33 話
話し合いが終わりオレと美冬それにイヴはサラ姐の【転移】でオレの家に飛ばされる。
「(ここが人間界でヒョウガの家!大きいですね。)」
「まぁ〜この辺では道場もあるから1番大きいかな。」
初めての人間界に嬉しそうなイヴ。改めて見ると確かに大きいよな〜。そのわりには住んでるの住人は少ないが。それとイヴには目が見えるようにオレの中に入ってもらっている。話し合いで議題に上がったのが、オレとイヴの今後の事・目を取り返す為にオレと美冬の戦闘能力の強化・悪魔側からの襲撃の警戒の3つだった。
今後の事の内容は目を取り返すまではイヴにオレの中に入っててもらう事だった。でないと色々と支障が出るからである。イヴに良いのかと聞くとオレの見ている景色はイヴも見れるから新鮮で楽しいから良いよっと許可をもらえた。それとオレの中に入っている間はオレ以外とは意思疎通が出来ない。まぁ〜イヴが伝えてと言えば他の人に言うから問題ないが。玄関のドアを開けてただいまと言うと死んだはずの鳳凰院が返事をしオレ達を出迎えた。
「おかえり〜!2人が帰ってくるのを待ってたよ♪」
「!!!?」
「美冬の奥の手で死んだはずじゃ…」
「へぇ〜やっぱりボクが死んだと思っていたんだね。」
「貫け。氷の槍!」
「待て!美冬。じじいも家にいる…」
「…くっ!」
美冬がすぐに氷の槍を消す。だが何故死んだはずの鳳凰院が生きているんだ…難しそうな顔しているとまずは上がったらと促されたので上がる事にした。居間に行くとテレビを見ながらせんべいを食べてくつろいでいるじじいが入ってきたオレ達に気付いた。
「2人ともおかえり。まさかお前さんが美冬ちゃんと昼過ぎに帰ってくるなんてびっくりじゃわい。一体ナニをしておったんじゃ?」
「サラ姐の家で美冬と一緒に勉強を教えてもらっていたんだ。4月下旬にテストがあるから。」
「ほう〜…じゃがな、そういう事なら昨日のうちに電話しておくもんじゃないのか?」
「ごめん。次からは気を付けるよ。」
「分かればよい。」
そう言ってからテレビに向きなおる。いつの間にか鳳凰院と美冬がいない事に気付いた…どこに行ったんだ?突然デカい音が聞こえた!
「なんじゃ!!?…道場の方から聞こえたぞ!」
立ち上がって見に行こうとするじじいを制ししオレが見に行くから居間にいてくれと言い直ぐに道場に走った。
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