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40 話





「初見で20本以上もの槍を素手で弾くなんて…もはや曲芸だね〜!これはまだまだ楽しめそう♪」


目をキラキラさせて新たな魔法を詠唱し始める。直感で撃たせてはいけないと感じ、神脚を使って距離を詰め鳳凰院に掌底波を打ち込む。腕でガードするが苦悶の表情を浮かべ詠唱を止め、上昇しようとした為もう一度神脚で距離を詰め両足を掴んで地面に叩きつける!


「かっは!!!?」

「そんな簡単に飛べると思うなよ!」

「フッ!…燃えろ。」

「!!?」


背中から地面に叩きつけたのだから普通なら一時的に呼吸困難になるはずだが、どうやら今の姿になって耐久力が上がったのか一瞬怯んだだけで直ぐに炎弾を撃ってきた。間一髪で避けてバックステップをして10Mくらい後退した。


「今のもかわすのか〜…だったら…フッ!」

「あっつ!!!?」


片目を瞑って開いた瞬間、オレの全身が火にのまれる。


「(すぐ鎮火します!)」

「また無詠唱!!?」

「助かった!ありがとうイヴ!(いえいえ、契約者のヒョウガを護るのはイヴの役目ですから!)今度はこっちから行くぞ!」


オレの中にいるイヴに水流弾を撃つと言ってから掌底波を打つ。真っ直ぐ鳳凰院に向かっていくが当たる前に炎弾で相殺され、漆黒の槍を詠唱し撃ってきたのだった。






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