?

今更ながら恐ろしくなったが・・・

いやいやいや、魔王が馬車にのって盗賊に襲われるわけが無いじゃないかっ!!


「あの?」

「おぬしは魔王かっ!?」

「は、はい!?」

「いや、・・・・なんでもないです。」


白銀ちゃんがきょとんとした顔を浮かべる。

ええ、僕自身も何を言ったのか・・・ネガティブ妄想が暴走する癖を直さねば・・・と固く誓おう。


「ま、まず、先ほどのお礼から。

先ほどはありがとうございました。

私の名前はセリア・メ・・・セリアと申します。」

「・・・それで?」

「あ・・・はい。」


なんか名乗れない理由があるようだが・・・あんな場所で盗賊に襲われかけていたのと関係があるのかな?

名乗りたくないなら別にいいや。


「私の仕事は・・・ちょっとわけありでして・・・

とある偶然から・・反王・・・じゃなくて・・・は、犯罪集団と戦いあうことになったのですっ!!

その戦いのさなか・・・護衛の・・・じゃなくてっ!」


服装や護衛という言葉から・・・まぁ・・なんとなくやんごとない身分であることは想像は付くけど、ツッコマないでおこう。

無駄に関わって下手な厄介ごとを抱え込むのはごめんだし。

今のところそんな余裕は無い。

というか・・・この子、言っては悪いが馬鹿なんじゃないだろうか?

ばればれなんだけども。



「・・・えーっと。

・・・旅の・・・そう!!

旅の仲間とその犯罪集団と戦っていたのですが、はぐれてしまったのです・・・・

その際に足を・・・」

「んで、それらの仲間の手がかりを求めて・・・商人の馬車に乗せてもらっていたところに盗賊がやってきて、殺される・・・ないしは手篭めにされるところを運良く僕が通りかかったと?」

「は・・・はい。

商人の方にはご冥福を祈るしかありません・・・せめて、私の足が・・・」


悔しげに唸るセリア。


「それで・・・盗賊から助けてもらった僕の腕を見込んで、守って欲しいと?」

「は・・・はい!

それはそれで達成していただいた時に、お礼をしたいとは思いますが・・・

ま、まずは今回、助けていただいたお礼からです!!

私は・・・その・・・家がちょっとした・・・お金持ちでして、私の護衛をしていただければそれとあわせて・・・」

「い、いや、礼なんていいってば・・・」


礼なんて別にどうでもいい。

そもそも守るかどうかも決めていない。どうもきなくさいし、もし地位の高い人間ならば恩を売っておくべきとは思うが、そういう打算は好きじゃない。そもそも今は当面の生活費を稼ぐのが優先だ。

というか、僕は少し刃物の扱いが上手いだけだし。



「で、でも・・・

私が受けた多大な恩や・・・エリクシールなんて高価な薬も使わせて頂いたのに・・・

それらの恩はかなりの・・・・」

「え、エリクシール?」

「ご、御存知なかったのですか?

・・・私が頂いた魔法薬は・・・軽く5万ガルドの価値はあるのですが・・・・」

「ご、ごま、まんっ!?」


そんなに高価なもんだったのっ!?

てか、それくらいじゃなきゃ目に見えて傷が回復するなんてありえんわなっ!?

ふははははははは!


「あ、あの・・・」

「い、いやいいよ。

気にしないで。

所詮成り行きだからさ。」

てか、そんなものを選別にって、お姉さん何者ですかっ!?


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