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39 話



神空波をまともにくらったはずなのに鳳凰院は血反吐を吐きながら立ち上がる。


「アッハハハハハハハ!…拳が当たってないのに吹っ飛ばすなんて…まるでアニメやゲームみたいな事をするね!…それに魔法が使えなかったはずなのに!無詠唱で使えるようになってるし…楽しい…楽しいよ!榊と戦うのわっ!ボクの予想の斜め上をいく!!もっと…もっと!ボクを楽しませてよっ!!!」

「!!!?(気を付けて下さい。魔力が一気に減りました。まさか!?ヒョウガ!気を引き締めて下さい!)」


イヴが警告してくる。すると漆黒の翼と尻尾だけ生やしていた鳳凰院が黒い霧に覆われてその霧が晴れた時、姿が変わっていた。まずは耳の上辺りから捻れた角が生え、目も獣を思わせるような瞳孔が細くなっている。そして制服を着ていたはずなのに服が消えその代わりに獣のような体毛が顔から下の所々に生えている。まるで○ラゴンボールのスーパーサイ○人4みたいだ。それに何だこの圧倒的な威圧感は…まるで別人だ!!!


「鳳凰院その姿は…」

「これがボクの本当の姿さ♪いつもは人の姿を取ってチカラを抑えているけど…強くなった榊なら本気で戦った方が面白いと思って…久々に本気出すんだから、直ぐには死なないでね!アハッ!」

「!!!?」


いきなり炎弾を撃ってきた。間一髪で避ける事が出来たが!これまでとは明らかに違う…炎弾の大きさと速度が2倍くらいになりどうやら火力も上がってそうだ。


「へぇ〜これを避けるとはさすが榊〜♪ならこれはどう?…地獄の業火よ全てを焼き尽くせ、黒炎弾!!」

「(契約者を護れ!守護水陣)」


大きな黒い炎弾が直撃する寸前にイヴが水魔法を発動する。水が半径1メートルのドーム状の結界になる。そのおかげで無傷で済んだ。それを見て苦虫を噛み潰したような顔になる鳳凰院。そして立て続けに黒い炎を詠唱し撃ち込んでくるがイヴが張った守護水陣がオレを守る。


この守護水陣、強固過ぎる!本来の姿になってチカラが戻った鳳凰院の魔法をくらってもヒビさえ入らず全て防ぐ。


「また無詠唱魔法!…それにボクの黒炎弾を防ぐほど強固。なら次は…貫け、漆黒の槍よ!」

「!!!?」


黒い身の丈以上の長さの槍を複数もオレの周りに展開する。そして鳳凰院が片手を握った瞬間展開していた槍が全て守護水陣に刺さる。

「(マズイ!ヒョウガ、守護水陣が破られたら避けるか弾くかして。)分かった。」


イヴが言ってから数秒後破られた。身体に迫ってくる槍を手刀と蹴りで全て弾いた!




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