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7 話



鳳凰院を叩き落としてオレは今落下している。どうしよう………このままじゃ落下死するぞ。オレは何か掴まれる物がないか探したところ少し下の所に鉄骨が剥き出しになってるのを見つけた。よし!あれに掴まって上手いこと壁伝いに降りよう。届け!オレは左腕を伸ばし鉄骨を掴むことに成功するが落下中に掴んだことにより肩を脱臼してしまう。


「くあーーーっ!いってーーーーー!!!」


痛みに耐えながら下を確認する。地面までまだ10mくらいはある。脱臼してなかったら受け身取って着地出来るが………ええい!一か八かだ!!!掴んでいた手を放し着地体勢にはいる。地面に着地して落下ダメージを弱める為に転がる。何とか着地は出来たが左肩が脱臼で痛む。だが!そんなことよりも今は…鳳凰院がどこにいるか周りを確認すると少し離れた所に鳳凰院が立っていた。


「へぇ〜上手く受け身を取ったね〜。けど落下する時に左肩を痛めたようだねぇ〜アハハハハ!…さっきはよくもボクを叩き落としてくれたね〜!そのお返しをしないと気がすまないんだよ!!」


鳳凰院が不気味な表情で戦闘態勢を取る。 くっ!手応えがないと思ったらまさかほぼ無傷かよ…左肩脱臼してる状態は不利だな。どうする…美冬はまだ屋上から降りて来てないから1人でこのバケモノを相手にしなければいけないのか。思案していると…


「上を確認してもまだ《ハーフ》はまだ降りてきてないよ。さぁ〜ボクを楽しませてよ!!!」


鳳凰院が詠唱して火の槍を無数に降らせる!辛うじて全て避けるが避けるたびに左肩に激痛が走る!

このまま避けていても拉致があかない。けどあの障壁を壊さないと決定打にはならない…一応打開策はあるにはあるが両腕が使えないと打つ事が出来ない。

美冬早く降りてきてくれ!!


「アッハハハハハハハ!上手く避けてるけど避けてるだけじゃボクは倒せないよ〜!」

「っなことは言われなくても分かってる!」


避けながら少しずつ近付いていくが近づいた分だけ鳳凰院も下がる為全然距離が詰められない。

せめて瞬間的に距離を詰められる歩行術か遠距離技が使えれば!!!時間が経つたび左肩の激痛で動きが鈍くなり痛みに耐えられなくなり足が止まった瞬間に槍が足に被弾する。


「くっ!」


被弾し倒れるが立ち上がって追撃の槍を避ける為に体勢を整えるが、思っていた以上に槍のダメージと左肩の痛みで大きくふらついてしまう。まずい!そう思った時には身体に複数の槍が被弾する。


「かはっ!あぁーーーーーー!!!!!」


身体のあちこちに槍が突き刺さりあまりの痛みに叫んでします。


「アハッ!その叫び声が聞きたかった♪もっとボクに悲鳴を聞かせてよ!!」


もはや鳳凰院 揚羽という人間はそこにはいなかった…目の前にいるのは紛れもなく悪魔だった!

空中には無数の火の槍が詠唱され満身創痍のオレに避けるすべもなく死を覚悟する。覚悟した時、


「凍れ!」


と声が聞こえたと同時に火の槍は全て凍り砕ける。そして頭上から誰かが降り立つ!


「待たせてごめん!彪牙!!!」


純白の片翼が生え頭の上に金色の輪が付いた天使の姿をした美冬だった。






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