表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/46

35 話



目覚めた鳳凰院と佐伯にあの時何故オレを襲ったのかを聞くと何も喋らなかった。それどころかこちらがイライラし始めた時に鳳凰院が可笑しな事を言う。


「榊〜、早くボクを解放してくれないかな〜?尋問されても君達が知りたい事を話すつもりないよw」

「この状況でそんな事を言って、はいそうですかと解放すると思っているのか?」

「へぇ〜解放してくれないんだね…佐伯。」

「お嬢様まもなく来られると思います。」

「来る?一体何を言っているんだ?」


佐伯が来ると言った瞬間、道場の天井が何者かが突き破って降りてきた。


「やれやれ…まさかお嬢様が捕まるとは思っていませんでしたよ。主人にバレたら大変ですぞ。」

「だからバレる前にベルゼを呼んだんだよ。早くボク達を連れて帰ってくれないかな?」

「承知しました。」


何だこいつ…見るからにヤバい!理事長と同じいやそれ以上の威圧感だ。けど、ここで2人を連れて行かれるわけにはいかない。


「待てよ!その2人を連れて逃げれると思っているのか?」

「ほう?我が主人が言っていた女神の息子か〜…さほど強くは見えませんな。お嬢様帰るとしましょうぞ。」

「そう簡単に帰すかよ!」

「待て!彪牙くん!」


オレはサラ姐の制止しも聞かず突然現れた奴に掌底波を打ち込むが…片手で受け止められてしまう。


「何!?オレの掌底波を片手で受け止めるだと!」

「ホッホッホ!我輩にそんな攻撃が効くと思ったのか〜?フン!」

「かはっ!!?」


片手で地面に叩きつけられる。コイツ見た目以上にとてつもない力だ。立ち上がろうとする前に首を掴まれ思いっきり投げられる!


「フン!」

「くっ!?」


転がりながら受け身を取り体勢を立て直す。するといつの間にか2人の拘束が解かれていた。一体いつ拘束を解いたんだ!


「ありがとうベルゼ助かったよ。」

「ホッホッホお安い御用ですぞ。」

「お嬢様帰りましょうか。」

「待て!逃すか!(待って!ヒョウガ!これ以上は何もしない方が身の為です。あの老人とてつもなく強いです。今のヒョウガが勝てる相手ではないです。)」


イヴが必死にオレを止める。けどここで逃すわけにもいかない。そう思っているとサラ姐が前に出る。


「まさかあの悪童名高い冥界の伯爵が麗菜と組むなんて思わなかったよ。」

「ホッホッホ。組むそれは違うぞサラシエル…ただ利害が一致してるに過ぎ。我輩は誰とも組む事はせんぞ。」

「利害?」

「サラシエル。貴様に話す事などない…どうしても知りたいのなら我輩達を追ってくるがよいぞ。」


そう言い残し羽を広げ鳳凰院と佐伯を連れて飛んで逃げた。それを見たサラ姐が3人を追う為に一言言い残して飛翔した。


「彪牙くん!私は3人を追うから美冬をお願い。気付いてないだろうけどさっきの戦闘で魔力枯渇で動けないから。」

「分かった。」






お読み頂き、ありがとうございます。

この作品を『おもしろかった!』、『続きが気になる!』と思ってくださった方はブックマーク登録や↓の『☆☆☆☆☆』を『★★★★★』に評価して下さると執筆の励みになります。


よろしくお願いします!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ